• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

kana2312のブログ一覧

2022年08月18日 イイね!

リーフの行動半径を考える

リーフの行動半径を考えるSAKURAが発表されてから何かと賑やかなEVの界隈。

いつも話題になる航続距離と遠出の問題。「急速毎回30分なんて面倒」や「充電時間は休憩と考えれば苦にならない」「上手に充電すれば600kmくらい平気」など色んな意見で荒れ気味です。
500kmや1000kmをチャレンジしてみる人もおられますし,それは一定の情報にはなります。が,充電すれば1,000kmでも2,000kmでもいけます。それは当たり前です。

新しもの好きや研究好きな人など,少し玄人向けだったEVもSAKURAの発表で一気に身近なものになったと感じます。一つのクルマとして考えたとき,特に意識することなく当たり前に使えるのはどこまでか?という視点は必要かと思います。「自分たちの都合より車の都合(充電)が優先」になってしまうようでは,一般の方にはEVは面倒な乗り物と思われしまいます。

私のリーフ(ZE1 40kWh)で私が考えるリーフの行動半径は概ね150km(往復300km)程度。途中で急速充電(QC)を1回(ほどほどの時間)してヒヤヒヤせずに帰ってこられる範囲と考えています。

宿泊先で普通充電できればもっといける・・・というのもわからないではないですが,充電設備の有無を優先して宿を選ばなければならないとなると,やはりクルマの都合が優先になってしまうので,宿泊パターンはとりあえず置いておきます。

ではなぜ急速1回なのか。
1つは一般的な心理として,待ち時間が1日の中に1回くらいあっても許容できると考えるからです。
運転手はともかく同乗者がいた場合,トイレ休憩などのタイミングと別に充電のために時間を割くケースが1日に2回も3回もあってはうんざりしてしまいます。「ガソリン車ならどんどん進めるのに・・・」と思われるのが関の山です。
2021年の1月に前車(AZE0)で岡山を往復(280km)を走りましたが,QCは3回。充電時間はトータルで50分でしたがやっぱりロスだなぁと私でも感じました。同乗者がいたら間違いなくガソリン車で出かけます。

2つ目は,そもそも1日に何回もQCするのがクルマのためにはなりません。
ZE1は電池冷却機構を持たないので,QCで温度が上がりやすいです。ただ,冷却機構をもっていたとしてもそれは電池の温度上昇が抑えられるだけであってQCがバッテリーにダメージを与えることには変わりありません。度合いが違うだけです。なので,何回もQCしなくてはいけないのがわかっている旅先へわざわざEVで行こうとは思いません。

300kmの根拠はというと
今の私のリーフが満充電で約280km~300km。300km走るにはQCが必要です。200km前後走ると残量は30%くらいになります。片道150kmのお出かけなら帰り道のちょうど途中くらい,QCするにはちょうど頃合い。
ZE1で30%の残量があれば少々うろうろしながらQCを探すこともできますし,ふさがってても次に行くこともできます。深く気にせず普通に乗る人たちを考えると,充電警告が出るまで走るなんてことはしないでしょうし,亀マーク前提なんてもってのほか。「QCの出力があそこは〇〇kWでここは△△kW」なんてみんながみんな考えません。
不測の事態なども考えると,3割くらいで充電することを考えておかないといけません。しかもQCしたからといっても満タンになるわけではないことも重要なポイントです。
30%から退屈しない程度に20分ほど充電するとして,+60~80km分くらいが充電できるのでそれで最後まで帰り着いて20~25%程度残る。
これくらいが現実的かと。

帰り着いて残量ギリギリというのもちょっと無理があります。経験上,EVの充電警告はガソリン車の給油警告よりかなり心理的ストレスが大きいです。「乗り方と工夫で何とかなる」というのは間違ってないですが,あくまでもこれは分析好きな方の言い分で,クルマをただの道具として使う方からすれば「マニアの強がり」です。

リーフをよく知らない身内や知人に「ちょっとリーフ貸してあげるから行っておいで」と軽く言えるくらいの範囲が一般ユーザーが普通に使える行動範囲なのではないかなと思います。

ちなみに私が遠出するとすれば,姫路(150km)くらいまでならリーフ,神戸・大阪(220km)だったらブルか他のガソリン車を選ぶかなという感じです。
Posted at 2022/08/18 22:39:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「ディアスエアコン修理。定番の高圧ホースからのガス漏れ。夏前に気づいてよかったです。」
何シテル?   06/05 22:12
コンセプトは「フツーに見えて速いクルマ」です。 メインは大衆車,サブは商用車で一見普通ですがグレードがレアだったりします。 改造・チューニングよりメンテ主体...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2022/8 >>

 123456
789101112 13
14151617 18 1920
212223 24252627
28 293031   

ブログカテゴリー

愛車一覧

日産 リーフ 日産 リーフ
ZE0に2年間乗り,EVの良さを体感し十分に元も取れたので,安全性と使い勝手の向上を目的 ...
日産 ブルーバード 日産 ブルーバード
かつてはそこら中で見かけたU12ブルーバード。今では現存数そのものが少なくなってきてなか ...
スバル ディアスワゴン スバル ディアスワゴン
TV2ディアススーパーチャージャーが20万キロ直前になり、フレームのサビが見過ごしならな ...
日産 リーフ 日産 リーフ
2019年2月,異動により片道70km通勤のお供となることになりました。 元ディーラーの ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation