所変われば品変わる　その1　(シルフィ編)

メキシコ出張で使っているセントラ。
今日初めてトランクリッドを開けると見慣れない物が。



これ、トランクリッドを中から開ける物。
確か、誘拐等でトランクに押し込められた時に
脱出する為の機能だとか。
日本では余り一般的では無いですが、
物騒な国では必須かも知れませんね。
まぁ、誘拐犯も対策するでしょうが。

車は販売される場所によって仕様が異なります。
マイクラも欧州仕様なので
一般的な国産車とは異なる部分が多いです。
メキシコ仕様はアメリカ仕様にほぼ同じ。
ちょっといくつか見てみようと思います。

まずは運転席。
当然左ハンドルで左ウィンカー。
ステアリングには、左にオーディオと携帯電話、
右にクルーズコントロールの操作釦が並んでます。
隣街まで数十～数百km走る事がざらなので、
クルーズコントロールは非常に便利です。


スピードメーターはキロ表示にマイル表示が併記されたもの。
燃費の表記はkm/Lで日本と同じ。
メキシコではマイルやガロンは使いません。
ここはアメリカと異なるところです。
というか、アメリカが特殊な訳で。


次にオーディオと空調。
ナビはマキシマ(日本のティアナ)やエクストレイル等の
一部の車には装備されつつありますが、
セントラクラスでは装備されません。
タクシーにナビが付いていることもありませんが、
必要ならばスマートフォンの地図を使うのが、
最近のスタイルの様です。
エアコンもオートではありません。
まぁ、エアコンが付くようになったのも、
ここ10年位の話だそうです。
オーディオはステアリングスイッチで、
空調はブラインドタッチ出来るのは良いところ。
最近の日本車はタッチパネル式が増えていて、
画面を見ないと操作できないのは勘弁して欲しいです。


サイドミラーは電動調整のみで格納機能は無し。
駐車場も道路も広いので、格納する機会は無いですね。
このセントラは手動で格納出来ますが、
前回出張時に使用した先代セントラは完全固定式でした。
左端にはメーター照度の変更釦が。
何故か一番暗くすると全く見えなくなります。


ミラーはアメ車と同じく平面鏡。
距離感が掴みにくくて、慣れないとこれが見にくい。
実際には見た目より近いですよ　とコメントが書かれています。


実際見辛いと感じている人も多いようで、
後付けの凸面鏡を着けた車も多いです。
(これはネットからの拾い物です)


余談ですが、前走車のミラーを見ると
運転者の強面が大きく写っていて怖いです。


リモコンキーは日本のインテリジェントキーと
見た目は同じですが、操作に違いが。
開釦を押すとまず運転席のロックのみが解除され、
もう一度押すと他のロックも解除されます。
これは、乗車時に他のドアから暴漢等が
入ってくる事に対する対策だとか。


ドアロックは車速関知で自動的ロック。
80年代以降、日本でもそこそこ普及した機能ですが、
最近では殆どお目にかかりませんね。
こちらでは交差点等で襲われる事も有るので、
ドアロックは必須です。
エンジン停止で自動解除されますが、
必要が有れば運転席と助手席にある釦で開けます。


国毎に事情が異なるので、元が同じでも細部は異なる。
調べればもっと差異が有るんでしょうね。