先日、
2020年度の年間大賞が発表されたエコから杯。
・前年度実力に対する改善率リーグ創設
・年間大賞レースのポイント制
と、参加要項の大幅改定が行われた中、通信猫さんが最優秀エコから大賞を受賞されました。
こちらでは、裏トークとして各車両の記録等を勝手に弄ってみようと思います。
上位3強と裏帳簿3強の方々です
【参加車内訳】
参加車両は総勢43台。
新規参加は9台で退会は5台、全12回の皆勤賞は11台でした。
車両乗り換えがあったnoriアルさんは合計で12回ですから、実質的な皆勤賞ですね。
メーカ分類では、相変わらずスズキの比率が高いです。
対して、国内販売台数トップのトヨタはスバルより少なく、ダイハツや三菱に至ってはゼロ。
販売台数比率とは様子が大夫違いますが、参戦者の好みに因るんでしょうね。
※OEM車は販売会社で分類しています。
各車の燃費分布です。
左は縦軸が実燃費の年間平均値で、右は縦軸がカタログ達成率になります。
上位3強と不肖初代永世名人の私は、いずれもカタログ値15km/L前後に、対して裏帳簿3強は25Km/L前後に固まっています。
裏帳簿3強には、軽ハイトワゴン or スーパーハイトワゴンという共通性があります。
カタログ燃費は無風且つ平坦路での走行で計測されますが、現実世界は強風下で空気抵抗が、登坂路で車重が走行抵抗の上載せとなって燃費低下を招きます。
軽自動車は排気量660ccという足かせで出力は限られ、そこに空気抵抗が大きくて重いボディを乗せたハイトワゴン or スーパハイトワゴンとなれば、実燃費が大きく落ちるのは無理も無いのかと。
2016年のこの記事を見ても、カタログ燃費を良くする為に計測時の抵抗値を下げたいというメーカの思いが良く判ります。
【達成率リーグ】
従来からの達成率リーグは、参戦初年で年間7勝 2位3回 残り2回は不参加という成績で、二代目永世名人となられたksr596さんの独壇場。。
2位の通信猫さんが3勝で3位のsinano470さんが2勝。
この3台が勝利を独占です。
4位のsorioRRさんと6位のプリプレさんは、共に虫けら部門でのポイントを着実に取られた結果。
5位には初代永世名人が名を汚して隠れてます・・・・・
達成率については車や使用環境といった素性である程度決まってしまいますから、2021年も似た様な傾向が続くと思われます。
【改善率リーグ】
新たに創設された改善率リーグは、通信猫さんが年間3勝でぶっちぎりのトップ。
2位くまとっどさん、3位pri-graceさん、5位Hiroboさんは共に2勝。
4位sinano470さん、6位パワードついんさんが1勝です。
創設の意図どおり、新たな顔ぶれが多い結果となりました。
尚、全体の改善率分布はこちら。
90%未満と大幅に落とした車が3台ありますが、これを除いても98.2%。
なかなか『カイゼン』って進まないという事ですね。
かく言う私も98.4%ですから、人並みに落としている訳で・・・・
改善率は前年実力との比較ですから、毎年上位に顔を出すというのは非常に難しい事になります。
逆に言えば、大幅に落とした翌年は上位を狙うチャンスでもある。
2021年はどんな顔ぶれとなるのか、楽しみですね。
【総合ポイント】
総合では、当然ながら各リーグの上位者が並ぶ結果になります。
個人的には顔ぶれの変動が大きい達成率のウェイトをもう少し増した方が面白い様に思いますが、いかがですかね?
ここから先は、勝手にカテゴライズしたうえで各参加車両のデータを並べてみたものです。
あくまで個人的お遊びです。
【ソリオの戦い】
エコから杯の祖は、15ソリオ乗りに因る燃費レースのエコソリD2杯。
昨年も4台の参加が有り、後継の36/46ソリオと併せて一大勢力となっています。
使用条件等が異なるので一概に比較は出来ませんが、DJEエンジン化やモデルチェンジに因ってカタログ値と実燃費が改善された事がなんとなく見えてきますね。
昨年末には27/37型も発売されましたので、今後は三世代に因る対決が見られるかもしれません。
【フルHEV部門】
過去に無給油1,000マイル超えを達成されているたけちゃんさん、ひらがなさん、なんちゃんパパさんのお三人がいるフルHEV部門。
昨年度の最高燃費値は、たけちゃんさんの44.34km/Lでした。
絶対神と呼ばれていたランエコさんもカタログ値に肉薄する記録を出していますが、相手が悪すぎますかね?
【軽 商用車部門】
マツダという名のスズキ vs ホンダ vs スバルの三つ巴の戦いです。
karonさんとくまとっどさんの安定性に対し、ノンタマさんは実験が過ぎて乱高下。
ここは是非ハイゼットが参加されるのを待ちたいですね。
【軽 乗用車部門】
この部門に該当する車は街中でも見かける機会がだいぶ減っていて、参加車両も別格のスバル360を筆頭に低年式車が多い部門となっています。
大賞を取られた通信猫さんは、昨年実力を全月で上まわるだけでなく安定性も抜群。
パワードついんさんも、初回を除いて高い安定性です。
昨年後半にやや下降傾向のネキョさんが持ち直してくるのか、くまとっどさんがスバル360でどんな記録を出すのか、今年も目が離せないです。
【軽 ハイトワゴン部門】
初代ワゴンR登場以降、軽自動車のメインストリームとなったこの部門。
軽 商用車部門と同じくスズキ vs ホンダ vs スバルの戦いです。
後半に少し失速気味のくまとっどさんに対し、雪の影響が大きいHiroboさんが何処まで迫れるか。
しばらくご無沙汰のshinyaRさんと山ありさんの再戦も、お待ちしてますよ。
【軽 スーパハイトワゴン部門】
ここは、ホンダ vs スズキ vs 日産の戦いで、裏帳簿の2台が巣くう世界。
たぬきアウトレットさんは、参加車両随一の安定度という、もう一つの隠れた称号を得ています。
対してブロ徘おじさんは、夏場に負け犬スイッチ影響が出たと思しき推移で、ノンタマさんは寒さの影響で下がり傾向でしょうか。
カタログ達成率で非常に厳しいと思われるこの部門で、カタログ値に肉薄する値をたたき出しているプリプレさんは、大健闘といえるかもしれません。
【スバルの法則】
比較的安定しているタカハシーノさんに対し、山ありさんは2極分離な記録。
燃費の厳しいEJエンジンで非常に健闘されています。
長距離移動で高記録を出すsinano470さんにとっては、今年もコロナ渦の状況次第というところでしょうか。
【ミニバン部門】
何故か、ブロ徘おじさん、noriアルさん、パワードついんさんのお三人が昨年末に相次いで車両乗り換えをされました。
何れも乗り換え前では安定した値を出しておられましたが、乗り換え後はどうなるやら。
浦和紅宝石さんは夏場は負け犬スイッチにやられた様子ですが、冬場に巻き返しをされて11月は改善率でトップでした。
【小型ハッチバック・クーペ・バイク部門】
最後にやや無理やりまとめたのが、20世紀には普通だった車型の末裔達。
(残念ながらセダンは無し)
密かにMT率が50%だったりします。
二代目永世名人となられたksr596さんの驚異的な達成率には、毎回驚くばかり。
やっぱり名人ってのは、このぐらい強くないとね。(お前が言うなってか)
安定度の高いプリプレさんに、こちらも乱高下してるノンタマさん。
pri-graceさんは、ディーゼルパワーをどこまで伸ばせるかが楽しみです。
ランエコさんのCBRは暫くお休みの様子ですが、再戦をお待ちしてますよ。
2021年のエコから杯も、2020年と同じレギュレーションで開催されています。
このブログを読んで興味を持たれた方がおられましたら、事務局の
けだまおやじさん迄参加表明のご連絡を!
そして継続参戦の方々、共に頑張りましょう!