【考察】カタログ燃費値に対する実燃費達成率

この2ヶ月余りの間に3度の優勝を経験しました。
40余年の人生振りかえっても
優勝なんて経験は初めてですね。


けだまおやじ　さん主催　エコから杯
　2017.05　優勝
　2017.06　優勝

ノンタマ　さん主催　エコ燃費カップ
　第1回　総合燃費達成率ランキング　優勝

いずれも、『達成率＝満タン方に因る実燃費÷カタログ燃費』で争う形式です。
達成率で140%近い数字を叩き出せた事で優勝する事が出来ました。

多くの人は、『実燃費の達成率が100%越えする事自体が珍しく、140%なんて有りえない』と思われていると思います。私自身も過去の車ではそうでした。

でも、このマイクラC+Cは不思議と達成率が高いんですよね。
この車を手にしてから約3年間の達成率を調べて見ると、基本100%越えでした。
（一回だけ80%台がありますが、ジムカーナ練習で遊んだ時のものですので例外）


何故なのか？？？

エコ燃費カップの成績表には、参加車両のカタログ燃費と実燃費が載っています。
このdataを拝借して、自分なりの考察をしてみようと思います。


まずは、カタログ燃費について。
マイクラC+Cのカタログ燃費は、10.15モードで14.6km。
参加車両29台中で下から10番目ですが、全体的には低い側にいます。
昨今のエコカー車両は当たり前の様に20km/L越えですから、
10年前の非エコカーのマイクラC+Cがこの位置にいるのも妥当かと思います。
(小数点以下は四捨五入しています)


次にカタログ燃費と実燃費の関係です。
グラフにするとこんな感じになりました。
赤いラベルは、私の記録値です。


このグラフを見ると、分布に偏りが有っていくつかのグループに分けられそうです。
私はこんな感じで5つのグループに分けました。
縦軸を達成率にした方が見やすいので、それも載せておきます。



　　グループ1
　　　　スポーツカーや大排気量車等で、カタログ値10km/L付近
　　　　達成率は65～105%

　　グループ2
　　　　少し古い軽～普通車で、カタログ値15km/付近
　　　　達成率は100%以上

　　グループ3
　　　　昨今の軽～普通車で、カタログ値18～25km/L
　　　　達成率は100±20%で満遍なく分布

　　グループ4
　　　　プリウス
　　　　達成率は120%

　　グループ5
　　　　その他

グループ1の達成率が低いのは、まぁイメージ通りですね。
そんな中でも達成率100%超えの車両が有るというのは凄い事です。

グループ2はカタログ燃費値の競争が激化する前の車なので、昨今の車よりもカタログ値が低く、結果として高めの達成率を得やすいのでしょう。また、比較的MT車が多いのも特徴の一つです。
私のマイクラC+Cはグループ2に属しますので、取得以来ずっと達成率100%越えを維持しているのも、有る意味自然な事なのかもしれません。

グループ3は昨今のカタログ燃費値競争の中で生まれた車ですが、HEVやCVT等、メーカ毎に様々な方法でカタログ燃費を良くする努力をしています。そういったデバイス毎に実燃費にも効くものと効きにくいものが有って、それが達成率の差に出ているのかもしれません。

グループ4は現時点で最も高いカタログ燃費値を叩き出すデバイスであるトヨタのフルHEV車。そういったカタログ燃費特化車だと実燃費との乖離が大きく達成率は下がるイメージが有りますが、そこは燃費レースに参加される方の努力で払拭された結果なのでしょう。

どうでしょうか。
私もグラフを描くまでは、こんなに分布が分かれるとは思いませんでした。
あくまでも私個人の分析結果ですので、いや違うぞ　とか、　こんな分析も有るぞ　等言われる方もおられると思いますが、そういった方々からの御意見も是非うかがってみたいです。

最後に、

エコから杯　参加者の皆さん
エコ燃費カップ　参加者の皆さん

上位を狙うならグループ2車両がお勧めですよ！
(実燃費はグループ3や4に負けますがね・・・)



エコから杯　主催のけだまおやじさん
エコ燃費カップ　主催のノンタマさん

グループ2に重いハンディをかけるのは勘弁してくださいね。
（と先制のジャブを撃っておきます＾＾；；）