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メキシコで24年もの長きにわたって生産されていた『ツル』（日本名：7代目『サニー』、）の生産が、2017年5月をもって終了されるようです。


以下はレスポンスの記事から引用

現行のツルは、3世代目モデル。メキシコで1992年から生産されており、過去24年間の累計生産台数は、184万9289台に到達しているロングセラーモデル。

このツルが、1984年の初代誕生からおよそ32年を経て、歴史の幕を閉じることに。2017年3月、最終モデル1000台を発売し、同年5月に生産を終了することが決定した。
(引用ここまで)

私自身、B13型サニーを所有した事は有りませんが、基本設計がほぼ同じであるN14パルサーが最初の愛車だったのも有りますし、仕事で行ったメキシコでは、タクシーで何度も乗りましたので、何とも感慨深いです。

タクシーは比較的バリエーションが多彩なメキシコシティでも6割ぐらい。私が滞在した街含めて、ほぼ100%がツルというのも珍しく有りませんでした。
さすがに個人用は主力の座は外れていた様ですが、それでも全体の1割弱くらいはツルだったように思います。



お値段は143,600～161,000ペソ。
日本円だと80～90万円位ですね。
エンジンは1.6L
当たり前ですが、5MTのみです。


マーチが162,900ペソ～ですから、ツルの方が安いです。
ちなみに、マーチも1.6Lエンジンです。


私もタクシーで何度か乗りました。
積算計を覗き込んで見ると、20万、30万キロは当たり前。
自分の記録(?)では、70万キロ以上の個体に乗った事があります。

また、警告等が二つ三つ点灯しているのも当たり前のように有りました。
一度外気温が30℃位の時に、突然ヒータをonされた事が有りましたが、どうやらオーバヒート気味だったようです。

安くて、タフで、電子制御もたいした事無いから修理も容易。
沢山売られた車だから、修理部品の入手にも困らない。
そんな事がタクシーで使われ続けてる理由なんでしょうね。

あと半年足らずで新車の生産は終わるようですが、あと10年以上はメキシコの町中で活躍してくれることでしょう。
なんたって、まだビートルtype1が現役な国ですからね。