次の教習はシミュレータとなっています。
何をするのかよくわかりませんが、とりあえずロビーで待っているように言われたので時間を待ちます。
「二輪のシミュレータを受ける人ー」
と呼ぶ声が聞こえたので行ってみると、実車教習のときの教官が待っていました。ちなみに二輪の場合、四輪と違い固定の教官が付くわけではなく、一人の教官が複数の生徒を見ることになります。ただ、小型は少ないのでほぼマンツーマン状態でしたが。^^;
教官に付いていき、シミュレータルームという部屋に入りました。中には大きな液晶画面があり、その前にバイクの筐体がくっついたような機械がありました。なるほど、これでゲームのような感じで練習するのか。
教官がパソコンの電源を入れ、シミュレータの設定をしました。そして以下のような説明がありました。
・このシミュレータを使って実車では行うことができないようなバイクの挙動を体験する。
・所詮シミュレータなので実車とは感覚が違うが、なんとなく雰囲気をつかんでもらえればいい。
・たまに3D酔いする人がいるので気分が悪いときは言うように。
まずは直線だけのコースで急ブレーキをする体験をします。バイクにまたがってキーをひねり、セルボタンを押すとブォンとエンジンがかかりました。なかなかリアルです。そしてゆっくりとスタートしてスピードをあげていくと前から風が吹いてきました。凝ってますねー。でもやっぱり実車のようなスピード感がないです。
「100km/hくらいスピードを出してから、左ブレーキ(後輪)だけで止まってください。」と言われその通りにすると、止まらなねー、という感覚でゆっくりと止まりました。「次は右ブレーキ(前輪)でやってみましょう。」ということでやってみると、さっきよりは止まりますが、ガタガタと不安定な感じで止まりました。実車だったら絶対怖くてできないですね。教官は「あれっ?」というとパソコンの設定をいじり、「もう一度やってみてください。」と言い、再度右だけでブレーキすると、ガタガタ、ゴローンと見事に転倒しました。なるほどこれを体験させたかったのですね。
「後輪がロックしてもなんとか持ちこたえられますが、前輪がロックすると簡単に転倒します。では次は両方使って止まりましょう。」ということで両ブレーキを使うと安定して止まれました。
次は危険察知の体験です。
「100km/hくらい走ってください。途中で何か起こりますので回避してください。」と言われ、100km/hで走ってると前方でトラックが横断するのが見えました、あのスピードだったら通過して当たらないかなー、と思ってるとトラックが急ブレーキ!あわてて僕も急ブレーキしましたが時すでに遅し…。すごい速度で激突しました。他に、トラックの後ろを走っててトラックが急ブレーキするのでぶつからないように止まるというのもありましたが、これまた激突。危険を察知してからブレーキをかけるまでの時間・距離がかなりあることを教わりました。
次は遠心力の体験ということで、四角のコースをぐるぐるまわりながら徐々にスピードをあげていきます。まずは右回り(外側)からやってみると70km/hくらいで曲がり切れずガードレールに激突しました。次は左回り(内側)です。右回りで曲がる感覚をつかんだので、調子に乗って結構傾けて曲がってました。そして50km/hくらいに達したところでしょうか、カーブを曲がってると突然止まっている車が!!やばい、この速度でブレーキかけたら確実にコケると思い、車線をはみ出して外側から抜こうとすると、前方からトラック!!!おもいっきり正面衝突。ご臨終です…。ToT
この体験はシミュレータとはいえ、怖かったですね。僕は現在原付で通勤してますが、この教習以降、車間距離を取ってゆっくり走ることを心がけるようになりました。
他にもいろいろありましたが、忘れました。^^;
以上、シミュレータ教習でした。
続く…
Posted at 2008/08/28 10:44:18 | |
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