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先日のブログでシグナス用のリアショックが流用できる、ということを書きましたが、それからずっとショックを探していました。
シグナス用のリアショックはたくさんの種類があり、大きく分けて1万円代のもの、3~5万円のもの、8万~10万のものがあります。どうせ変えるならいいものを試してみたい気持ちはありますが、何しろお金に余裕がない。^^;
結局、悩みに悩んだ結果、写真のKN企画のストリート用のものにしました。理由は、
・値段がお手頃
・デザインがいい(黒と赤だから。バネが赤ければもっと良かったけど…)
・レース用は僕にはオーバースペックだろう
・付けてる人がいない(実は結構いたけど…)
・通勤に使うから硬すぎない方がいい
といったとこです。
で、先週ポチッた商品が届きました。早速土曜日に取り付けて乗ってきましたので報告します。
■取り付け編
今回、リアショックを自分で付けるか、ショップに頼むか悩みました。
しばらくバイクをいじってないし、PCXの外装をバラすのは難しいイメージがありましたし。
結局自分で付けることにしたのですが、自分でやって良かったと思います。
DIYにあたり、
わかたくさんの整備手帳と
アーツさんのブログを参考にさせて頂いたのですが、最近はこういう風に画像付きで詳しく説明されたサイトがたくさんあるので、サービスマニュアルよりもわかりやすく、実に簡単に作業ができました。PCXの構造も少しわかったし、工賃5000円程度が浮いたし、久しぶりの作業も楽しかったです。^^
作業方法については上記のサイトに詳しく載っているのでそちらを見て頂くとして、僕がやった流れと注意点をあげてみたいと思います。
1.リアキャリアを外す
【必要な工具メモ】
・マイクロプラスドライバー(これがなかった)
・マイクロマイナスドライバー(GIVIベースの蓋をあけるときにあったほうがいい)
・六角レンチ2種類
・10ミリスパナまたはレンチ
いきなりここでつまずきました。><
上記サイトにはこの工程がないのですが、僕のPCXにはほとんど使われていないリアキャリア+GIVIベースが付いています。
これはお店で付けてもらっていたのでどういう感じで付いていて、どういう工具が必要なのかわかっていなかったため、いきなり工具がない!と焦りました。(あわてて近くのナフコに買いに行きました。^^;)
2.リアスポイラー(クラブベースカバー)を外す
【必要な工具メモ】
・プラスドライバー
ここが難しいとのことだったので慎重に作業しましたが、わかりやすい説明のおかげで簡単にできました。
しかしこれ、やり方知らなかったら絶対外せないと思います。^^;
3.クラブレールを外す
【必要な工具メモ】
・12mmレンチ
4.シートを外す
【必要な工具メモ】
・10mmレンチ
シートって簡単に外せますね。これでシート交換もできます。^^
戻すときにシートセンサーの線をつなぐのを忘れてしまい、アイドリングストップが機能しない状態になってしまいました。すぐに気づいて戻したから良かったですけど。
5.センターコンソールを外す
【必要な工具メモ】
・プラスドライバー
ここはちょっとコツがいります。
給油口付近に引っかかる部分があるので、まずそこを上に抜いてから後ろにずらす感じです。
外すのは良かったのですが、これを戻すときに苦労しました。
ツメの位置をしっかり確認してあせらずにやりましょう。
6.ラゲージボックスを外す
【必要な工具メモ】
・プラスドライバー
・10mmレンチ
7.リアショックを交換する
【必要な工具メモ】
・14mm、12mmレンチ (12mmはストレートタイプのものがあるといい)
交換するリアショックがノーマルと同じ長さの場合は、片方ずつ交換すれば問題ありませんが、長さが異なる場合はいったん両方外してタイヤを下ろす必要があります。僕は外したクラブレールを下においてそーっと下ろしました。
リアショックの下の部分は向きがある(片側はネジ溝を切ってある)ので確認してからセットしましょう。
あと右側(マフラー側)は、マフラーによってはネジとマフラーの間隔が狭いので、ストレートタイプのレンチがあったほうがいいです。
8.逆の工程で元に戻す
外すより戻す方が大変でした。。。
外すときに、どういう感じで付いているか確認しておきましょう。
ということで、無事に交換が完了しました。
作業時間は二時間ちょいといったところです。慣れれば一時間くらいでいけそうです。
■インプレ編
まずは見た目。
いやー、カッコいいですねぇ。
黒をベースに赤メタリックのアクセントがついていていい感じです。^^
センタースタンドを降ろしてまたがると、あきらかにノーマルよりも沈み込みが少ないのがわかります。あ、ちなみにリアショックの硬さは一番柔らかくしました。
ショック長はノーマルの310mmに対して、KN企画のものは315mmです。足付きはそれほど変わった感じはありません。
ドキドキしながら走り出します。
普通に走ってると、ノーマルよりちょっとだけ硬いかな、という感じです。
ギャップを超えるとガツンと突き上げられますが、そこからの動きがノーマルと違いますね。ノーマルは揺れがなかなか収まらない感じですが、このショックだとスッと収まります。僕が望んでいたのはこれです。^^
もともとPCXはノーマルのショックでも結構硬めです。
でもバネの硬さに対してショックの性能が負けてる感じで、いまいちバランスが良くないと思います。このショックはそのバランスを良くした感じですね。
その後、良く行く峠へ。
コーナーの安定感は少し良くなってます。
ノーマルのときはコーナリング中に段差を超えるとセンスタがガリガリいってましたが、それがなくなりました。硬くなって車高がアップしたからですかね。
あと乗り終えてセンスタをあげるときにびっくりしました。リアが高くなっているのでセンスタあげるのが楽になってます。思わぬメリットです。^^
トータルとして、値段の割には満足感が高いショックだと思います。
ただノーマルと比べて劇的に変わるわけではないです。高いショックだとどうなんでしょうね。
シグナス用のショックですが、普通にPCX用として売っても問題ないレベルだと思います。
いろいろなカラーパターンがありますので、デザインが好きな方はいかがでしょうか。^^
最後にわかたくさん、アーツさん。わかりやすい作業手順、ありがとうございました。とても参考になりました。<(_ _)>