12/15をもって日産自動車から提供されていた充電サポートプログラムのZESP2が終了となりZESP3へと制度が変更になりました。
11月中頃からネットではリーフユーザーの中で話題になっていたあの件です。
リーフユーザーじゃない方から見ればなぜ話題になったか分からない方もいらっしゃったと思うのでツラツラ書いてみました。
長文ですので暇な方はご覧ください。
ZESP2からZEPS3になった大きな変更点は
・月2000円で充電し放題ではなくなった
・急速充電10分単位で1カウント
・プランが3つあり10回(4000円)、20回(6000円)、40回(1万円)と選べる
・普通充電は使い放題
・現在契約中のZESP2は契約開始から5年間有効
今回のZESP3開始にあたって表立っては
1.その安さのため自宅で充電できるにもかかわらず急速充電のみで運用してる人が多い
2.そのため集合住宅のユーザーに迷惑がかかっている
3.既存ユーザーの30%が充電カードの利用回数が月1回以下
という事ですが、従来リーフを売るために毎月2000円で充電し放題ですと販促活動をしていた日産自動車の経営が芳しくないため変更されたと見る向きが一般認識かと思います。
1.については理解できますが2.に関しては少し違和感があります。
・急速充電器が不足しているのは高速道路であって一般道では数が多い事もあってそれほど混雑していません。
そもそも1についてはディーラーでもアピールポイントとして売ってたので何をいまさらな感半端ないです。
まぁ私もその作戦にまんまと乗った一人なんですが、今後自宅に充電設備がない人には大分ハードルが上がった気がします。
3.についてはそういう事なら別にサービスを改定する必要ないじゃんという思いっきりブーメランみたいな事を言っています。
今回のZESP3の問題点の1つは1カウント10分ですが、出力に関係ないという点です。
全国にある高速充電器は日産のディーラーや高速道路にあるもの以外は30kWhの中速もしくは20kWhの低速のものが殆んどです。
もちろん10分で充電される電力も高速タイプの物より少ないのです。
ココを同じくくりの10分にすると当然高速型の充電器に群がる訳です。
今までは道の駅での低速充電器でも空いていれば都度充電してたのですが、それも効率が悪すぎます。
高速型の充電器に皆群がる事によって日産が想定してる混雑解消に向かわない事は目に見えてます。
テスラの場合はスーパーチャージャーを利用した際には出力が60kWhを境に料金が変わるようになっているので公平感があるのですが、ZESP3では出力に関係なく10分1カウントなので皆ブーブー言ってるわけです。
「1カウント10分なのは良いが、入ったkWh数で計算しろ」と
テスラで出来ることが日本の電気自動車のリーディングカンパニーである日産が出来ないというのはおかしな話でこのあたりも配慮してもらえると「さすが日産」という話になるのではないでしょうか?
それともう一つの問題点の2つ目は
制度が変わる事がわかっていながら既存ユーザーへの説明が一切なかった。
という点です。
いち早くネットを見ていて気が付いた人がディーラーに確認するとやっと教えてくれるレベルでしかもかん口令付きで、「今ならZESP2に入りなおせばさらに5年間延長できます」という事を一部ユーザーに行ったことです。
かん口令が付くという事は日産自らサービスの低下を意味する事であることを理解している事はわかっているはずです。
以前からサービスの変更がある事は皆さん理解していたのですが、せめて1ヵ月前の事前告知から再加入によって5年間延長出来ますという事を公表しない事については既存ユーザーと、さらに一番クレームが入れられるディーラーの営業マンへの配慮が無さすぎると皆さん怒ってるんです。
それがたとえ規約上で、事前通告なく行っても良いという事になっていたとしても、海の物とも山の物ともわからない400万円する車を日産自動車とこれからの日本の電気自動車を思い一緒に壮大なる社会実験に飛び込んでいった戦友たちに対して仁義を切るのが本当では無いのでしょうか?と言う所に皆さん憤りを感じているんでは無いでしょうか?
私はいいんです、ただ物珍しさとコストの安さに惹かれて買った人間なんで、まぁこういったことも想定済みではあったので。
ただ普通に新車で買った人には何らかの声掛けぐらいしても良かったのではないかと。
私は事前に情報はわかってたのですが、特に営業マンから連絡もなく、しかも今まで十分にZESP2の恩恵にあずかってきたので特にアクションは起こしませんでした。まぁ後3年間はZESP2で行けるので・・・
まぁ実際にはZESP3になっても多分日産がちょっと安い感じはするので新規のリーフユーザーはZESP3に加入するとは思うのですが、ZESP2からの移行組の私の場合は一番安いプランだと和歌山までの道の駅めぐりで充電時間100分なんで月1回のドライブしか出来なさそうです。
しかもそのころにはヘロヘロの電池で近所しか走れない大きなラジコンになってる可能性は否定できませんが。
大量のリーフが手放される可能性も否定できません。
日産にとってはそもそも電気自動車は自宅充電が基本で外出先で帰って来るのにチョット足りない分だけ充電してほしい、だからリーフe+を買ってほしいという思惑が見えてくるのですが、あの価格帯だとテスラのモデル3が見えてくるわけで、日産の思惑道理に進むか疑問が残ります。
こんなところで「やっちまえ日産」なのは困ったことです。
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電気自動車 | 日記
Posted at
2019/12/22 10:21:09