以前、妄想旅行したというブログのネタ元は、皆さんご存知のように「白熱~デッドヒート~」っていう映画だったんですが…
まだご存知じゃない方のために、ちょっと“あらすじ”をウィキペディアより転記しますと
~友人を殺した凶悪な金色のスカイライン・ハードトップGT、通称“ファントム”を追い、仕事も恋人も捨てて、主人公・卓は、ターボでチューンナップした銀色のセリカLBで復讐の旅に出る。そして、遂にファントムとの、金と銀の凄絶な決闘が開始される~
まぁ、ざっくりですが…これでも十分に伝わるほどに“単純明快”なストーリー。
原作は、昭和50年に執筆された田中光二さんの小説でして、映画は昭和52年5月に封切られてます。~これもウィキペディアより~
原作から2年で映像化されてるんだから…よく考えりゃ凄いことですよね!!!
当時、かなりチカラ入れて製作されたであろうことは、出演者…というよりも出演車(!)を見ればわかりますね(笑)
改めて映像を見れば…
の背景に映るクルマはもちろん主役の
ケンメリ。
生産期間は昭和47年~52年ですから、この映画撮影時はもちろん“現役バリバリ”の頃。歴代スカイラインで最も売れたモデルとは言え、値段は車格なりに…安いはずも無いでしょう!?
それにフロントとリヤ、そしてオーバーフェンダー装着と言う“定番スタイル”を施したうえで、金色にオールペンし、それをわざわざ映画の中で完全にスクラップにしちゃうんですからね…当時人気のセリカリフトバック(これももちろんフルエアロ+オールペン仕様)もろとも。。。
こんな風に…
しかもこのケンメリが破壊されるのは、この1回だけでなく…劇中にももう一度
初代サニークーペ(こちらは年式的に6年落ちの中古です)をぶっ潰すためだけに、あえて体当たりしてフロント部をクラッシュさせてますもん…なんてもったいない!?
さて、そろそろ話題を映画から、今回話題とする書籍に移しましょう…
まずは原作の小説である、この文庫本のお話から。
昭和54年に初版が刊行された角川文庫版の第3版(55年発行)、当時260円なり(笑)
これ買ったのは、昭和56年のこと。地元の街中に古くからある書店でした。
…と、ここまではっきりと覚えているのは、ある明確なきっかけがあったからなんです。
この頃はたぶん中学3年生だったかな。
前年の昭和55年11月に大阪モーターショーで出品された「トヨタEX-8」ってショーモデルが新聞に紹介されてて…
このスタイルに目覚めちゃったんですよ、自動車というものの魅力に。。。
そう、私がクルマ好きになったきっかけはここからでして…
それが「初代ソアラ」として発売されたのが翌2月からなんです!!
となると、もう少年は居ても立っても居られないわけで…高校生になったとたん自転車こいで書店に通い詰め、次々と自動車雑誌に手を出し始めて
そしてある時買ったのがコレ。
表紙に1981年4月号ってあるから、和暦で言うと昭和56年。
既にソアラはこの直前に発売されてるわけですから…たぶんこれが一番の目的だったように思いますが
でも、一緒にこれも見かけて
つい買っちゃったんじゃないかなぁ?!(ともに同じ4月刊ってあるし…)
高校生ともなると、少しはお小遣い増えてたしね。。。
で、この「月刊自家用車Deluxe スカイライン全集」の中に「スカイラインを扱った小説」ってのが紹介されてて…確かそこでこの小説「白熱~デッドヒート~」が触れてあったんですよ、ちらっと。
もうこれだけで「読みたい!」って気持ちが強くなって…で、必死に探したんですよね。
ちなみに、この頃からすでに「セリカ一途」なんですが…ほんのちょっとだけスカイラインにも憧れがあったのかもしれませんね!?こんな本買うくらいだから…(笑)
で、実際にこの小説を手にして…やはりこの表紙の絵に完全にやられましたっ。
これ、間違いなく「セリカ」ですもん!!
丸目4灯に加え、特徴あるバンパー形状、そしてスラントノーズ!?
さすがにまだ高校生ですから、「LBだったらスラントノーズじゃないだろう!」なんて突っ込みは出来ませんけど…この時は素直に「なんてかっこいいんだっ!」って思ったように記憶してます。
暫くは机に飾ってたもん。。。
で、読み始めるうちに…まだ純な高校生には刺激の強いシーンの描写もあって、ちょっとドキドキしたんだっけ(笑)
…おっと、本当なら別の本のお話を書くつもりだったのに。。。
ってことで、今回のブログはここまで!
Posted at 2020/08/01 18:07:32 | |
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