
一昨日のことになりますが…。
クリスマスイブの日に乗った通勤電車。
朝はいつもより人が乗ってなくて、ちょっぴりとひっそり寂しげではありましたが、そのうち次々と乗ってくるお客さんが多くなって…名古屋駅周辺はやっぱりいつもと同じ混雑に。でも皆、なんか浮き足立って見えました。
「いいなぁ、きっとどこかに遊びに行くんだろうなぁ。。。そういえば3連休の中日でもあるんだし…。」なんて、さっそくボヤいちゃいました。
そのままお仕事を終え、帰りの電車に乗ると…なんとも雰囲気が違うんですよね。
なんだかウキウキ感が充満してるみたい!?
まさにクリスマスイブ…と納得しながらも、ここで気がついたのが…カップルが多いなぁと(汗)
あぁ、やっぱし。。。
ちなみに、これが普段の土日だと、車両のほとんどが観光や買い物帰りの人達で埋め尽くされますが、実はそこには意外にもカップルは多くないんですよね。どちらかと言えば家族連れや同性のお友だち、クラブ活動の帰りと思われる中学年や土日も勉強してきたであろう(?)学校帰りの高校生、そして…大陸からの旅行者等々ばかりが目につきます。
でも今晩に限っては、さすがクリスマスイブ。
いつになく増殖してるたくさんのカップルのそのアツアツぶりには…もうおじさんは完全にアウェイ状態。いや、そもそも存在感はまるっきり消し去られてるかのようです(汗)
透明人間になったかのよう!?
そういえば、電車の駅に向かう途中にある“とある百貨店”をチラッと覗いたんですが、その一階のアクセサリー売り場には、多くの二人連れが皆さんこぞってショーウィンドウを眺める姿がやたら多かったですね。

その様はまるで80年代末のバブルのよう!?
(でも実際、私みたいな田舎者にはそれを目の当たりにすることも無いまま崩壊しちゃいましたからね…想像でしかありませんが)
これ見ると、「あれっ、景気ってかなり良くなってるのぉ???」なんて思えてきます。
そうなるともう「なぜ私のお財布の中はこの世間の状況と違っているのか…?」なんて疑問が頭の中をグルグル駆け巡り、それから逃げるように足早にその場を立ち去ってきました。。。
悲しい(泣)
で、話は戻って電車の中。
車内の様子を、見るとはなしにじっと見てて(笑)気が付いたこと。
それは…シートに座ってるのって意外に“カップルじゃない人たち”ばかりだってこと。
もちろんこの夜は、そんなさみしげな人は少ない(滝汗)ですから、混んでる割には不自然に座席が空いてるんです?!
「なぜ座らない?」なんて…この夜に限っては愚問ですね(笑)
だって熱いお二人は互いに手を握りあって、身体を寄せ合って立ってるんですから。
そんなカップルには、空いてるシートなんてかえって不便なだけ。だって座ってちゃ、身体が触れ合う部分は側面だけなんですから!?
この発見には、おじさんちょっとビックリですが…妙に納得(笑)
なんかいつになく“すけべぇなおっさん”に成り下がってますね、今回は。
なので、お仕事で疲れたおじさんは、空いたシートに迷わず座らせていただきましたが…ふと周りを見回すと、そんなシートにちょこんと座り一心不乱にスマホゲームに夢中になってる若いにーちゃんを発見。
まだ10代後半とおぼしきこの男性…たとえ目の前にラブラブな二人が立って、“あんなこと”してても全く意に介さず、黙々とスマホ画面を見続けてます。
時折聞こえるキャッキャ、キャッキャとはしゃぐハートマークいっぱいの浮わついた声も、ムフフ~な甘いささやきが聞こえてても…まるで気にしてない!?
この彼、イヤホンをしてるわけでもなかったですから聞こえてないわけないんでしょうけど。。。
いやぁ、えらいぞっ、若者っ!!!
脇目も振らず、一つのことに集中するこの姿勢は…まさに人生を達観した崇高な賢者のような貫録さえ漂わせてます(笑)
ほんと、彼は只者ではないぞっ!?
そういえば学生の頃、寝食を忘れてファミコンに没頭した友人が居ました。
学生寮のそいつ部屋からは、昼夜を問わず常にテレビのブラウン管が放つ薄明かりだけがドアの隙間から漏れ、聞こえてくるのはゲームミュージックの単調な効果音のみ。
時折それに混じって聞こえるのは、「くそっ」とか「やられたっ!」とかいう小さなつぶやき…。
いっこうに姿を見せないその部屋の主は、その生存の証をこの小さなつぶやく声だけで表していたんです。
で、ずいぶん経っての後、久しぶりに彼がその姿を下界に現した時には、もう神々しくて誰も近づけなかったといいます。(その後の話では、風呂に入ってなかった彼の身体からはかなりの悪臭を放っていたからだということがわかりましたが。)
聞けば睡眠はほぼ、うつらうつらとした“うたた寝”程度で済ませ(横になったら負けだとか?!)、食事はありがちなスナック菓子。トイレですら我慢したと言ってました。(食わなきゃ出ない!というのが彼の持論でして、同じく、身体を動かさないから汗をかかずに臭くない…とものたまっておりました。。。人間は強いです。)
それ以降、彼は「ゲームの仙人」とまで言われてました。(ゲームの廃人という陰口もありましたが。)
時代や状況は違えど、周囲の状況にも一切影響されずにゲームに没頭する姿は…そんな彼を思い起こさせました(笑)
でも、スマホゲームってそんなにも嵌るものなのかなぁ???
最近は駅のホームや階段だけでなく、街中や横断歩道でもずっと画面を見続けながら歩いてる若者をよく見かけます。
こういうやつに限って、歩くのが遅くて邪魔なんですけど、そんなのは本人は全き気が付いてないみたい。。。
まさかのポケモンGOなのか!?
ちなみに…あれって、まだ人気って続いてるんでしょうか???
しかし、この彼…もしかしたら普通の若者だったのかもしれませんね。
ただきっと、乗った電車が悪かった。。。
まさかのカップルだらけだなんて、乗るまで気が付かなかったんじゃないかなぁ?
だから…やむを得ず現実逃避をせざるを得ずに、ゲームに専念するしかなかったのかも!?
あはは…若者には刺激が強かったかなぁ?
ってことで、実はこんなこと言ってる私も…どうしてよいのかわからずに、ただオロオロしてたりして。
だからこうしてスマホに逃げることにしました(笑)
なんだぁ、やっぱり同じなんでしょうね、若者と。。。
以上、クリスマスは仕事で埋まってた悲しいおっさんのつぶやきでした。
ほんと、ただただボヤくしかないなぁ…今回は(爆)
失礼しましたぁ~っ。。。