さて、もう一つの落札品・・・セリカの時計。
ジャンクでしたので、電源をつなげても当然動かず(泣)
覚悟はしていたものの、やはりちょっと悲しいわけで・・・でも早速ばらします。
さて、中身はというと・・・

それほど破損や部品脱落と行った異常は見られない・・・ような気がします。
でまずはモーターを時計機構部から外してフリーにしてから、単品で電源をつなぐと・・・
あはは、やっぱり死んでた(汗)
仕方ないよね・・・製造後、ほぼ半世紀も経つんだから。。。
でも諦めない(笑)
ちなみに歯車の部分を回してみると・・・とりあえず回ります、当然ですけど。
なので早速分解。
といっても、ただプラのケースに、金属の板がはめ込んであるだけですからね。すぐ外せます!
しかしこの仕組み・・・何度見ても全く理解できませんっ(汗)
ケース内には一対の永久磁石と、先が2つに分かれた細いブラシが2つあるだけ。
かたや、これにハマるローター(?)はこんな形状。

なんじゃこりゃ??
これだけでなぜ回転するんでしょうねぇ???
昔、プラモでよく使ってた模型用のモーターなんて、鉄製のケースの内側に磁石があって、そのなかには3つに分かれたコイル状のものが収まってる…はずなのに?!
そりゃどこにあるんでしょうね???
と悩んでも結論が出るわけではなく…でもちょっとだけ磁石を近づけたら、この心棒(整流子ってのかな?)になんか手ごたえがあったりする??
う~ん、ますますわからない。。。
(ここらへんは、プロの方にご教授願いましょうかね。)
さて、さっそくいつも壊しちゃうブラシを摘出。
ケース内の写真ではきれいに残ってますもん、ほっと一安心しつつ…このブラシホルダーを取り出します。

(というのは…この状態でローターを押し込んじゃって、いつもブラシを変形させちゃうって、それで接点不良でモーターが動かなくなる…ということを何度も経験してますので。)
ケースをよく見ると

抜けないようにプラが溶着されてますので、それを削って、ロック部分(?)に注意しながら引き抜く。
おぉ、きれいだぁ!!
ちなみにこいつとローターの整流子は、ケース内でこのように組み合わされるはず。
なぜ、これで動くのかな??(まだ言ってる…。)
で、異常が無いことを確認し、再びケースにセット。
電源をつなぐと…やはり動かず。
まぁ、そうでしょうね(笑)
でも、面白いことに気が付いたんです…今頃になって。
というのは、ブラシを抜いた状態でケースにローターをセットし、指でギヤを回すと…そのセットの位置によって、ギヤが全く回らなかったり、スムーズに回転したりと…実ははこのローターのセット位置が重要なんではないかと、ちょっと思ったわけでして。。。
もちろんケースの裏面には、心棒がしっかり刺さってるのが確認できますが

それにしても回転が重い時と軽い時の差が大きすぎます?!
そりゃ回転が渋い状態じゃ、いくら電源をつなげても動かないでしょう?!
ということで、このスムーズに回転する場所を特定して、ケースをセットし直し、

そこにブラシボルダーを差し込んでみる。
(ちなみにこれ、今回初めて気が付いたので…過去の数回にわたる時計の分解修理時には当然知らず。やみくもにケースをセットして…当然動かなかったのは、これも原因じゃないかって思ったりします?!)
あわせて、気になってたマイナス側についてる抵抗も確認。
「なんか黒ずんでないかい?!」「もしや破損してる???」なんて思っちゃったんですから、さっそく抵抗値を測定してみることにしました。
テスターを当てると

これ、苦手なんですけど…300Ωかな?!
で、懐かしのこのカラー表示を解読(汗)

たぶん…ダイダイ、黒、茶と読めるから(?)
300Ωであってると思われますね、きっと。。。
ということはこれも異常なし。
なので、ちょっと掃除だけして組み直し、通電すると…
おぉ、動いたっ!!!
奇跡ですね、何もしてないのに(笑)
でも、でも…
やはりこれをメカ部分に合体させると、全く動かず。
針がピクリとも動かないんです。。。
でも電気は通ってるので、抵抗がめちゃ熱くなってきたぁ!?
(それが抵抗ってやつでしょうね、きっと??)
で、このあと…一瞬の不注意でちょっとだけ電源がショート、火花が飛びました(滝汗)
あわててブラシを引き抜いたら
ありゃりゃ、あらぬ方向に飛んでっちゃってますね?!
ということで、ここで私も力尽きました。
このブラシ、時間をかけて方向を修正して…再度挑戦しようと思います。。。
Posted at 2024/01/15 05:26:49 | |
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セリカ 電装品 | 日記