
この車、正直なところ、色の魅力が半分くらいあると思っています。
ミドリなのは分かるのですが、何とも不思議な緑色です。
BMWアルピナにはアルピナのみの特別色に「アルピナ・ブルー」とこの車の「アルピナ・グリーン」があります。
面白いのは、サルーンはブルー、ツーリングはグリーンの比率が増えるらしいです。サルーンのグリーンは少ないという事になります。
B10でいうと、アルピナ特別色を選ばずにオリエントブルーにゴールドラインという個体が当初数台居たようですが、これはどうやら宣伝の写真を見て選んでいるようです。
あと、レアケースではサンルーフを敢えて無くす、リアウィングを敢えて無くす、ですが、リアウィングレスって確かアルピナはおすすめしてないはずなんです。が、一度だけV8Sで見た事があって、あれはなんだったんだろう・・・。
さらに蛇足のレアケースだと、日本に来たB10の正式カタログにはないものの、二重ガラスがあるとか、ステアリングを少し太くするとか、全然見た事ないような個体があったようです。色にしても、例えばE24の6シリーズとかにあったアトラスグレーとかああいう色を塗る事も出来たとか?
で、ブルーとグリーンの話に戻ると・・・
名称は同じなのですが、ブルーもグリーンも時代によって色が違う気がします。グリーンに関しても、何だかうちのは結構薄く見える場合もあるくらいですが、今のGナンバー系のアルピナは何となく濃くて濃紺とか混ざったような、マジョーラ的要素が強い気がします。
ブルーの方が変化量が少ない気がしますが、なんかEナンバーの頃は薄い色に見えます。
で、僕が知らなかったのが正式名称。
アルピナと言えばシャシナンバーにバッテンがあるは有名なので、見てみようと思ってエンジンルーム見ると、確かにバッテン(この数字を検索するとBMW540iの登録が出てきます)あって、その上に生産台数が簡単にわかるアルピナ社の打刻があるのですが、、、その下にステッカーがあって、そこに書いてあったのは色の名前・・・
だ?どぅ?んける?グリーン?
とりあえず、アルピナグリーンでない事は読み取れました。調べてみると、どうやら暗い緑、という直訳になりそう。一方ブルーの方はダークサファイアブルーなんだそうです。
ダーク???
E39には確かオックスフォードグリーン?とか、フェーングリーンとかいう名前の純正色があった気がしますが、少なくともオックスフォードグリーンと比べたらアルピナグリーンは相当明るい気がします、苦笑。
ブルーにしてもダークサファイアってイメージじゃないんだけど・・・まぁそれが正式な名前のようです。
ちなみに、もしこの車、ボクが新車発注できるチャンスがあったなら・・・一生保持するなら多分このカラースキームでアルピナに敬意を払う気がします。でも、あの当時、裕福で、もし5シリーズを足に使うべく最高のものを・・・と思ったら多分ダークシルバー・・・フィヨルドグレーにシルバーのラインを入れてガンガン乗った気がします。
それにしても、B10、というかE39も登場から随分経ち、リアルな情報が減ってきました。よく解らないシリコンリムーバーみたいなのも、エンジンルームあけた時は「なんでウォッシャータンクが二個あるんだ」と随分悩みました。忘れているんですよね。
あと、後期型になるとコンフォートシートの革が何となく変わる気がするAndアルピナステッチがヘッドレストにあったり、ドアの内張から無くなったり、あとステアリングは前期が革張りで後期はプラスチックのまま、、、一体どういう差異が具体的に年式ごとにあったのか・・・
少量生産車なので当時からしてもよく解らなかったんだけど、時間が経ってさらに分からなくなりました。。。だけど、ちゃんと形式取っているんだから、アルピナというかニコルが偉いんでしょう。AMGなんかは結構持ち込み登録で型式不明って過去のモデルにはあった気がします。
最近のクルマを買う事では味わえない、ある種の探偵ごっこみたいなものも、これくらい古くなると意外に楽しめますよ。
Posted at 2024/05/19 23:24:29 | |
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