![タイヤの組み付け編 タイヤの組み付け編](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/020/166/682/20166682/p1m.jpg?ct=c22a255bc586)
最近、タイヤ交換が何気に多いのでどんな感じで組んでいるか~
まず、ホイール単体でバランサーにかけます。
ここでは、重量のバランスと共に、タイヤのビートが乗っかる部分のブレを測定。
同時に、リムの縦ぶれ横ぶれも測定。
(ここで初めて知ったのですが、ホイールの重量ってバルブ部分が一番重いと思ったら
そんな事無いみたいです。)
そして、次にタイヤとホイールの組み付けを行ないます。
通常、タイヤには重量の一番重いところに印がついていますので、ホイールの軽い部分に合わせて
組み付けます。
そして、組んでから、バランサーにかけてタイヤのトレッドのブレを測定。
ウエイトを取り付け。
最後に、車両に合わせて空気圧を調整、エアー漏れを確認して終了~。
どうです?以外に工程が多いです。
ちなみにリムのブレを確認する時は、レーザーが3方向から回っているタイヤ・ホイールを
一周して測定します。
更に、おりこうなのが、ウエイトを貼る位置もレーザーポイントで知らせます。
ここでのレーザーポインターは、平面で貼り易い部分を正確に指定します。
(大きいキャリパーなど、クリアランスが取れない時は、測定方法が変わります。)
ここまで、書くと機械が凄いって思いますよね!?
しかし、ここから凄いのが扱う職人さんです。
機械だけでは湿度などの補正まで含めて正確な測定にはならないそうです。
更に、どんなに緻密に測定しても、製品に誤差は必ずあります。100分の1mmまで測定できても・・・
どれぐらいが許容範囲なのか?どれぐらいの誤差から性能や人間の慣性に影響するのか。
そこを判断するのは扱う職人さんです。
どんなにキッチリ測定して組んでも、ホイールを車体に組み付ける時にも少しは誤差が出ます。
そんな所まで見越してタイヤを組む。
サーキットでも、年間、何千とタイヤを組んでいる人達だからこそ、わかる経験なんでしょうね~。
ちょっと奥の深さにびっくりでした。
Posted at 2010/10/26 15:50:01 | |
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