
マークX MC後期型のプレミアムにはクルーズコントロールが標準装備されていて、けっこう便利に使っています。この前、高速道路を走っていて、気がついたことがありました。
ある速度でクルーズコントロールをセットすると、かなり正確に定速走行になります。スピードメータの針は、ほとんど振れません。そこで「平均車速」をリセットすると、表示される平均車速はクルーズコントロールの設定速度と一致するはずです。
ところが実際には、スピードメータの読みが91 km/hの時、平均車速の表示は83 km/hで一致しませんでした(上の写真)。あれっと思っていろいろな速度で試してみましたが、スピードメータは常に平均車速より大きい値を示していました。
同じ車の2つの速度表示が異なるというのは気持ちが悪いので、トヨタのお客様相談センターにメールで問い合わせてみました。3日ほどして返事がきました。
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お問合せいただきました、マークXのスピードメーターの車速と、平均車速の表示につきましてご返答を申し上げます。
はじめに、上記のマークXのスピードメーターの車速と平均車速の表示に差が生じる理由は、次の通りでございます。
まず、スピードメーターの車速は、法規により“メーター指示値は実車速よりも大きいこと”と規定されており、実車速からプラスの誤差で補正し、計算した値を表示しております。一方、平均車速は、「累積エンジンON時間」と「累積走行距離」から計算しております。そのため、クルーズコントロールで、速度を一定に保ったまま計算した場合であっても、スピードメーターの車速と平均車速は合いません。スピードメーターの車速の方が、数値が大きくなります。また、上記の計算方法のため、お申し出の状況の場合平均車速の方が、実車速に近い数値でございます。
なお、スピードメーターの車速のプラスの誤差は「実車速÷10+4」で、算出いたします。従いまして、「スピードメーター110km/h時の平均車速101km/h」や「スピードメーター60km/h時の平均車速55km/h」はスピードメーターの誤差の範囲内でございます。
本件について、ご不明な点がございましたら
お気軽に、お問合せいただきたく存じます。
*********************************************************ここまで引用
なるほど、スピードメータの車速は、実車速にわざとプラスの誤差を足しているのですね。一方、平均車速は走行距離/時間で計算しているとすると、かなり実車速に近いはずです。
平均車速の表示を基準にしてスピードメータの誤差を計算してみました(上の表)。スピードメータの車速60 km/h~110 km/hの範囲で、平均車速からの誤差は9%~11%(平均9.6%)で、ほぼ一定でした。
つまり、MUKEの愛車では、
スピードメータの読みを0.9倍したものが、おおよその実車速 といえそうです。モヤモヤがすっきりしました。
それにしても、さすがトヨタさん!
たった3日できちんと回答いただき、感謝しています。
ありがとうございました。
Posted at 2013/06/01 21:57:04 | |
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