
近年、ブレーキを踏むつもりでアクセルを踏んでしまい、暴走する事故がマスコミに取り上げられ、大きな議論をよんでいます(タイトル画像はイメージですw)。でも、ブレーキとアクセルを踏み間違えるというのは、今に始まったことではないでしょうし、特に高齢者に限ったことでもないと思っています。
ここで質問です。
ブレーキとアクセルを踏み間違えたことがありますか?
「まったくない」と自信をもって答えられる方は素晴らしいと思いますが、一回くらい経験がある方も結構いるのではないでしょうか。そんな奴、みんカラにはいない?
実は、MUKEは何回かやったことがあります。
最初は30歳台のころ、高速道路の料金所で止まろうとして、ブレーキを踏んだつもりがアクセルを踏んでしまい、減速していたクルマが急に前に出ました。でも、「あっ!」と思って、とっさにブレーキを踏みなおしたので、料金所のブースを何十センチかオーバーバーランしただけで済みました。
それ以来3回か4回、ブレーキのつもりでアクセルを踏んだことがあります。どの場合も、思い切りアクセルを踏んだわけではなく、とっさにブレーキを踏みなおすことで大事に至らずに済んでいます。年齢と関係なく、疲れたりして集中力が低下している時にやってしまうような気がしています。
ただ年齢が高くなると、反射神経の衰えにより、踏み間違えた時にとっさにブレーキを踏みなおすことができなくなるのではないでしょうか(想像ですが)。ブレーキを踏みなおすどころか、パニックになって、さらにアクセルを踏み込んでしまうと、暴走してしまう.....
トヨタが7月1日にペダル誤操作による暴走事故を防ぐ「
急アクセル加速抑制システム」を発表しました。今までは、インテリジェントクリアランスソナーを装着した新車にのみ対応していましたが、既販売車に後付けできるキット「踏み間違い加速抑制システムⅡ」も用意されているのが新しい。マークX(GRX130系)用も2021年1月発売予定とのことで、興味をもっています。
「踏み間違い加速抑制システムⅡ」には、以下の3つの機能があります。
① 前方に障害物がある時、アクセルを踏んでも加速が抑制される
② バックする時の加速を抑制する
③ 障害物の有無にかかわらず、30 km/h以下で走行中に速く強くアクセルを踏んだ時の加速を抑制する(暴走を防ぐ新機能)
MUKEは、今のところ緊急時の急ブレーキを踏むことができているとはいうものの、いつかはこういう機能が必要になる時が来るでしょう。
一方、少し気になるのは、上の③の機能です。
サーキットを走る時には、たぶんシステムをOFFにすることになります。もし、忘れてONにしたままでサーキットを走ったら、けっこう危険かも(汗)。
まあ、こんなシステムが必要な人はサーキットを走るな、と言われそうですが。
Posted at 2020/07/27 20:26:49 | |
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