
三菱オートギャラリーの見学に行ってきました~。
三菱自動車の岡崎製作所にあるギャラリーで、家から近い距離にあるものの普段は平日しか開館してないからなかなか訪問する機会が無かったところですが、夏休みにタイミング良く見学に行くことができました。
工場内の一角にある展示スペース。
ちなみに子供たちは小学校の校外学習で、ここの工場見学にも来たようです。
館内の見学へ。
まずは三菱自動車の原点となった三菱A型。
日本初の量産乗用車で、1917年製。
まだ三菱自動車という会社ができる前で、本家の三菱重工で作ったのかと思いきや、この車両は三菱造船の造船所で製作されたそうです。
軍用車として開発されたPX33。
1935年製でフルタイム四駆として日本初の車両。
この個体はレプリカのようです。
後年に似たような雰囲気のパイクカーも発売されてましたね。
高度経済成長期の時代の国民車、三菱500とコルト600。
三菱は四輪車のイメージが強いけど、この頃はオート三輪やスクーターも生産してました。
初代デボネア。
クラウンやセドリックの対抗馬となる高級車として登場して、20年以上もモデルチェンジ無しで販売されてた、走るシーラカンスですね。
ここからは三菱ジープからパジェロまでの歴史。
米国ウイリス社のCJ3Aノックダウン生産から始まった三菱製のジープ。
三菱とウイリスのWネーム。
これはショートホイールベースやけど後ろのボディがちょっと長いJ10型です。
ロングホイールベースのデリバリワゴン、J11型。
J30系の元祖ですね。
当時のカタログなどの資料展示も興味深い。
基本設計を変えないままジープは46年間も生産されて、これが最終型J55。
ジープをベースに開発されたパジェロⅠ。
モーターショーへ出品のコンセプトカーでパジェロの原点となる。
横から見ると、実用車だったジープにバギー的な要素を取り入れた感じ。
そして、初代パジェロの登場。
デリ丸が乗ってるのはご愛敬か?
L系・V20/40系と売れまくって日本のRVブームの牽引役でしたね。
パリダカなどのラリーでも三菱が連勝してた時代で、こちらは三代目パジェロのラリー仕様。
だんだんと原型を留めなくなってきた気もするけど、四代目パジェロのダカールラリー出場車。
サファリラリーやWRCで活躍していたランサー。
手前から初代、二代目ランタボ、少し飛んで五代目ランエボ。
ギャランVR-4。
グループAのカテゴリーで、この当時は各社からホットなモデルが色々と出ていて楽しそう。
三菱はラリー活動をしばらく休止してた時代もあったけど、最近はトライトンでアジアクロスカントリーラリーに参戦してますね。
こちらは最初にも紹介した三菱A型ですが、中身はEV仕様に改造された車両。
i-MiEVのシステムが搭載されているようです。
よく見るとラジエターが無かったり、ヘッドライトや足回りが近代的になってたり。
これもEV車で、パイクスピークの参戦車両。
パイクスピークは標高差の大きいヒルクライムであるが故に空燃比や気圧の変化に対応するエンジンのチューニングが難しいとされるレースで、そのような環境では電気モーターのほうが理にかなってるのかな。
近年はEV車がコースレコードを記録してますね。
ここからは屋外展示の車両。
ギャランGSⅡとランサーセレステ。
デボネアの後継となるのがプラウディアで、こちらはそのリムジン仕様のディグニティ。
公用車か三菱系企業の重役用ぐらいしか用途が無さそうで、ほとんど売れてなかったみたいですね。
座ってみても良いとのことだったので、車内で優雅な気分を味わってきました。
日本では見かけない海外向けの現行販売車両で手前から、エクスフォース、エクスパンダー、パジェロスポーツ。
お土産にポストカードやステッカーやペーパークラフトまで頂いて、充実した見学となりました。

展示車両は定期的に入れ替えもあるようなんで、また機会あれば行ってみようかな。
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Posted at
2024/08/31 23:21:53