
ハブ周りのオーバーホールを実施しました~。
ブレーキキャリパーのO/Hとローター交換をしたついでに、せっかくなのでハブのO/Hやっておきました。
ローターまで外す機会があれば、作業の手間は似たようなもんなので、同時にやってしまうのが楽やと思います。
※保安部品の分解作業になりますので、マネする方は自己責任で、自信が無ければプロに任せましょう。
ハブを外すとこまでは、
前回と同様の流れで。。。

写真ではキャリパーを完全に取り外してますが、ハブのO/Hだけやるなら、ブレーキ配管は外さずに、キャリパーを適当なとこに吊って固定しとけばOKです。
構造はこんな感じ。
これはリヤの図で、フロントだとこの内側にスイベルハウジングは付きますが、基本的には同じ構造です。

分解手順は、11のハブフランジを外してから、9のハブナットとワッシャを外すと、4のハブ本体と、6のベアリングが抜けてくる。
年式によってはベアリングのインナーとアウターの間にプリロード調整用のスペーサーが入ってるものもあり、自分のはそのタイプでした。
7のハブシールは再利用できないので同時に交換が必要。
10がブレーキローターで、ハブと一体で外れます。
5がスタブアクスルであり、フルフロート構造のアクスルになってるのがわかりますね。
ハブベアリングを分解。
アウターレースは圧入されてるので、内側からタガネ等で叩いて抜きます。
今回は新品のベアリングを組み付けることに。
純正品は高価なので、TIMKEN製のOEM品です。
アウターレースを油圧プレスで圧入。
インナーレースにグリスをたっぷり塗り込みます。

なお、ベアリングを新品交換しない場合は、アウターレースを抜かずにこの状態で洗浄だけして、グリスを塗り替えればOKです。
そして、ハブにベアリングを組む。
各ハブでインナー&アウターがあるんで、計8ヶ所で同じ作業をやります。
ハブシールを打ち込んで、ローターも取り付け。
ハブシールもOEM品です。
ここからは追加作業になりますが、自分のはデフオイルがハブ側に流れてきてる感じやったんで、スタブアクスルのシールも交換することにしました。
上の図面の8が、アクスルのシール。
スタブアクスルを固定してるボルトを緩めて、取り外し。
裏側にシールがあるんで、これを交換。
一連の作業が終わったら、ハブを元通りに組み付けます。
ベアリングを馴染ませながらハブナットを締め込んで、プリロードを確認。
自分のは内部のスペーサーで調整するタイプやったんで、規定トルクで一発締め付けです。

あとは、ハブフランジと、ブレーキキャリパーを組付け。
そんな感じで作業完了です。
いろいろ説明を端折ったとこもあるんで、詳しくはマニュアルを読んで下さいね~(^^;)
Posted at 2015/03/21 07:25:24 | |
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