
トランスファのインターミディエイトシャフトのOリングを交換しました~。
先日はメインシャフトのシールを交換したところ、オイル漏れはマシになったものの、しばらく走ってみるとまだ他のとこからも少し漏れてる様子。
よくよく観察してみると、さらに上側のシャフトから滲みが見られる。

実はここ、ファを降ろして見たときにも怪しそうだと思ってたんですが、その時は部品を用意してなかったので放置してたのです。
トランスファの構造は、こんな感じ。
左がリヤ側、右がフロント側です。

6番がメインシャフトからのインプットギアで、その右側に見えるシールは前回交換済み。
アウトプット側への伝達はギア駆動のため、8番のインタミギアとその軸となる9番のインタミシャフトがある。
今回はインタミシャフトのフロント側からのオイル漏れのようです。
このOリング交換だけであれば、ファを少し後ろへずらして、シャフトの頭だけ出してやれば、隙間から交換できそうですね。
またファを降ろすのは面倒なので。。。
まずはリヤのペラシャフトと、センターブレーキ関係を取り外し。

ファを数センチほど後ろに下げるだけなので、フロントペラはそのままでいけそう。
諸々のリンクやハーネス類も、必要なとこは取り外す。
インタミシャフトのボルトを緩める。
元の締め付け位置がわかるようにマーキングを。

ナットの下にあるのは、回り止めの固定プレートで、これも取り外し。
スピードセンサーは邪魔になるので、先に外してあります。
フロアジャッキで下から支えておいて、マウントを外す。
ファの固定ボルトを抜いて、適当な長めのボルトに差し替える。
このボルトをガイドにして、ファをずらす作戦です。

ボルト6本のうち2本はスタッドになってるので、残りの4本を長いボルトにしました。
準備が整ったところで、ファを後方へ蹴っ飛ばしてやると、隙間ができます。
中央に見える丸い凹みがインタミシャフトの頭で、ここからオイル漏れが。
シャフトを後ろから軽く叩いて押し出す。
ようやく目的のOリングにたどり着きました。
後ろ側は、ハウジングの内径にOリングが入ってます。
こっちからは漏れてなさそうだけど、せっかくなので交換しておきましょう。
Oリングの純正品番は、フロント側がFRC8292、リヤ側がFRC7439。
サイズを調べてみると、それぞれAS568規格の122番と120番が使えそうなので、今回は国産の汎用品を用意しました。

純正部品よりよっぽど信頼できる気がする(笑)
2ヵ所ともOリングを交換して、念のため液体シールも併用して組み込み。
インタミシャフトを戻すときは、ちゃんと芯が出ていないと入らないので、微調整しながら押し込みます。
ナット締め付けは、ほんとはプリロードの調整が必要なとこだけど、今回は手抜きしてナットを再利用で元の位置まで締めて良しとしました。
ナットのカシメも甘くなるのが不安ですが、しばらく走りながら緩んでこないか様子見ですね。
あとは逆の手順で、ファをミッションと合体。
外した部品を元に戻して、作業完了です。
Posted at 2016/12/09 05:17:51 | |
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