
今回は、前回作業したBLマツダスピードアクセラ(BL3FW)の続き。
前回フロント車高調の仕様変更をしてリアの仕様変更も…とバラして組もうとした際。
えっ?リアダンパーの全長って今、マックス短い状態なんですか!?
これじゃあバネの長さが足りん…
毎度この車高調『蹴脚』のセッティングの時にリアダンパーの設定長、その短さに悩まされているんですが(もうほんの少し長くしたい事が多い)今回はその逆で吊るしバネがアジャスターマックス下げで、ダンパーもマックスに短くしてあった…
フロントは確実にヘルパーが要るのは間違いないと思っていたけど、リアは割といけるだろ!いつも長さ設定短いあの感じでブラケットがあのくらいであれば…って脳内では思っていたんですが、んーーなことなかった。
それでこの時のプリロード設定長が気になってチェックしたら異常な値でもない。
なるほど…吊るしバネはちゃんと考えられた範囲でセットできる様になっているって事か。
こうなるとバネはもうどうしようもないのでやっぱヘルパーが必要になります。
このメーカーのとか…と話をして前回は終了になりました。
これが6月末の話。
で。
ほぼ1ヵ月後の今回、リアのバネ交換セットアップとなりました!
今回のセットパーツ。

良い感じ!
リア周りは全てMAQs製で組み込みます。
スラストシートもMAQs製。
これ滑りがいいんでとりあえず入ってると安心感ある。
ただ厚みはそれなりなので消耗品としての認識の方が良い。
フリクションレスシートみたいなデルリン材とかではないから。
ただそこはリアなのでフロント程の力は掛からないのでそこまでの心配は不要。
ちゃんと面取り側とか意識して組みます。
で、例の如くと言うかダンパーのロックシートが緩みません…
うーん………
閃いたっ!!!
リ ア ア ー ム 直 、 ボ ル ト 貫 通
これに車高調レンチ+スピンナーハンドルでぐううう…ってじんわりと強トルク掛けたらズルッと回った!
このやり方はめっちゃ使えるー!!
今後リアダンパーのロックシート固着なやつと出くわしたらこの方法やります。
車上でやるとか、床でやるとかより傷つけず強トルク掛けられるのが強み。
逆に何で今まで思いつかなかったのか?
自分のは一度も固着した事ないから考えなかったにしても…
幸いきっつく締まっていただけでブラケットの固着はなかったので分解清掃注油をして組み直し。
セット長を考える前に先にバネを組み込み。
仮締めしてからリアダンパーをセットします。
セット…えっボルトこれ付いてたんですか!?

ここ用のボルトじゃないんですけどー!!
ダンパーのボルト取外し、自分がやったんじゃなかったからこの時まで気づいていなかった。
今までの作業の中で撮ってなかったかなーと本来のボルトの写真を探したけど

見えづらいな…
長さが全然違うんです。長いんです。
これはマツダ純正のボルトで別に車高調専用設計というわけではないです。
BKアクセラのこの部分の純正ボルトが『蹴脚』では使われています。
車高調そのものがBKアクセラで設計されているのでBLに使う場合は実質流用という状態になり、BL向けとして購入の際には取り付けに使うボルトが付属するという形。
うわー…ウチだったらここの在庫新品持ってるんだけど…家に帰ってまた戻って来てーだと時間が微妙。
一応5mmは噛んでるし今まで外れるとかも無かったという事で締め付けトルクをしっかり気味にして装着しました。
んで現車上でダンパーの長さを変えながら頭の中で設定値、バネを眺めながら考えます。
決めたら外して左右同じ寸法にセット。

各部増し締めしっかりチェックして、作業忘れがないかもチェック。
オレンジ色が揃ってる感じで良いですねー
最後に

リアスタビリンクのセット位置調整して今回の作業、無事終了!
これがなかなか大事なんです。
社外品のリンクだのなんだのありますが…余計な事せず純正にコレ1枚。
何もなしにコレ入れて良くなるかは別ですけども。
セッティングパーツですからね。
個人的な経験に基づいた感じのセット値になってますが、実績もあるので読みがある程度はついてました。
読めないのは実車高の下がり具合だけですw
でもバネレートが+10kも上がっている…というその倍って内容考えたら車高低いとは思う。

フロントはサーキット用のタイヤホイールにしたら干渉が酷いって話が最初にあったので、セット方向は車高を上げる方向に変わってきたからある意味ちょうど良かったのかもしれない。
試走に出てみましたが、なかなかこれは…
勿論乗り心地はバネレートそれなりな面もあるんですが、バネの効き出しと減衰セットのマッチが結構良く出来た。
それなりに意識したセットにしたとはいえ、ちょっといきなり出来が良過ぎて前回組んだフロントの車高調のセットとミスマッチ起こしてるところはあれど相当速さの片鱗を感じました。
これー…
次フロントもセット詰めて、形になってきた頃にちゃんと1G締めもやれば相当いいのでは。
あくまでサーキットを走るには、ですがw
オーナーの靖乃さんは割り切ってるところもあるのでこちらとしても、指針がオールマイティに行ってない分やりやすいし楽しいです。
サーキット走ってるBLアクセラの足は何台かやってますが、彼は最も振り切ってますね。
足が出来上がって楽しくなってきちゃってもうちょっと乗るかーってアクセラに乗り続けたくなる様であればこちらもニヤリ…ではあるのですが、時限のあるアクセラなのです。
今現在でもシバかれ具合がエグくて歪みでAピラーからルーフサイドに掛けてまでシワが入ってる程の痛み具合。
故にエンジンもそれなりのくたびれ具合の様子。
純スポーツカーというわけではありませんが、面白さは十分にあるマツダスピードアクセラ。
結構面白い車だったよなあれ、って彼がいずれそう思えるシーンの一助になればと思いつつ、また次回9月…とかかな?次のセッティングを行います。
今日も1日暑かったけどさ…
一番暑いのは自分のアクセラの車内だよ!!暖房しか出ねぇ!!w
こんな暑い中エアコンレス状態の黒い車に乗るきつさ。
FC乗り現役の頃よりきつい気がする。
って事でここ最近空き時間に色々調査やらしてきた結果、お前怪しくない?っていうものもありました。
自分のアクセラの作業が次回のネタです。
純正部品購入、諸々で大体7万円…
ネタが出来て嬉しいなーーー!くそーー!w