
エアコン復活から10日が過ぎたので、これは安定したな?と思い(込んでw)
今回BLFFWアクセラでのエアコン不調の経緯から一先ずの完結までを綴ってみようと思います。
2024年6月中旬 ~異変発生~
最近暑くなってきてるからエアコンの効きが弱く感じるのかな?
というところから、効かないって言うかそもそも冷風出なくなっちゃったし、運転席は微妙なぬるめ(扇風機みたいな)の風だけど助手席は割と温風めな風が出る。
何だこれ?結構おかしくない?
という事で、エアコン詳しくはないのでディーラーにエンジンオイル交換の依頼と同時にエアコンの不調についても調査を依頼。
2024年6月下旬 ~ディーラーの見解~
ディーラーにていつも作業してくれている方からの報告で、
「ヒーター温度センサーが何故か-40℃というデータの表示になっています。
ただオートエアコンの動作に絡んでいるセンサーなので、これのせいで冷風出ないという直接の原因ではないと思います。
エアコンガスの量は大体ですが規定(460g)より少ない状態だったので、とりあえずでガス缶から100g補充して今は元々よりかは冷風が出るようになりました。
ただもしどこかから漏れてる様ならこの状態も長くは続かないと思います。
今回見た限りだと、どこから漏れているのかーというのは分からなかったです。
エンジンルーム側からは見つからなくて、恐らくこのパターンだと車内…エバポレータからの漏れの可能性が一番高いかと…」
という具合の報告を受けました。
ちなみにーで結局分解してみなくちゃ分からないとは思いますが概算でエバポレータの交換の場合の費用はいくらくらいですか?
と聞いたところ、修理に出すとほとんどの部品を交換するケースが多いです。
コンデンサーはそのままでそれ以外はほぼ交換で、15万円とか掛かってるケースが多いですね~という話でした。
薄っすらは知ってたけどエグい。
アクセラの場合、ダッシュボードをまるっと降ろさないとならないので工賃もエグいが、部品も勿論点数が増えれば高くもなるし…これは、大分困ったな…
下ろしたついでにダッシュボードを新調したとして、その工賃って?と質問したところ、5万2千円(ここのディーラーでこの時点での価格)との話でした。
現ダッシュボードの部品を新ダッシュボードへ付け替えるだけでその値段です。
脱着はまた別途。
エバポレータ交換部品工賃代、ダッシュボード部品代と工賃…
もはや同型中古車のアクセラが視野に入ってきますね!w
2024年7月上旬 ~その後のエアコンの効き具合~
補充してもらったエアコンガスはその後漏れた様で、また元通りに。
1週間の間に日に日に効かなくなっていった感じでした。
暑い。暑すぎる。
かつて乗っていたFCはエアコンレスにしてたしあの頃は窓全開で走ってて、暑いけど無理ではないくらいだった。
現代の夏、そしてボディが黒っていうのは頭の上に熱源がある様な状態で車内がとにかく熱気籠って凄い。
但し、雨が降ったり涼しい夜になるとエアコンが多少まともになる。
たまに今までと同じ感覚で使えるくらいに涼しくもなる。
相変わらず右送風口(センター右と窓側右)と左送風口(センター左と窓側左)の温度が違う。
デュアルエアコンのダイヤルで温度を上げれば上がるし、下げれば下がる。
現状、温風~超熱風の調整が可能らしいw
2024年7月中旬(1) ~自分で試行錯誤~
とにかく出来る事をやろうと思い、ヒーター温度センサーがおかしいというのならそれを交換してみたい。
ディーラーにて部品発注。
自分で
作業、交換。
しかし効果は何もなし。
この頃からOBDから端末でデータを拾い上げて温度を見る様になったんですが、

エバポレータ温度センサーが-38℃となっていることが気になりだす。
冷静に考えてそんな温度だと凍結してて逆に動かなくね…?
ディーラーで言われたヒーター温度センサーの項目と微妙に近い温度も気になる。
という事で翌朝エンジン始動前、エアコンも一切使わずの一晩経った状態でチェックすれば答え出るじゃん!

答え出たねぇw
朝イチ、エンジン掛けずにイグニッションオンでこれ。
どうやったらそんな凍っちゃうんだよとww
エバポレータ温度センサーが現物読み違いを起こしているせいで冷風が出ない説が出来ました…
だとしてエバポレータ温度センサーを交換する=ダッシュ全下ろし~で結局とんでもない話なのです。
でもエバポレータ温度センサーのカプラーだけはエアコンフィルターの出し入れ口の近くにあるのでそこの2極カプラーにテスタを当てて状態を見る事は出来る。
って事で夜間作業。
まーーーじで暑くて日中外作業できんよね。

気温は車の温度計で29℃だ。
毎日暑いから、温風でも出さないとマジで暑くてしょうがない。
風量もガンガンの強にしてるので燃費まで酷いという二重苦。

カプラーから出てきた抵抗値は1.55kΩ。
えっ-40℃なんて数字だとグラフ外だし抵抗云々じゃなくて断線とかじゃないかって思ってたんだけど!
これで外気温29℃…整備書のグラフの数値を見て判断…って!正常じゃん!!
いや、とはいえ部分おかしいとか何かあるかもしれないからまだ決めつけられないけど…でもエバポレータ温度センサーではないかもしれない、って可能性はめっちゃ嬉しい。
2024年7月中旬(2) ~再びディーラーへ~
担当氏に、これまでの経緯をかくかくしかじか。
「それだと(エバポ)センサーがダメなんじゃないかと思いますよ」と言われてしまいました。
ディーラーで今度は規定値までガス補充と、改めて漏れの点検をお願いできればと思うんですが…
と依頼する形で聞いてみましたが、ディーラーで出来る事としてはガス缶からの補充と点検くらいで、基本的にはカーエアコン電装屋さんに出すので…という具合でした。
ガスを一度回収し直して再度正確に充填する様な所謂ガスクリーニングで使う様な機械もないとの事で、以前お願いした時の作業と変わらないって事ですか?
という事でそれではしょうがないと思い、依頼を取り下げさせていただきました。
これ気になって他はどうなの?と調べてみましたが、ディーラーでカーエアコンの修理はせず外注の電装業者さんが請け負っているケースが普通にあるとの事。
2024年7月中旬(3) ~漏れてるじゃん!!~
依頼出来そうな雰囲気のお店探しをしつつ、やっぱ自分で見るかーとボンネットを開けて目視点検始まった時。
そういえば…同じBLFFW型アクセラに乗る知人が、低圧ガス配管のバルブの所から漏れてましたって話をしてたな…と思い出し。
いやでも、ディーラーで見てもらって漏れが見つからずでとりあえずガス補充しましたーって言ってたんだし、つまりはそこを開けて見てるはずで…

キャップの裏を見たらオイルの濡れがやたらあったからまさかって見てみたら…中にオイル溜まってるんだけど!?
いや補充した時の…とか…一応締めてみる?

めっちゃ締まるが!?
3回転近く回るってもう大分緩いじゃん!!
愕然としながらペーパー当てながらエアブローして溜まってるものを吹き飛ばす。

オイルがバルブコア周辺からなくなったのでバルブコアの見え方がクッキリ。
漏れが見つからないという報告、でもそこを補充で触ってる…ちょっとこれは……
ちなみに高圧側は問題ありませんでした。
相当、疑わしい。
2024年7月下旬(1) ~怪しいを排除、エアコンスイッチ交換~
整備書の配線図からして、エバポレータ温度センサー然りヒーター温度センサー然り、ヒーターコントロールユニットに直で繋がっている。
このヒーターコントロールユニットってのが何か、おかしい可能性があるって事も考えうるのか。
ヒーター温度センサーを新品にしたのに直らない。
エバポレータ温度センサーに抵抗も正しく出ている(とする)のに直らない。
じゃあ、って事でヒーターコントロールユニットってのは?どれのことだい?って整備書で項目開いたら…
エアコンのオンオフ、温度の上げ下げの…要するにエアコンスイッチ!!
お前かああああ!!
実はBLアクセラ長距離乗ってる人あるあるで、このエアコンスイッチの温度ダイヤルが設定に対して、数字が一気に飛んでしまうトラブルが地味に見受けられるのです。
20万キロを余裕で超える自分のアクセラでも、0.5℃上げるのにカチとダイヤルを1回回すと数字がぱらららっと一気に2.0℃上がってしまう等という症状が冬季になると必ず出ます。
お前、マジでお前…
どの道だからもう交換する!!って新品調べたら5万円くらいするww
中古だとそんなにしないので品番調べてちゃんと新しいのを選んで(古い物やEFW用など混在して出回ってる)購入。
運良く低走行車からの取り外し品が出ていたのでそれを手に入れることが出来たのですが…
ボタンはまぁともかく、ベゼルの黒色が何か、車が新しめの個体なのか何か自分のより褪せてない!!w
くぅ…内装の色褪せをこんな形で実感したくなかった…となりつつ、
中身の入れ替え完了。
まだ新しいのでボタンのテカリもないし、ダイヤル回した感触も自分が長年使ったものの
『ガチャ!ガチャ!』という感じから『チャッ。チャッ。』ってもう全然違うw
いやーだから助手席の方の送風の温度がおかしかったりもしたんだよきっと。
スイッチもおかしかったとか、もしかしたら中身も。
こいつが悪さしてたんだろー
って思ったけど交換しても、何も変わらず。
いや、温度ジャンプの病気は直っただろうが。
今回の冷風出ない件とは別だった…
マイナスにはならないが、解決はせず。
2024年7月下旬(2) ~頼れるプロ~
ここに依頼してみよう!という車屋さんを見つけ、ざっくり経緯を相談。
預ける際に最初からパネル類は外せるもの外して、更に整備書も該当ページを印刷して持ち込み。
すぐにチェックが出来る体制を整えて、お願いします!と預けました。
その翌日午前中。
「冷風出る様になりました!」
と電話が入って驚く。
センサー系の接触や短絡させたりで確認したりOBDから情報拾ったりをして、結果ディーラーさんの言っている通りにヒーター温度センサーが-40℃ってのは出てましたと。
それについてマツダ本社の方まで問い合わせを入れてくれてその動作がどう関与しているかを質問してくれた様で、結局今回の冷風の制御には関与してない様子だったので、これは機械的には正常動作している可能性がある?と、確認作業からエアコンガスの方の作業へ切り替えて、一度エアコンガスを回収し(ちゃんとしたエアコンガスの機械がある)規定量を入れたところ冷風が出るようになりました、と。
温度の左右差があった事についても、今現在どちらも冷風が同じ様に出ていると。
これについて何かやったわけではなく、本当に作業としてはエアコンガス入れ直しただけですと。
やる事やって調べてくれてエアコンガスをきっちり管理して補填してくれてーで費用1万円少々。
安いよ…ありがたすぎるよ。
申し訳ないので差し入れとして飲み物1箱持って行かせてもらいました。
その後10日程経つわけですが、全く変化なくエアコンが使えています。
余程暑くても23℃設定、大体25℃くらいで汗かく事も無く快適に運転できています。
当初ディーラーで補充を少量してもらって確かにその場では冷風が出てましたが1週間の間にもうダメになっていったので、やはりガスが漏れていた箇所は低圧配管にあるバルブコアのところからで、それをちゃんと締め込んでエアコンガスを規定量入れた事で正常に戻った。
という線が今のところかなり濃厚かなと思っています。
これがまた、8月中の暑い日々の中でまた効かなくなっていけば他の箇所の漏れが疑われますが。
しかし、不可解なところが残ったままです。
ヒーター温度センサーの数値です。
・エアコンスイッチ(ヒーターコントロールユニット)中古良品交換
・ヒーター温度センサー新品交換
となるともう残るはヒーター温度センサーカプラー~エアコンスイッチ間の、ハーネス。

でも現物のそこはこんな短いんですよ。
色んな所からのケーブルが集結してごちゃっとしてますが。
センサーが新しい、スイッチユニットも問題ない(はず)のにマイナス扱い…?
疑問はつきませんが、もう疲れてしまったし大きな問題はなさそうという事でもう!そのまま!w
結局振り返ってみれば、自分で調べて自分で直して、最後に頼れそうなプロに頼んだらガス入れただけで直った。
ってのが結果。
うんん…何とも…
走行距離26万キロにして初めてエアコンのトラブルに見舞われましたが、とりあえずは通常使用できる様になったし、今冬はエアコンダイヤル温度ジャンプもしない事でしょうし、むしろ近年より好調になれたのではないかと。
紆余曲折苦労はあったけど前進出来て良かったかなと思いました。
エアコンとか知らん!って感じだったけど、いい勉強になったしねw