
新年1回目の作業オフ!
何気に久々になりますBL5FWアクセラさんの来訪。
前回いつだっけ?ってブログ遡ってみたら
前回のあの作業って6月!?
もうあれから半年経っていたそうで…時の過ぎる早さに恐怖を覚えます。
毎年恒例ではありますが、今年もSUGOで行われるであろうMFCT(今年は何か色々変化が大きいみたいで開催コースが激減とか…)ターゲットで足周りのチェックをメインにやっていきます。
と言っても今年はもはや初めて?のレベルでメンテナンス程度。
毎回走行前に仕様変更が大きく入って、これはどう?これはどう?の繰り返しでしたがやっと去年仕様が決まった感じ。
なので今回は足周りの清掃と、固着していないかラスペネ掛けて動かしてーをしながら設定値の確認をしていきます。
ゴムブーツ類も破れがないかのチェックも同時に。

蹴脚IIベースに社外ベアリングアッパーシートへ入れ替え。
スプリングシート、ロックシートも社外へ変更。
ゴムシートを別マウントさせる必要のある標準シートから一般的な樹脂シートへ。
上がベアリング構造、下はステンレスシートを挟み込み樹脂シートとスライドさせる構造。
標準との違いはメンテが必要なオープンベアリングを上下挟み込んでスペースをとってしまう(メンテ性良いのは長所だが)のでアッパーマウント側にベアリング内蔵させたものにして、下はベアリングレス、その分樹脂シートとステンレスシートで回させて省スペース化。
ただ、どうしてもそれなりに砂を噛んでしまうとバネ鳴りがしてしまうのはあります。
噛んだ砂が砕けたりするとまた直って~の繰り返し。
そこらはある程度致し方ないところ…
バネを回した時に一切音がしなくなるまで清掃します。
しかし、それよりも今回ぎょっとしたのはここのブラケットの縁…

ロックシートを緩める時にそこの縁線で囲った部分が一緒に回っている様に見えて。
…えっ錯覚??ってなったんだけど、締め直してみたらやっぱり一緒に動いてる。
そこ…そこって溶接とか何もなかった気がするけど…ていうか確かにそこがどういう構造でくっついてるか知らなかったけど、回る事あるの!?
聞けば、左側は結構きつく締めましたと。
だとしてもここってそんな分離して回っちゃう様な構造だったとは思わなかった。
とりあえずはダンパーとブラケットの固着もなし。
清掃してラスペネ流し込んで元通り締めて、そこのリング部分が動いちゃったってのはあったけど固定はしっかり元通り出来ました。
でも動くって事は負荷が掛かるとゴキゴキ系の異音はするかもしれない。
これ、ブリッツもラルグスもオーデュラも全て、表面処理が違うだけで同じブラケットですから!
左側緩むんだよねーってよく言うBLMS勢(NAは比較的MS程ではない)もここのロックシートをオーバートルクで締めるのは注意した方が良いと思います!

右側の車高調は左側と違って、そこが回ってぎょっとすることはありませんでしたw
ブーツ類も全て問題なし。
ていうか、ゴム系が問題ないのも凄いんですけどね。
19万キロ到達しててブーツ切れてないんですよ。
ドラシャもロアアームもタイロッドエンドも。
自分みたいにラバープロテクタントで保護してたりーならともかく何もやってないので。
エンジンからの熱量が小さいってのはやはりゴムにとっても良い様です。
リアもフロント同様に設定値の確認と緩みがないか、清掃と防錆処置をしていきます…が、

リアバネアジャスター(左)のボルト緩み、ブレーキキャリパーブリーダーからのフルード零れ(右)が見つかりました。
写真は清掃後です。
異音してなくとも緩んでるケースありますからね。
工具掛けてみましょう。数秒ですから。
んでブレーキフルードの零れは前回のサーキット現地で大急ぎでやった時の処置が悪かったみたいで、キャップごと残ってたフルードが吹っ飛ばしたのかどうか分かりませんが、まずフルード汚れしてる部分を清掃してブリーダープラグの増し締め(緩くなかった)
エアを吹きこんでオーバートルクで漏れだしてるわけではないのかの確認(漏れなし)
って事で、キャップがなくなってしまっていたのでアストロプロダクツにたまに汎用ゴムキャップ売ってるし行きますかーって事でこの後行く事に。
一通り足周りのチェックが終わったら、1年程前に交換したプラグのチェックをします。
外してみたらやっぱもう終わりだーってなってたらしょうもないので同じプラグの新品を準備してもらっています。
こういう時に泣く泣く元に戻すっての程無駄な事はありませんから。

外したプラグ。
元々このBL5FWアクセラってプラグ適合ラインナップがメーカー推奨だと純正同様の熱価5番のプラグしかないんですよ。
でもこのBL5FWはサーキットで全開で走るケースの方が目立つので、メーカーカタログからサイズ参考にして探し出して使っているメーカー未確認のプラグを使用しています。
(推奨はしてないから品番等は明言はしません)

良い塩梅です!
ぼそぼそしたカーボンなんか一切ないよ。
前回オーナーさんがプラグ交換作業をやった際にIGコイルも新品にしているので尚更かな。
ウチに来るまでの低ペース移動しててこれなので全開走行時は良い具合に白いでしょう。
前使ってたプラグより絶対合ってる。
で、これが2万キロ交換推奨になっている物なんですが既に使用2万キロ超えているとの事で今回は摩耗…プラグギャップ測定してみる事に。

4本測定して、1.15~1.18mmくらい(新品1.10mm)の間ってところ。
メーカーが2万キロで交換って言ってるのは美味しいところを過ぎるのがそれくらいの頃という事なのかな。
2万キロこそ超えてるけど今すぐ交換を!という程ではないと判断。
新品も持ってるしね。
今回はエアブロー、装着位置ローテーションだけして再装着しました。
プラグギャップゲージあると、雰囲気判断じゃなくて数値化出来るからいいですね!
これはアストロで売られているものですが、似た様なものは各社から出ています。
自分のは見た目綺麗にしたくてピカールで磨き込んで、0.8mmと1.1mmに墨入れしてますw
作業後、久々に運転させてもらいましたが、何か速いんだけど!?
足の動きも良いしもうこれやる事ないね!これで走り込んで!って感じではあったんですが…
唯一残念過ぎるのがブレーキタッチ。
酷いくらいにエア噛んでてぜんっぜんブレーキが効かない。
手伝うから次フルードのエア抜きというかフルード交換のレベルでやりましょうね!
停まらないって分かってたらこんなん突っ込んで走れないわ…
完全に調子良くなれば、前年度比SUGOも0.8秒短縮も…?w
その後アストロにも行って、

無事汎用ブレーキブリーダーキャップを買ってきて、被せられました。
今回は出来上がっている物の整えくらいで済んだ1日で、のんびりペースで良かったなー
さて、今年も始まって早々ですが来週末も作業オフです!
その後も今年はまだありそうなので…何だかんだで今年も例年並なのかもしれませんね。
日々勉強!!
精進します。