薄緑な爆弾小僧

昨年、とあることで「クルマ購入の権利」を得ることになりました。
これは無欲の欲か！？

さて、Ｗｅｂエントリーで受け付ける限定車をゲットしました。
といっても、あくまで限定車を「購入する権利」であるので、
お金はがっつり払わなければなりません。
ただ、そうなると、我が家のどれかを手放さなければならないのですが・・・

ことの発端は１通のメールでした。
１１月１５日１９時５８分にエントリーサイトが立ち上がる、
そのようなことが書かれていたように思います。
どうせエントリーしたら、選にもれました壁紙あげるーとか言うんやで、
ぐらいの気持ちでアクセスしたところ、当初うんともすんともいわなかったサイトが
ひょこっと立ち上がりまして、

「あなたの名前を入力してください」そりゃそうやわな。
「ハンドル位置とトランスミッションを選んでください」まあ抽選やもんな。
「契約交渉希望のディーラーを選んでください」ん？なんか本格的やな。
名前入れたらエントリー受付ました、じゃないのか。
あー、また抽選に応募したって担当さんにばれるなー、
なんて思いつつ、送信。

すると、しばらくしてメールが。
「あなたの１台を確保しました。」ん？何言ってんだこれ。
そこで初めてまともにＤＭを読みましたがな。
やってもうたわ・・・・

さて、我が家には４台目を買うような余裕はありません。
３台でも通帳は常にマイナス、１５９のトラブルに
日々おびえているような状況ですよ、何考えてるんですか。
そこでディーラーさんにどうしようか相談に行ったところ、
うちの店で当たったのはあなただけなのよ。
あなたが買わなければ日本のどっかに行ってしまう、
なんとか買ってくれませんか、
でないと私たち販売してるくせに実車すら見れない、とまで言われる始末。

実は、その店の店長さんが、このお客さんはアルファロメオ乗りだから、
購入を辞退するかもしれない、その場合はうちの店の次点にくれないか、と
インポーターに交渉してみたものの、今回はユーザーの応募が最優先で、
店での繰り上げ当選は無し！との冷たいお言葉だったそうな。

セカンドオピニオンとして別のディーラー担当者へ話したところ、
とりあえず買うがよろし、そんなすぐに締め切りになって
キャンセル待ちが出るような限定車、２から３年乗ったとしても
案外高く転売できるし、気にいったらいうことなしでしょ、
第一、気に入ってるはずの１５９が立往生したりガラスが落ちたり、
アタマでは分かっていたはずのトラブルがこれから頻発するんじゃないのか、
とどこかで思ったから応募したんでしょ、たぶん。
つまりこれは天の声だ、なんてまあ、無責任だよねえｗ

仕方ねぇ、腹くくろう。
そして家族会議である。
いやーじつはおとーちゃん、限定車買えることになっちゃってさー、
大事な１５９手放さなきゃならないんだけどさー、いいかな・・・・
嫁さんいわく「あんな立往生するのは売ってもいいんじゃない？」
わが子１号「僕も乗れるやんマニュアル車」、そう、当たったのはＭＴなのだ。
わが子２号「あれかー、うるさいけどまあええんとちゃう」
おかん「洗濯物干すのにあの白いのデカくて邪魔だから小さくなるのはいいね」
なんでみんなそんなに歓迎ムードなん・・・

かくしてもうすぐクルマが入れ替わることになりました。
ただし、いつやってくるかはまだちょっと不明確ですが。

その小僧の名前はヘリテイジグリーンの弾丸小僧、
アバルト６９５　７０°アニヴェルサーリオ
全世界１９４９台限定（うち日本に２０２台）のうちの１台です

ハンドルネームの１５９白、どうしようかね。