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2016年01月31日 イイね!

引紐

引紐 東武東上線・ふじみ野駅に程近い、線路沿いの道。年配の男が、巨大なレトリーヴァーを散歩させている。

 後方から近付いてきた電車に興奮して、飛び跳ねる大型犬。その首輪には、リードが繋がれていなかった。
 我が家の近隣にも、危険かつ悪辣な「自分原理主義テロリスト」が跋扈しているようだ。



 飼い主としては、よく躾けているから大丈夫だと高を括っているのだろう。
 しかし、突如目の前に現れた犬が賢いのか、どうしようもないバカ犬なのかは、傍目に区別する術はない。

 よく躾けられた犬とて、クルマからクラクションを鳴らされたり、動物性の原料を用いた香水など刺激的な臭いに反応して、飼い主の想定を超える動きをしないとも限らない。

 そして凶暴になった大型犬が人間を襲えば、警官が3人がかりで13発もの銃弾を浴びせ、ようやく制圧するような事態に陥る。
 特に夜間は、視覚に頼らず攻撃を仕掛けてくる犬から身を護る能力を、人間は持ち合わせない。無辜の第三者を傷付ける、或いは噛み殺すようなことになれば、どう償いをするのか。


 
 早速、地元警察を訪れて事情を説明。犬の散歩は反復的・習慣的に行われることから、常習性が認められる悪質な事案であること、先に挙げた千葉の事件に類似の騒動に発展しかねないことを指摘し、該当者を発見したら警告または検挙してもらえるよう託けてきた。

 対応してくれた警察官も千葉の事件は即座に思い当たったようで、危機感を共有して親身に相談に乗ってくれた上に、次に目撃したら110番通報するように依頼された。



 断っておくが、私は愛猫家であるのと同じくらい、愛犬家でもある。
 だからこそ、私の愛車でノーリードの犬を轢き殺したり、ガレージに常備してある鉞を持ち出して、我が子に襲い掛かる犬の脳天を叩き割るような事態にならぬよう、飼い主に配慮を願いたいだけ…なのだ。


 憎むべきは犬ではない。
 畜生にも劣る獣心を顕にして恥じることなき、醜く愚かな人間である。



Posted at 2016/01/31 18:54:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2016年01月30日 イイね!

倒木

倒木 全国紙・読売新聞が運営するニュースサイト「YOMIURI ONLINE」の配信記事から『雪で140人孤立状態…長野、倒木が道を塞ぐ』に注目。


 今日の午後、次男と遅い昼食を摂った後の散歩がてら近隣の公園内を通った際のこと。
 比較的規模の大きな公園なので、当然に多種多様な植栽が施されているのだが、そのうち結構な本数が既に伐採、もしくは危険なため規制テープでグルグル巻きにされていた。

 最近は多忙のため訪れておらず、確定的なことは言えないが先日の大雪で枝が折れる・雪の重みに耐え兼ねて根元から倒れる等の被害を被ったのではないかと推測する。


 公園や道路際の植栽は、整備と同時に人工的に整えられたものであり、当然に社会インフラの一部であって、行政による適切な管理が欠かせない。

 一方で、長野県で村落の孤立を招いた倒木は、路外の国有林や民有地に生えていたものと思うが、道路の機能を安定的に維持するためには、こちらも適切な管理が必要である。


 林業従事者の高齢化や木材価格の低迷で、山林の管理が疎かになり荒れて危険な山間地が増えているとも聞く。
 道路管理を担う国・地方自治体と、国有林を管理する森林管理事務所、地元の森林組合が協定を結び、共同で維持管理業務を進める・資機材や作業員を融通するなどして、倒木に因る道路封鎖を防いでもらいたい。 



 併せて、今回の災害は倒木が路側の電線や通信線に引っ掛かり、停電や通信途絶を招いたばかりか、電線や通信線の被害を拡大させないために慎重な撤去作業を強いられた点にも注目したい。

 道路の側でも、長期的な課題として電線の地中化・電柱の廃止を推進することとしており、今回のような事例では有効な対策となり得るが、昨今の財政事情を鑑みるに予算的な制約が大きい。
 では、コンパクトで材料費も工事費も安く済む管路にすればいいのでは?とも思うが、通信線と電力線を近接させると、互いに干渉して不具合が起きてしまうため、現時点では適当な製品が見当たらない(鋭意開発中)。


 いずれ電力については、燃料電池やマイクロガスタービンなどスタンドアロン供給ができるシステムが普及し、山間地の場合は送電網を維持するよりも合理的かつ安定的な電源になるかも知れない。
 通信線だけであれば、既に国土交通省が直轄管理している国道の地下には光ファイバーケーブルが埋設されており、同様の事業を地方道でも展開すれば、路側の邪魔な電柱・雑然とした電線を廃止できる。

 一時的に倒木や積雪で孤立しても、電力や通信は確保され、電柱や電線を気にせずブルドーザやホイルローダーがガガーっと支障物を排除できるので復旧も早かろう。



 孤立して不便を託った集落の住民・旅行者各位には申し訳ないが、インフラ整備・維持管理に携わる立場にある者としては、教訓として得る物の多い災害だった。





Posted at 2016/01/31 07:45:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2016年01月29日 イイね!

失速

失速 今日は突如日本銀行から発表された「マイナス金利」で金融市場は騒然となり、午後のマスコミ報道は関連のニュースや影響を分析するコンテンツで埋め尽くされた。

 お金を預けて、些少なりとも利得があるのではなく、逆にふんだくられて額面が減るという不思議な現象。
 現時点では中央銀行と民間金融機関との取引だけの話だが、海外では一般顧客との取引金利が「マイナス」になった例もあると聞く。

 現金は盗難や紛失のリスクがあり、治安の悪い地域ではリスクヘッジ目的でマイナスの金利も許容し得る。
 また小口の支払でもクレジットカードや電子マネーでの決済が普及すれば、精算のために口座を維持しなければならず、小銭を持たなくてよい利便性を享受するためのコストとも考えられる。


 預けるのとは逆に、住宅ローンなど融資を受ける場合も「マイナス金利」が設定され得る。
 つまり銀行から資金を借りた上に、マイナス金利相当分のお金を貰える(実際には元本を減らす対応になるのだろうが)という、これまた俄かには理解し難い取引になる。

 
 金融機関が負う貸し倒れのリスクを補償する費用は、金利動向とは無関係に発生するため、実際には近々日本でそんな取引が行われる状況にはないものと推測する。しかし、今後もマイナス金利政策が継続され、引き下げ幅が拡大すれば………。




 ところで日本銀行の衝撃的な発表がされる前の本日朝、気になる記事が出ていた。
 全国紙・産経新聞が運営するニュースサイト「産経ニュース」の配信記事から『アベノミクス失速か 消費支出4カ月連続減少 昨年12月4・4%、暖冬響く』に注目。

 なるほど暖冬傾向で冬物衣料が売れず、自動車関連で言えばスタッドレスタイヤの需要が落ち込む。暖かいしノーマルタイヤのままでも出掛けられるやと走行距離を伸ばしても、燃料油の価格下落で支出総額は伸びない。

 景気が失速するのも当然である。
 マイナス金利を打ち出した背景には、かくも悪化した経済実態があったものと思われる。

 

 振り返れば、先に紹介した「マイナス金利の住宅ローン」は、既に現実化している。
 住宅ローン金利が1%を割り込む一方で、融資残高の1%を所得税から控除する住宅ローン減税が実施されており、手数料その他の経費を無視すれば実質的なマイナス金利になっている。

 国会審議などの場面で、安倍首相は経済政策が成功裏に推移していることを喧伝するが、実態としては未だにデフレ傾向から脱していない。

 奇策とも言えるマイナス金利 は言うに及ばず、長く続いたゼロ金利など通貨金融政策、止める止めると言われつつ継続・拡充されてきた住宅ローン減税など財政政策に頼って経済を回しているうちは、どう足掻いても景気が回復したとは評せまい。

 政権には未熟な成果を過大に誇張するのではなく、真摯に経済政策の練り直しを求める。
 
 
  
 
 
 

Posted at 2016/01/30 09:57:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | オピニオン | 日記
2016年01月28日 イイね!

一處

一處 在京キー局・テレビ朝日のニュース動画サイト「テレ朝news」の配信動画から『初「もののけ姫でハンセン病描いた」宮崎駿氏語る』に注目。

 今月31日と定められている「世界ハンセン病の日」を前にした今週、都内で開かれた「ハンセン病の歴史を語る 人類遺産世界会議」において、世界的なアニメーション映画監督・宮崎駿氏が自作とハンセン病とのかかわりについて講演した、との記事。
 昨夜は公共放送・NHKでも敢えてアンコールする形で「探検バクモン~ハンセン病を知っていますか」を放映。ハンセン病問題の啓発に一役買っている。


 「探検バクモン」では、宮崎駿氏の講演中にも紹介されている園内の納骨堂にお参りし、ここに眠る人々の来し方を紹介するシーンで、アシスタントのサヘル・ローズ(イラン出身の女性タレント)が人目を憚らず泣いていたのか印象的だった。

 明るく弾けたキャラクターで包まれる心根は、きっと穏やかで優しい方なのだろう。或いはイラク軍の空爆で家族を皆殺しにされ、養母と命からがら日本へ逃げてきた自身の境遇や、未だに続く戦乱で荒廃する故郷にも思い至ったか。



 納骨堂には「倶會一處」(くえいっしょ)との銘がある。
 仏教用語で、極楽へ往生できたなら仏や菩薩と一処に会することができる、という意味のようだが、現世を省みればハンセン病が広く・深く理解されているとは思われず、皆が蟠りなく一処に集う状況にはなっていない。
 そもそもこの納骨堂自体が、ハンセン病を理由に故郷を追われ、家族・親類からも縁を切られて療養所へ強制収容された人々が死してなお、行き場を園外に見出せぬまま眠る場所。
 差別の現実と、「倶會一處」の示す理想との乖離が哀しい。


 いやいや「倶會一處」の銘は、むしろ差別に加担してきた(している)私たちに突き付けられているのかもしれない。
 ハンセン病の苦難に耐えて生を全うした、高潔で気高い人々は遺漏なく極楽へ往生しているだろう。
 一方で、穢れた現世にて醜い偏見に囚われ、弱者を思い遣らなかった者どもに来世はあるのか。

 今度は我々が「一処に集わせてくれ」と哀願する立場に追われるのではないか。
 サヘル・ローズの泪で心洗われると同時に、考えさせられた。




※「ハンセン病の歴史を語る 人類遺産世界会議」は、明日・明後日も開催(於・日本財団ビル/詳しくは参考URLへ)
 リベラルな宮崎駿氏の講演を、保守色の強い日本財団が支援する…というのもユニークだが、なかなか聴き応えのありそうなイヴェントと心得る。
 お時間の取れそうな方は是非にもご参加を。


Posted at 2016/01/28 19:19:59 | コメント(1) | トラックバック(0) | | 日記
2016年01月27日 イイね!

排熱

排熱 寒さが厳しくなって以降、比較的断熱性能の高い我が家でも、朝一番のダイニングは冷え込みが著しい。
 先週から習慣的に、一度0500時頃に起きて暖房のスイッチを入れ、短時間家事を済ませて2度寝するようにしている。

 本格的に起床する頃には、暖房も効いてきて室温が上がるのは勿論のこと、短時間の家事にも工夫がある。
 前の晩に回した洗濯乾燥機から衣類を取り出し、次いで前の晩からセットしておいた食洗器のスイッチを入れる。
 汚れ落ちを優先するなら、洗濯乾燥機と同様に食洗器も晩に回してしまうのが正だろうが、敢えて朝まで待機させておく。

 カラッと乾いた衣類は仄かに温かく、お湯とスチームで食器を洗い上げる食洗器からは湯気が上がる。
 洗濯乾燥機も食洗器も暖房器具ではないが、冷え切っている上に乾燥したダイニングを、快適にするサポートを担う。


 食洗器が稼働している間は、給湯機から継続的にお湯が供給されているため、洗面所の蛇口からも直ぐにお湯が出る。
 洗顔や歯磨きに際し、冷え切った配管内の水が排出されるまで延々蛇口を開けておく必要がなく、むしろ節水になる。

 食洗器から排出される熱湯もバケツで受けて、室温と湿度の上昇に活用した後は、未だに残る路側の雪塊に散布して融解を促す。

 食器洗浄→暖房・加湿→消雪と三重に利用されれば、下水の熱を回収・利用する高度で大規模なシステムなぞ導入しなくとも、エネルギーを有効に使い切ったと言えるだろう。

 快適さ・便利さを享受しながらでも、家庭内における工夫の余地は大きい。


Posted at 2016/01/27 12:49:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記

プロフィール

「育児 http://cvw.jp/b/1043160/47663127/
何シテル?   04/18 19:29
 建設業界で禄を食む文系出身(経済学専攻)のプロフェッショナル・エンジニアが、愛車整備・政治経済・文化学術・スポーツそして土木施工の現場で日々記した野帳を公開し...
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