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midnightbluelynxのブログ一覧

2018年07月31日 イイね!

忘我

忘我 先週末から気が休まらない。
 致命的とも思える仕事の遅れ、そして手配ミスが発覚し対応に追われていた。

 振り返れば、該当する仕事に着手したのは先月下旬。受験勉強の追い込みで、最後の悪足掻きを試みていた頃である。


 だが勉強へ夢中になる余り、というより(つか、そんなに勉強好きぢゃない)は、年齢的な衰えもあって我を忘れかけていたのだろう。
 粗雑な仕事をしたつもりは毛頭ないのだが、つい仕事への集中力を欠き、トラブルを招いてしまった面は否定できない。



 アメリカン・ジョークで、大リーグのワールドシリーズ、NBLファイナル、NFLスーパーボールの時期に生産された製品は欠陥が多く買ってはならない……というのがある。
 従業員が試合展開を気にするあまり、注意力散漫になって生産品のクオリティが落ちるとの理屈に基づくが、私の場合は享楽的な理由でないとは言えジョークでは済まなかった。

 この業界も、凌いでいくには「技術士」「施工管理技士」「RCCM」「土木技術者」「建築士」「測量士」……等々の資格取得を求められ、仕事の合間に勉学を重ねて試験に臨む機会が多い。
 ついつい寝不足に陥ったり、疲労が癒えないまま勤務に復帰したりと、肉体的精神的に無理をしてしまう。そんな時期の仕事・成果は、品質面で要注意である。



 本筋から離れるが、もしこのコンテンツを学生諸氏が読んでいたら、強く戒めたい。
 勉強は何時でも、どこでも、何歳になってもできるが、勉強だけに集中できる期間は、学生時代にしかない。

 社会に出てから勉強しようと思っても、津波のような仕事が、家事を共有しなければならぬ妻が、遊んで欲しい盛りの子どもたちが、学習の邪魔をする。
 その合間を縫って、体系的に学問を究めることが如何に困難か、まだ君たちには分かるまい。

 勉強が形にならないだけなだまだしも、子ども達は不貞腐れ、妻は般若と化し、このところの私のように仕事でトラブルを起こすこともある。
 余程の覚悟を決めて掛からない限り、大人の学問はリスクが大きい。

 だからこそ、経験者として芳醇で瑞々しい若い時間を、無駄にせぬよう過ごして欲しいのだ




 仕事のトラブルは、これまで蓄積した経験と人脈を駆使し、一発逆転の離れ業を決めてキャッチアップ。何とか強制終了に漕ぎ着けた。
 とは言え、経験や人脈をトラブル処理に費消するのは、愚の骨頂であり、本来は日常的に仕事のクオリティを向上するために用いなければならない。

 今日は反省と、トラブル対応で疲弊した肉体および精神を休め、我を取り戻すべく、早めに職場を退出した。



Posted at 2018/07/31 21:49:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2018年07月30日 イイね!

右扉

右扉 沖縄の地方紙・琉球新報の記事から
 『右と左が一夜で逆転した日 沖縄「ナナサンマル」狂騒曲』および
 『きょう「730」から40年 昭和の名車たち、右側通行を再現』
に注目。


 敗戦に伴い、他国の支配を受け容れたのは本土も同じであるが、統治機構や法規まで他国の為すがままに変えられてしまった沖縄ならではの歴史の一コマだ。

 近代的な実力組織とは思えぬ、まるで稚拙な戦争遂行の果て、沖縄を他国に売り渡してしまった戦前の体制、乃至は政治的価値観を手放しで礼賛する自称・愛国者は、沖縄の市民・世論・メディアに対し差別的な暴言を投げつける前に、因果を正しく認識して反省するべきである。



 日本史の中でも、特異な歩みの記録ではあるが、こと行政史に的を絞ってみても、極めて異例な政策遂行であったと言える。
 冒頭画像は、沖縄の各所で掲示された左右通行切換えを広報するポスターであるが、グラビアアイドルを起用したヴァージョンのモデル女性は下着を身に着けておらず、ピクトグラムをあしらった薄手のシャツにはあからさまな突起が写っている。

 当時は様々な意味で大らかだったのか、誰も気に掛けなかった可能性もあるが、現在であれば、些か過激ではないか、行政の広報ポスターとしては如何なものか、いやいや性の商品化であり看過しがたい・・・等々の論争を惹き起こすだろう。


 乗用車や貨物自動車は、左ハンドルのまま通行帯が変わっても走行できるし、バスでも乗客の乗降が頻繁には発生しない観光バス・長距離バスなら、通行帯が異なる英仏海峡を跨いで運行する便もあるが、頻繁に乗降が発生する路線バスは安全確保が難しい。

 扉を増設する改造自体は可能でも、料金の収受をドライヴァーが担うワンマン運行の為には、運転席と横並びに乗降扉を配置する必要がある。
 ドアと運転席を入れ替えるような改造を施すなら、最初から新車を購入した方が安上がりなのは、素人目にも当然と理解できる。



 個人的な感想としては「730」以後、右扉のバスがどうなったか。老朽化でスクラップされた車輌も多かろうが、一部は右側通行の国々へ輸出されるなどして、「ナナサンマルバス」と同様に生き延びている車輌が無いか、もう少し深堀りして欲しかった。

 そしてもう一つ、沖縄の人々は、他国の支配下にあった歴史を受け容れ、自らの血肉としている。
 単に怨嗟の歴史でしかなかったなら、幾ら40年の節目だからと言っても、右側通行の再現などしない。

 例えば南満州鉄道(=満鉄)が誇る流線形の高速機関車・パシナ朝鮮総督府鉄道(=鮮鉄)のエース・パシコは、それぞれ大陸中国・韓国の鉄道博物館に現存するが、よもや彼の地で超特急「あじあ」、国際連絡特急「あかつき」のリヴァイヴァルトレインが運行されることは無かろう。


 歴史に対する、沖縄の人々の寛容さ・大らかさに敬服すると同時に、我が国の政治は、沖縄に生きる人々の美徳に甘えていないか。改めて危惧するところである。






Posted at 2019/01/20 20:25:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2018年07月29日 イイね!

十年

十年 台風12号「ジョンダリ(=北朝鮮提供の命名で”雲雀”)」は、各地に甚大な被害をもたらしながら、西進している。
 一時は関東への直撃も想定されたため、不安を抱え乍ら週末を迎えたが、台風は南寄りのコースを辿ったため我が家周辺では然程大きな被害もなく、穏やかに日曜日の朝を迎えた……筈だった。


 異変は、まだ明けやらぬ0400時頃のこと。我が家の玄関インターホンが鳴動し、強制的に起こされた。
 我が家の外装や外構部分に損壊が生じ、近隣にお住まいの方や通りかかった人が急ぎ知らせてくれたのかと、玄関から飛び出したが誰もいない。

 玄関を開けさせて押入る手口の犯罪も考慮して、周辺を警戒しながら巡視してみるも、人が居た気配すらない。
 一体何だったんだ?遠くでバイクの走行音がしたので、新手のピンポンダッシュか?と訝しがりながら再び床に就くと、またインターホンが鳴動。
 今度は、最初に室内からモニターを確認したが、やはり誰も映っていない。


 よくよく観察してみると、風雨の影響でインターホンの室外子機がずぶ濡れになっており、特に円形の呼出しボタンの隙間が雨水に満たされている。
 なるほど、水が浸みてショートしたのかと合点した。

 その後も不定期に誤作動が発生し、結局二度寝ができないまま、予定外の早起きをすることになってしまった。


 以前、近隣の子どもたちが路地で遊んでいた際、ボールを当てたか、竹馬の棹でぶつかるかして、インターホンの呼出しボタンを強く押し込んでしまい、一時的に使えなくなったことがあった。
 呼出しボタンをこじっているうちに、正常なポジションに復帰したので治ったものと思ったのだが、どうやら呼出しボタン深部の防水機能に綻びが生じて、雨水の侵入を許したものと推測する。


 加えて、家庭用インターホンの寿命は10年程度とされており、既に我が家も新築から10年が経過している。
 同様に10年が経過したシャワートイレは、メーカー点検を促す目的で、パイロットランプが目障りな点滅を繰り返す。
 他にも、家庭用火災報知器などが寿命を迎え、交換に掛からねばならない。


 台風の直接的な被害を回避しても、寿命を迎えた家庭内設備を全面的に更新したら莫大な出費は免れ得ぬこと知り、寝不足気味の頭が締め付けられて痛くなってきた。



 この度の台風被害に遭われた方々へ、衷心よりお見舞いを申し上げるとともに、特段の被害が無かった地域の方々も、家庭内を見回して交換・更新を要する機器および設備がないか、この機会に点検していただきたい。

 我が家はインターホンについて、不調の室外子機交換だけでも1.5万円程度必要なことから、防犯カメラ等ともリンクするシステムへの全面更新を検討している。





Posted at 2018/07/29 16:02:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2018年07月28日 イイね!

表記

表記 老舗有力経済誌・東洋経済が運営するサイト「東洋経済ONLINE」の配信記事から『JALとANA、「台湾表記」問題で見せた強い意地~中国・台湾双方に配慮、試行錯誤を繰り返した』に注目。

 利害渦巻く国際社会において、主張を押し通すことが苦手な我が国にしては、上々の判断および結果だったものと思う。
 一方で双方の顔色を窺い、面子を保つことだけに腐心した「どっちつかず」の対応と批判する向きもあろう。


 以前にも記事としてアップしたが、旅行や出張で飛行機に搭乗すると、私は機内誌の後半に綴られている保有機材の一覧と就航エリアの地図を見る

 特にアジア系の航空会社では、真っ先に竹島尖閣諸島の扱い方を確認する。

 いずれも日本の主張など完全に無視し、あたかも何ら争いのない自国領土であるかの如く、機内誌の地図上にプロットしている。
 片や日本の航空会社は、竹島も尖閣諸島も特にキャプション等を入れておらず、島の遠方に国境線を引くこともしていない。

 大陸中国の横暴に、日本を代表する航空会社が苦慮している状況を横目に見乍ら、日本政府は外国の航空会社に対して、竹島や尖閣諸島が日本領であることを明確にするよう求めたという話は聞いたことがない。


 航空便運行の許認可権限を握る政府がこの体では、航空会社の対応が「どっちつかず」になるのも已むを得まい。



 ここで一つ、草の根の活動を提案したい。
 海外の航空会社に搭乗し、機内誌で”不適切な”地図表記を見付けたら、手許のボールペンで国境線を引き直し、座席ポケットへ戻してほしい。

 必要なアイテムは筆記具のみで低コスト、かつ騒音防止条例等で検挙される覚悟を以て相手国大使館前での黒塗り街宣車による示威行動展開に比べれば、極めて低リスクかつスマートに外交的主張を展開するチャンスである。



Posted at 2018/07/28 18:50:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | オピニオン | 日記
2018年07月25日 イイね!

後顧

 全国紙・朝日新聞が運営するニュースサイト「朝日新聞DIGITAL」の配信記事から『「歩道に人、進ませぬ」タクシー、追跡され暴走の車阻止』に注目。

 ヴェテランドライヴァーの機転に、称賛の声大とも聞く。

 雪国のタクシー運転手は、雪道の信号待ちで停止している最中は絶えず後ろを警戒し、スリップしてコントロールを喪失した後続車に突っ込まれることが確実な状況を認めたら、先頭であれば躊躇なく信号無視して交差点に入るという。
 漫然と信号待ちするのではなく、常に周辺への目配りを絶やさない習慣を、福岡のドライヴァーさんもお持ちだったのだろう。

 安全運転に対する真摯な取組みが、更なる被害を防ぎ、事件解決をもたらす端緒となったことが喜ばしい。


 一方で懸念が無いでもない。
 怪我についてのコメントがドライヴァーについてしか記されていないので、乗客はいなかったものと想像するが、仮に実車中のタクシーだったら同じ顛末になっていたか。
 危険を察知し機転を利かそうとしても、乗客への配慮が優先して暴走車の阻止ができなかった可能性もある。

 また法人の営業車=自分のクルマではないから、思い切った行動に踏み込んだ側面もあったのではないか。
 自分の愛車を、暴走車の前に置く決断を咄嗟に下せるか、私には自信が無い。


 犯人が武装していなかった点も、大きな幸運と見ていい。
 もし拳銃を所持していたら、後ろから銃弾を撃ち込まれ、或いは刃物を手にしてたら、停止後の接近で切り付けられていたかもしれない。
 いずれにしても良くて大怪我、最悪落命(実車中であれば乗客もろとも)していた。
 

 結局のところ、様々な僥倖が重なって紡ぎ出された、奇跡のような事件解決だったように思う。
 そもそもタクシードライヴァーをヒーローにしてしまう前に、本来は警察官の高度なドライヴィングテクニックと、強靭な警察車輌によって、破滅的な暴走が阻止されるべきだった。

 警察には、追跡からタクシードライヴァーの献身を以て逮捕に至るまでの経緯を、真摯に検証して改善すべき反省点を洗い出して貰いたい。

 同時に、常に後方を顧みる習慣から正義を実現することができたタクシードライヴァーに、よもや「後顧の憂い」が生じぬよう、勇気を讃える褒賞と、手厚い補償をお願いしたい。





Posted at 2018/07/29 10:34:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記

プロフィール

「育児 http://cvw.jp/b/1043160/47663127/
何シテル?   04/18 19:29
 建設業界で禄を食む文系出身(経済学専攻)のプロフェッショナル・エンジニアが、愛車整備・政治経済・文化学術・スポーツそして土木施工の現場で日々記した野帳を公開し...
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