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2018年06月30日 イイね!

説諭

説諭 全国紙・読売新聞が運営するニュースサイト「YOMIURI ONLINE」の配信記事から『「格好悪い失敗」「うそ」暗転に肩落とす見物客』を叱る。

 コメントした少年よ、そしてご両親よ。
 失敗とは、そんなに格好悪いものなのか。


 図書館に出向き、宇宙開発の歴史を調べてみればよい。
 冷戦期に鎬を削ったアメリカもソヴィエトも、そして日本のH-2ロケットも、幾多の失敗をし、時に大きな犠牲を払い、そこから教訓を得て技術を積み重ねてきた。

 個人的には1980(昭和55)年にNHK教育テレビで放映された「人間は何をつくってきたか~交通博物館の世界」シリーズの第9・10編「ロケット」をお奨めしたい。
 人類初の月着陸を果たしたニール・アームストロング(収録当時はシンシナチ大学教授)がMCを担当、リアルに宇宙開発に携わってきた当人が経緯を語る姿を、私は鮮明に記憶している。


 今回の打上げ画像を観察してみると、ノズルの付け根近くに小さな炎が見え、その直後にメインエンジンが停止、再度着火するも重力に捕まって堕ちた。
 燃料供給のラインが打上げの衝撃で破断し、漏れた燃料に引火すると同時に、メインエンジンが推力を喪失したものと想像する。
 だとすれば、燃料系の強度または加工精度に問題があり、補強もしくは設計変更というソリューションが朧気ながら見えてくる。


 失敗無き成功は有り得ず、仮にあったとしても、それは単なる幸運な偶然の産物でしかない。
 失敗を通じて得た知見が反映されない成功は、後々更に深刻かつ取り返しのつかない失敗を犯すかもしれない。



 改めて諭す。
 どんな失敗も、決して「格好悪」くない。
 この先の人生で、何かしら大きな失敗をした際、きっと実感するだろう。
 

 格好悪い失敗を強いて挙げるとすれば、失敗に学ばず、同じ痛みを再度味わう愚行の他に見当たらない。

 失敗から糧を得ず、進歩を止めた文明、或いは失敗を許さず、寛容さとしなやかさを喪って硬直した社会に、我々を打上げてはならないのだ。





Posted at 2018/06/30 20:52:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | オピニオン | 日記
2018年06月29日 イイね!

防御

防御 時事通信社のニュースサイト・時事ドットコムの配信記事から『新幹線に盾など配備へ=JR東海、殺傷事件受け』に注目。

 許し難い無差別テロ事件の発生を受け、再発防止策の検討に加えて、発生した後の対応を充実させる具体案が出てきた。
 概ね納得のいくものであり、乗客・乗務員の防御に万全を期するためにも、早急に進めていただきたい。
 但し、一つ追加の提案を申し上げる。


 そう広くは無い車内に、盾を備えておくとなると相応のスペースを食う。
 また、安易に格納場所から取り出せるようだと、テロリストの防御用に転用されかねない。

 例えば乗務員室の扉を、炭素繊維など軽量かつ強靭な造りとし、異常発生時には乗務員が簡易なツールを用いて短時間で外せるようヒンジに工夫を施して、盾に用いてはどうか。
 普段はドアとして機能していれば、格納スペースを確保する必要はなくなる。

 また、扉で仕切られたスペースへ退避した場合にも、テロリストの襲撃を跳ね除ける有効な防御手段となりうる。



 これから量産が始まる新型車輌・N700Sの設計を至急に変更し、製造段階から「盾」を装備して戦列に入れば、普及も早かろう。

 安全とサーヴィスを両立すべく、JR各社には更なる尽力を願う。




Posted at 2018/06/29 21:27:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | 鉄道 | 日記
2018年06月28日 イイね!

境内

境内 出勤前、または退勤後のひととき、気が向くと鉄道唱歌にも織り込まれた江戸時代からの名所・愛宕山に登る。
 山頂に鎮座する古社・愛宕神社にお参りする目的もあるが、主な動機は「ナンパ」である。



 といっても、境内に数匹屯するネコ(一説には常に3匹で、世代交代しても何故か一定らしい)相手。同種族の異性でなければ、倫理上の問題はあるまい。

 お世辞にもキレイなネコとは言えないが、参拝者に可愛がられ、とても人懐っこい。
 カメラを向けてもどこ吹く風、私の足元に転がり、腹を見せている。



 癒しをお裾分けしようと、毎度ママにラインを送るのだか、何故か機嫌が悪く、「朝から野良ネコ口説いてんぢゃねえ」と返された。



 朝程の頻度ではないが、退勤後に自身の飛躍を期して、愛宕神社の表参道たる「出世の階段」を一気に登り切り参拝、裏側の階段から境内を辞したところ、愛宕山西斜面中腹に据えられたフェンス天端を歩く生き物がいる。
 最初はタヌキかと思ったが、小さめの頭に、鼻筋の白い線が見えて「ハクビシン(白鼻芯)」と判った。

 都心にも野生の個体が進出し、果樹を食い荒らしたり、屋根裏に棲み付いて糞尿を撒き散らしたりと、結構な住民被害が生じているようだ。



 思い返すと、愛宕山周辺の古い民家や商店の中には、管理が行き届かず廃屋寸前の建物や、収穫される宛ての無いまま、たわわに実った枇杷や柿の木が散見される。
 こういった環境が、ハクビシンの都心進出を許しているのだろう。


 初めて目の当たりにした、野生のハクビシンに驚くと同時に、あまり周辺住民には迷惑をかけず、殺生禁止の境内エリアでネコと一緒に、静かに生き抜いてもらいたいと願う。




Posted at 2018/06/29 08:19:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2018年06月27日 イイね!

靴底

靴底 膝が痛い。


 定期的に鍼灸院へ通い、癒していただいているが、なかなか効果が長続きしない。

 膝関節を構成する骨と筋肉のアッセンブリが、相変わらずかなりユルんでいて、鍼灸師の先生が注意しながら下肢を左右に揺さぶると、気持ち悪い程にズレと軋みが起きる。
 痛みの要因は、まさにそこなのだが、では緩みが回復しないと痛いのかと言えば、必ずしもそうではないらしい。


 鍼灸師の先生は、若かりし頃の大怪我が原因で、私よりも遙かに下肢のズレ幅が大きい。
 それでも年に数回フルマラソンを完走して、翌日から普通に診察に入るという。

 走る際には、右足も左足も1本の細い線を踏むようにすると、下肢が膝を支点にし外側方向へズレるのを抑えることができて、負担が極めて小さくなるのだとか。
 これがサッカーやラグビーのように、肩幅以上のスタンスで、かつ急に方向転換するような走り方をすると、鍛えていない普通の人は容易に膝を傷めてしまう。

 しかしスポーツ観戦はするが、ガチにピッチ上でプレーをすることはない。
 さて、何が負担になっているのかと思案した先生が、導き出した答えは靴だった。



 当日履いていたのは、デザインと価格重視で選んだジップアップのショートブーツで、見た目のゴツさとは裏腹に、簡単に靴底が捻じれてしまう。これでは柔らか過ぎて踏ん張りが利かず、下肢のズレを抑えられない。
 よって日常歩行のレヴェルでも、膝に負担を強いているものと推測された。

 試しに、医院備え付けの靴底がガッチリしたシューズ(税込み6千円台)を履き、先生がマラソンをするように足を中心に寄せるように歩いてみると、非常に楽で足が自然と前に出る感覚がした。


 省みれば、オフロード走行や牽引運用に堪えるべく、世界一強靭なフレームを備えた愛車=ゲレンデを保有していながら、身に着けるものに「フニャフニャ」なアイテムを選ぶのは、行動に一貫性が無いと判じざるを得ず、恥じ入る他ない。

 相応の負担を甘受して、ゲレンデに勝るとも劣らぬ、ガッチリした佳い靴を新調しようと思った。






Posted at 2018/06/30 09:29:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2018年06月26日 イイね!

大連

大連 全国紙・朝日新聞が運営するニュースサイト「朝日新聞DIGITAL」の配信記事から『大連、消えゆく日本風建築 軍の副業厳禁化、相次ぐ閉鎖』に注目。


 満州および満鉄に縁がある者としては、今でも中国東北部への玄関口であり、南満州鉄道の本社が置かれていた都市にして、懐かしき遙かなる地名であるが、残念ながら未だ訪れたことがない。

 中国だけでなく、台湾韓国などでも日本統治時代の遺構が消えつつある。
 既に我が国の影響力が及ばない地域であり、建築行政・都市再開発という重要な内政に対する干渉は赦されない以上、歴史の一コマとなっていく街並みを静かに見送るほか無い。


 せめて記事にもあるように、冷静な歴史観を持った心ある現地の方々と交流して、保存や活用について知恵を提供したり、幾ばくかの心付をお贈りすることができれば、大きな力添えとなるかも知れない。

 植民地出身者に由来する、我が身の来し方を辿る旅の目的地として、早急に大連を設定し発ちたいものである。



 また技術に心得のある方が、映像や図面などの記録を体系化し、書籍等の資料として公開することも期待したい。
 台湾の大学図書館では、日本家屋に関する書誌を何冊か読むことができた。
 当局の許可が必要になるが、ドローンを飛ばし、街並みごと三次元データに落とし込むことも可能である。

 日本語版の出版や、三次元データの加工といった局面では、現地に赴かなくとも国内で日本家屋・植民地時代の街並み保存の活動に携わることができそうだ。




 そう言えば、来月に予定されている社会人野球の最高決戦「都市対抗野球」において、第1回大会から3回連続で優勝を飾ったのは我らが大連市だった。

 そんな外地の歴史にも想いを馳せ乍ら、リアルに大連の街を訪れる日を待ちたい。






Posted at 2018/06/27 22:07:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記

プロフィール

「育児 http://cvw.jp/b/1043160/47663127/
何シテル?   04/18 19:29
 建設業界で禄を食む文系出身(経済学専攻)のプロフェッショナル・エンジニアが、愛車整備・政治経済・文化学術・スポーツそして土木施工の現場で日々記した野帳を公開し...
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