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midnightbluelynxのブログ一覧

2018年11月29日 イイね!

物作

物作 本日各戸配布およびHP上で公表された自治体広報紙「市報ふじみ野」平成30年12月号から、『【特集】技術を磨く、まちが輝く』に注目。

 概ね誰もが同じかと思うが、投函されてきた自治体の広報紙なぞ、斜め読み程度でリサイクルに回されしまうことが多かろう。
 しかし今号に関しては濃厚かつ芳醇な内容に満ちていて、熟読してしまった。
 特集では市内に所在する、特徴的な生産品および技術力を誇る「物作り」企業5社が紹介されている。
 うち、2社は弊ブログ記事に大きく関係する。



 まず、表紙(冒頭画像)でロウ付けの作業風景が紹介されている「有限会社小柴製作所」。
 弊ブログ8月24日付記事『下請』で紹介した、ラグビー用ホイッスルを製作する企業だ。

 産経の記事よりも踏み込んで、ホイッスル開発の詳しい経緯や、開発のきっかけとなった社員氏の人となりにも触れている。
 更に、国産としては唯一のラグビー用ホイッスルメーカーになってしまった事実が明記されており、来年のワールドカップ日本大会でマッチを仕切るレフリーが、小柴製作所製のホイッスルを用いる可能性は単なる夢などではなく、格段に高くなった。

 もし小柴製作所をモデルにドラマを製作したら、ラストシーンは地響きのような歓声に沸くワールドカップの決勝戦、万感の思いを込め鳴り響くノーサイドの笛の音と、選手と共に走り続けマッチを作り上げたレフリー口元のアップ……だろうか。


 ますます国産唯一のラグビー用ホイッスルが欲しくなった。


 次いで「日本無線硝子株式会社」。
 社名からお分りの通り、通信機器製造大手・日本無線の子会社で、元々は半導体が実用化される前に多用された真空管の製造を請け負っていた。
 その高度なガラス加工技術を見込まれ、地元出身のノーベル賞受賞者・梶田隆章教授が携わった「スーパーカミオカンデ」、その前身で、やはりノーベル賞を受賞した小柴昌俊名誉教授が携わった「カミオカンデ」の核心である光電管の製造を手掛けている。

 ちなみに同社の敷地は、旧陸軍の弾薬製造工場があった場所で、広大な跡地には日本無線系列の企業や、大手印刷会社が工場を構える他、市役所・郵便局・図書館・小中学校といった公共施設、そして関東でも最大規模の公団住宅「上野台団地」が拓かれた。
 
 このエリアは、合併してふじみ野市が発足する前の、旧・上福岡市が歩んだ歴史そのものである。

 
 小さくとも特徴的で、キラリと輝く「物作り」企業が地元に多数所在するだけでなく、弊ブログ主が張り巡らしたアンテナに引っ掛かった話題が、実は地元と密接に関係していた事実を知り、大いに喜んだ。

 ミッドナイトブルーのゲレンデが巡航するエリアは、単なる長閑な田舎ではなく、実は文化的・先進的・国際的な、とても佳い街なのだ。



Posted at 2018/12/30 17:26:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2018年11月27日 イイね!

嘘電

嘘電 クオリティの高い鉄道関連記事の発信が多い老舗有力経済誌・東洋経済が運営するサイト「東洋経済ONLINE」の配信記事から『京急カラー「ウソ電」、なぜ全国に増殖したか~赤と「くりぃむ」で空港線PR、背景には危機感』に注目。


 鉄道趣味にご興味がない方も多いと思うので、タイトルについて簡単な補足をすると”ウソ電”とは鉄道模型の趣味誌「RMM」の読者コーナー「今月のウソ電」からスピンオフした用語。
 パソコンの画像編集機能を駆使し、最新鋭の車輌へ懐かしの旧塗色を施したり、逆に古い車輌へ最新鋭車と同じ塗色を施したりして、実際には有り得ない仕様をリアルに画像化して投稿する。

 昨今は、現役の営業車輌へリヴァイヴァルカラーのラッピングを施して運行する鉄道会社が増え、現実世界のほうが「今月のウソ電」を追い越している面も否めない。
 
 記事中では琴電1080形(=旧京急1000形が移籍)の、現行フラッグシップ車輌”2100系仕様ラッピング”について、「奇妙」だの「復刻を期待したファンの悲鳴」だのと評しているが、むしろ正統な「ウソ電」ではないかと心得る。


 鉄道ファンとしては、地方鉄道の「京急カラー」が似合う・似合わないに始まり、様々論評を下しながら利用して楽しむことができる。
 一方で首都圏で暮らす一般の方は、地方に出かけても「あれ京急電車か?」では、まるでお釈迦さまの掌から出られない孫悟空のような心持ちに陥れられるかも知れない(笑)。

 以前は各地方空港の出発ロビーに、羽田空港からのアクセスを担う東京モノレールおよび京急の券売機が置かれ、離陸前に予め切符を買わせることで、利用者を囲い込む手法が採られていた。
 しかし、全国的にICカード乗車券が普及し、広範な相互利用が可能になったことから、離陸前に切符を買ってもらう手法は効果が薄れてきた。
 そこで、視覚的にインパクトの大きい赤い塗色のイメージを植え付け、羽田空港アクセスにおける京急の知名度を上げることで、利用者獲得を図る施策に転じたのだろう。


 地方鉄道においても、昨今減退傾向にある広告収入を補えるだけでなく、一般的な塗装技術では褪色が激しく、維持が難しい赤系の外装を営業車輌が纏うことで、新たな路線イメージを創造できるかもしれない。


 ところで、ライヴァルたる東京モノレールは、同様の広告展開をしないのであろうか。
 JR東日本傘下にある誼を利用し、JRグループ各社の車輌が乗り入れている新千歳・関西・福岡・宮崎などの各空港アクセス列車に、”東京モノレールラッピング”を施してはどうだろう。

 更に京急も、片道でラッピング広告を展開するのではなく、行政の観光振興担当部局とタイアップするなどして、各地方鉄道の特色を採り入れたラッピング車輌を走らせてはいかがだろうか。


 首都圏/地方の鉄道が相互にwin-winな取引と、鉄道ファンにとって楽しい話題を提供してくれる「ウソ電」の展開を、今後も期待したい。


Posted at 2019/09/16 11:51:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | 鉄道 | 日記
2018年11月21日 イイね!

古関

古関 時事通信社のニュースサイト・時事ドットコムの配信記事から『「六甲おろし」古関氏殿堂入りを=故郷福島で講演会』および
 日本語もまともに使えない三流新聞たるを弁えず、「日本人かくあるべし」などと偉そうに高説を垂れる自称保守系紙・惨軽辛蚊のニュースサイト「The Sankei News」の配信記事から『「六甲おろし」作曲、古関裕而氏の野球殿堂入りを 福島』に注目。


 記事タイトルにもあるタイガースの「六甲おろし」のほか、「闘魂こめて」(ジャイアンツ)「ドラゴンズの歌」など、プロ球団の名応援歌を作曲した音楽家として著名であるが、アマチュア野球ファンとしては、夏の甲子園における高校野球大会歌「栄冠は君に輝く」、そして何より、

○早稲田大学第一応援歌「紺碧の空」(住治男作詞)


○慶應義塾大学応援歌「我ぞ覇者」(藤浦洸作詞)


○明治大学第三応援歌「紫紺の旗の下に」(明治大学応援団作詞)


 これら今なお週末昼間の神宮球場で耳にする応援曲を紡いだ人物である。
 我らが東京六大学野球において、リーグ創成期に強力な牽引役を果たした明・慶・早の各校に応援歌を提供してきたのは、古関裕而ただ一人だ。

 個人的には、プロ3球団の応援歌よりも、臙脂、紫紺そして三色の旗が翻るスタンドで、現役学生とOBOGが肩を組み唱和する大学応援歌の方が歴史的・文化的価値が高いと考える。
 
 
 これまで野球殿堂入りしている人物としては、選手以外にも皇太子時代に今上陛下の教育掛を務めた第7代慶應義塾々長・小泉信三アメリカンフットボールでも殿堂入りしている明治大OBの政治家・松本瀧藏など学生野球の振興に尽くした人物の他、新聞記者やアナウンサー、少々変わったところでは東京帝大在学中に野球に熱中したと伝わる歌人・正岡子規が選出されている。

 それら野球界の偉人に、古関裕而氏が列せられても何ら違和感なく、今年直ぐにでも実現してもらいたいと願う。

 弊サイトとしても声援を捧げたい。








 さて、ここで古関裕而氏野球殿堂入りを後押しする声援よりも強く厳しく、腐れ惨軽に対する抗議と警告を申し述べたい。
 惨軽記事中、慶應義塾における事実上の第一応援歌「若き血」の作曲者を古関裕而としているが、格調高い名作の数々で知られる堀内敬三の作詞作曲である。

 福島における講演で登壇した慶應義塾大名誉教授・池井優(いけいまさる)氏は、昭和末期から平成初頭に掛け第5代の大学応援指導部々長を務めた方で、塾歌に次いで応援団の命である「若き血」の作詞作曲者を間違えるとは考え難い。

 恐らくは惨軽の未熟極まりない記者が、メモを書き違えたか、勘違いしたかであろう。


 池井名誉教授、堀内敬三氏、そして何より古関裕而氏に対し、これ以上無い非礼である。
 惨軽の拙劣な記事執筆陣と、何ら機能していない校正担当へ、不正確な報道に接し厳重な抗議と解体的出直しを求める。

 恥を知れ。






Posted at 2019/01/05 19:27:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | 東京六大学野球 | 日記
2018年11月20日 イイね!

不適

不適 関西のスポーツ紙「デイリースポーツ」が運営するニュースサイト「DailySportsOnline」の配信記事から『「やったぜ日産」投稿のホンダ販売店が公式HPで謝罪「大変不適切な表現」』に注目。


 ライヴァル社が「やっちゃった」よ、ザマぁみやがれ……と思ってしまったこと自体は、人間の感情として理解できるが、同業の立場で為してはならぬ。
 逆にホンダがやらかしてしまったら、大ヒットを飛ばした「N-box」の広告展開を逆手に取って

「New Next Nippon Nonesense(ナンセンス)」
「New Next Nippon Nikumarekko(憎まれっ子)」
「New Next Nippon Nukesaku(ぬけさく)」
「New Next Nippon Netsuzou(捏造)」
「New Next Nippon Nobosemono(のぼせ者)」

 と揶揄されることだろう。
 謙虚に、真摯に、黙したまま他社のスキャンダルを他山の石とすればよい。



 それにしても、日本を代表する自動車メーカーを率いた外国人経営者の所業は、報道が事実であれば愚かさ非難するに足る言葉無く、その浅ましさを軽蔑し尽くせない。

 直接の容疑となっている金融商品取引法違反だけでなく、巨額な所得隠しと脱税でも捜査を受けることになるものと推測する。

 日産の現経営陣は即座に否定しているが、ルノー側との主導権争いから生じたクーデターの側面もあったのだろう。とは言え、日産が主体的に告発し捜査にも協力していることから、日本社会や自動車市場の受け止めは比較的穏やかで、初動の危機管理には成功しているものと考える。



 Ghosn has gone.
 カリスマは、塀の向こう側へ去ってしまった。

 日産よりも前に外資傘下入りしながら、業績回復と歩調を合わせ、着実に経営の独立を回復したマツダを見習い、今回の事件を前向きに捉えて、自主経営奪還の足掛かりとする他あるまい。


 



Posted at 2018/11/22 05:24:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車 | 日記
2018年11月14日 イイね!

三弾

三弾 本日発売の書誌『G-class Perfect BOOK Vol.3』( ぶんか社ムック)に注目。

 散発的・不定期ながらも途絶えることなく刊行される、我らがGクラスに関する特集誌の最新刊。
 ぶんか社のムックとしても、タイトルに明記されている通りこの号で第三弾目になる。
 モデルチェンジ後の新型が表紙に据えられているのは当然と心得つつ、旧型のオーナーとしては確実に世代交代が進んでいることを実感させられ、寂しさを禁じ得ない。


 しかし中を読んでみると、新型に関するコンテンツよりも、旧型のドレスアップやアフターパーツに関する記事の方が充実している。
 特にオフロード系のパーツは、むしろ新型リリース前よりも多数の広告が出稿され、かなり充実した感がある。


 ゲレンデのモデルチェンジが公になってから、間もなく1年が経つ。それでも街中で見掛けるゲレンデは、旧W463が殆どで、新型は滅多に出会わない。
 少なくなったとはいえ、まだW460の方がマジョリティかもしれない。

 そんな状況下でアフターパーツの供給にしろ、ドレスアップの事例にしろ、まだまだ希少なのもまた当然のことである。


 新型のリリースで、当面併売される旧型W463の関連マーケットが活性化されたのであれば、オーナーとしては望外に佳き環境でカーライフを送れることになる。
 この環境を末永く愉しむ為にも、オーナー各位が愛車を大切に保全し、気に入ったアフターパーツについては迷わずゲットするなど投資を惜しむことなく、マーケットを下支えする必要があろう。

 さて私も、来月支給のボーナスを原資に、ガードやプロテクタなど新たな装備を検討してみようか。



Posted at 2018/12/16 19:39:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | ゲレンデ | 日記

プロフィール

「育児 http://cvw.jp/b/1043160/47663127/
何シテル?   04/18 19:29
 建設業界で禄を食む文系出身(経済学専攻)のプロフェッショナル・エンジニアが、愛車整備・政治経済・文化学術・スポーツそして土木施工の現場で日々記した野帳を公開し...
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