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midnightbluelynxのブログ一覧

2020年04月29日 イイね!

松濤

松濤 昨年の今日は、我が子と古都・鎌倉へ向かっていた。
 湘南新宿ラインの開通後、我が家のある埼玉や、都心の玄関口・池袋から直通電車があるので、心理的な距離感はだいぶ解消されている。

 例年開催されている、子どもが通う空手道場(松濤館流)のイヴェントで、午前中は由比ガ浜海岸で楽しく水遊び。
 午後は一転、畏まって北鎌倉駅前の古刹・円覚寺にて、松濤館流の開祖・船越(富名腰)義珍翁の墓所にお参りする。

 船越義珍翁の指導を仰いだ、慶應義塾・早稲田・法政・拓殖の4大学体育会空手部OBOGおよび現役生が組織する「同門会」が、毎年この日に開祖の遺徳を偲ぶ「松濤祭」を挙行している。
 「松濤」は船越義珍翁が好んで用いた雅号で、流派名の由来でもある。


 我が子は例年参列してきたが、昨年から松濤館流の門下生となった私も、引率者の一人として帯同を許された。

 初めて開祖の墓前に立って焼香し、自身の空手への姿勢を省みつつ精進への決意を新たにできたことも感慨深かったが、日ごろお世話になっているコーチ陣と、大人になってからの稽古の困難さや、大人ならではの鍛錬の愉しさについて語り合いながらの道中も、得難い経験として記憶に残っている。



 その後1年が過ぎ、漸く帯色もついたところで、今年もお参りして開祖にご報告を……と願っていたが、昨今の感染症蔓延でイヴェントそのものが中止されてしまった。

 このイヴェントだけではない。
 我が子も私も、空手の稽古そのものが制限を受け、先月半ばから休講の憂き目に遭っている。
 面白さが分かりかけたタイミングで、この状況は辛い。

 しかし塞ぎ込んでいるだけでは、上達など見込めない。
 道場の稽古がなくとも、体力や柔軟性を向上させて、再開に備えることはできる。
 これまで指導を思い出しながら自己練習を繰り返せば、練度をキープできるだろう。

 空手の特徴的な足運び(前に出した足の外側を進路と並行にし、つま先がやや内側を向く)が、なかなか上手くできない。
 いつになるか分からないが、稽古が始まるまでにそこだけでもクリヤしたいと願う。

Posted at 2021/05/25 23:02:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2020年04月22日 イイね!

五徳

五徳 先週から在宅勤務が始まり、営業日ベースで10日が経過した。

 子どもたち(中学校・小学校)も、手探り状態で遠隔授業が始まっているが、まだまだ通常授業と同じヴォリュームにはならない。発信する学校側の通信容量の問題か、クラスを半分に分けて午前・午後に授業する…といった状態。

 研究職に従事するママも在宅勤務となっているが、量産型規格品のサラリーマンと異なり……

(※以下限定公開)
Posted at 2021/05/30 16:47:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2020年04月17日 イイね!

陸軍

陸軍 きっかけは、4月から配属となった勤務先部署の後輩職員に、結婚式への参列を請われたことだった。
 歳相応の身形ができるようスーツや靴は整っているが、実は長らく腕時計を使っておらず、ちゃんと機能する時計が手元にない。

 ではそれまで、時刻は何を見て確認していたのかと言えば、30代までは鉄道時計をポケットに入れていた。
 プロユースのアイテムだけに、極めて精度が高いだけでなくタフさも兼ね備えた優秀な時計で、今でも職場の机上で置時計として機能しているが、大切な時計であることと、リューズのギザギザでズボンが傷んでしまうため、電池交換などのタイミングを除き持ち歩く機会は滅多にない。
 その後は携帯電話~スマートフォンを所持するようになり、時刻の確認はそちらで済ませてきた。

 若い頃ならば、「オレは時計なんぞに縛られないぜ!」と突っ張っていられたが、齢50も近くなって同じことを叫んだら、常識を疑われかねない(汗)。
 後輩の奥方や、親戚各位に「変な先輩がいる会社だなぁ」とも思われたくないので、ここは習慣を変えて腕時計を探すことにした。


 自分なりに定めた、欲しい時計の条件は以下の通り。
〇アラビック・インデックスであること(鉄道時計で見慣れている)
〇オートマチックまたはソーラー充電式であること
 (電池交換の面倒を避ける+災害時に電池切れとなるリスク回避)
〇左リューズであること(左利きなので右手装着)
〇パーペチュアルカレンダーであること(日付の調整をつい忘れる)

 ただ、幾ら探しても条件に合う時計が見付からない。
 最もハードルが高いのはパーペチュアルカレンダーで、機械式クロノグラフでパーペチュアルカレンダー機能付きとなると、クルマを買うような値段になってしまう。
 左リューズでアラビックインデックスのオートマチック、価格は〇十万円というドイツ製の時計を見つけた際は正直グラっときたが、パーペチュアルカレンダー機能付きのモデルではないため、価格との見合いで見送ることにした。

 ちょっと条件が厳しすぎる?無いものねだり?と諦めかけつつ、選択条件を一旦フリーにして、ミリタリーモデルの時計を物色していた時に、その時計が目に留まり一目惚れしてしまった。


 カシオが展開するタフギア「G-SHOCK」が、イギリス陸軍とコラボした「MUDMASTER GG-B100」。通常モデルのベルトがブラックまたはグリーンなのに対し、迷彩柄となっている。また余ったベルトを止める金具の表面には、獅子を戴く王冠に剣が交差する、英国陸軍旗の文様があしらわれている。

 「G-SHOCK」にはソーラー式のモデルもあるが「GG-B100」はバッテリー駆動のみ、インデックス上ではアラビア数字が12・3・6・9時だけで、この点は条件から外れる。
 一方でコンパス・温度計・気圧計・高度計・万歩計のほか、Bluetooth機能を搭載しスマートフォンと連動させる(専用アプリのダウンロードを要す)ことで、海外旅行時の現地時刻合せや、移動時のログを時刻・位置座標・標高とともに地図上へプロットする機能を備えている。
 見た目アナログ時計ではあるがベースはディジタル時計なので、そもそも右にも左にもリューズはない。
 
 そして、液晶表示窓を備えており、ディジタル時計では当たり前の万年カレンダー表示ができるようになっていて、日付の調整は必要ない。


 このモデルの紹介記事を閲覧した時はまだ発売前だったので、時間を掛け十分検討を重ねて、通販サイトの予約受付開始と同時にオーダーを入れた。
 その時計が、今日届いた。

 
 英陸軍旗の文様をカラーでプリントした、少々大きめの迷彩柄ケースに納められていて、プレミアム感は十分。
 実際に装着してみると筐体の厚さが目立つが、作戦中に手袋を嵌めたままでの操作性に鑑みてボタンを大きくしており、仕様には明確な合理性がある。
 その大きめなボタンは左右に配置されていて、かつリューズと異なり回転する操作がないので右手に装着しても違和感が無い。
 ベルトは樹脂製だが、バックルの爪を通す穴が、下側ベルトのほぼ全長に亘って穿たれていて、蒸れの不快感を緩和してくれそうだ。

 これを着けたら、愛車はワンテンといきたいところだが、ほぼ同じキャラクターのゲレンデでも、悪くはなかろう。
 むしろ親和性が高すぎて、傍目には………あ、そういえば後輩の結婚式参列に適した時計を探していたんぢゃなかったっけ。

 幾らハイスペックなモデルと云えど、迷彩柄の時計で晴れの宴席に馳せ参じるわけにもいかず、また別の時計を探さねば。





 この時計に関連して、知ることになったトリビアを一つ。

 英国海軍は「ロイヤル・ネイビー」
 英国空軍は「ロイヤル・エアフォース」
 では英国陸軍は?

 「ロイヤル・アーミー」とは呼ばず、フラットに「ブリティッシュ・アーミー」となっている。

 これは、海軍・空軍が国王大権に基づく常備軍である(よって王立=「ロイヤル~」となる)のに対し、陸軍だけは国民から選出された議会の許可の下で「臨時に」編成される実力組織であるという違いに根差している。
 なお、「ブリティッシュ~」の称号の通り、北アイルランドは含んでおらず、同地は海外領土の扱いとなる。

 そもそもイギリス憲法では、常備軍として陸軍を保持することを禁じており、現在でも一定期間ごとに議会が陸軍設置の許可を下ろしている状態である。
 勿論のこと、実態としては陸軍も含めすべての実力組織が常備軍であることには変わりがない。

 イギリス憲法は「マグナ・カルタ」以降の法律条文や判例の積み重ね(不成典憲法)で、単一の成典にして改憲手続きの条件を厳しく設定している日本国憲法と異なり、改憲のハードルが遙かに低い。
 既に形骸的しているにせよ、強力な文民統制の意志を示す手段として、憲法条文と議会手続きを残しているのだろう。


 腐れ保守は、日本の憲法9条が世界的に見て非常識であるかのように喧伝するが、何のことは無い。議会制民主々義の先駆者たる英国には、陸軍に限ってではあるが「戦力不保持」の条文が生きているのである。


Posted at 2021/06/06 00:51:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2020年04月15日 イイね!

資質

資質 在宅勤務中、昼食を摂りに外出した際のこと。
 川越街道の旧大井町エリアが、大渋滞している。
 救急車や消防車と思われるサイレン音が喧しい。
 あぁ、交通事故が起きたせいか…と納得し、どうやら帰り道の方向が現場のようだなと当たりをつけて進んでいくと、川越街道から西進する地蔵街道で、文京学院大学の通学バスが事故を起こしていた。

 更に西進した先にあるふじみ野キャンパスから、ふじみ野駅方面に向かっていたバスが、センターラインを跨いで右側の歩道に乗り上げ、街路樹として植えられている花が咲いたばかりのハナミズキ1本と、地域の街路案内板をなぎ倒して止まったらしい。
 追突しそうになって咄嗟に右へハンドルを切ったまま、プチ暴走してしまった…というところか。

 大学は休校中とのことで学生・教員は乗車しておらず、何の為に通学バスが走っていたのかは不明だが、メンテナンスか給油かの用事があったのだろう。
 対向車や歩行者との衝突が無かったことも含めて、無辜の第三者に死傷者が出なかったことが奇跡的なようにも見え、極めて幸運な状況に救われたものと思われる。


 通学バスが特段の安全運転を求められることは、主たる利用者が前途洋々たる若者であることに鑑みれば、至極当然のことである。
 細心の注意を払った上でなお、事故が生じてしまうのは致し方ない面もあるが、個人的にはこの通学バス運行について、些か疑念を持っていた。

 数年遡るが、ふじみ野市の委託で運行している循環バスを利用した際、運転手氏が「(文教学院大学の)通学バスは、右折待ちなどの場面で絶対に道を譲ってくれない」とぼやいていた。しかも、ある特定ナンバーのバスが、特に強硬なのだとか。
 プロドライヴァー同士、互いに敬意を表して譲るところは譲るのがマナーかと思っていたが、どうやら文京学院大学の通学バスドライヴァー氏には通じないようだ。

 そんな(悪)評判を耳にした後での、極めて危険な事故発生ゆえ、プロドライヴァーとしてのとしての資質に、やや問題ありかとも思ってしまう。
 実際に、現場のモラル欠如を感じたバス会社が、後に重大事故を起こした例を、私は知っている。


 ちなみに、通学バスが発着するふじみ野駅は、副駅名を「文教学院大学前」としている。
 地域の主要道で起こした交通事故は、学生や住民に直接的被害が無くとも、影響は決して小さくない。
 安全運転へのモラル向上を含め、駅にも名を付された学校当局の猛省を促す。

Posted at 2021/05/30 18:56:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車 | 日記
2020年04月14日 イイね!

五百

五百 アメリカで創刊された男性向けファッション・ライフスタイル雑誌「GQ」の日本語版サイト配信記事から『オークションに出品された超希少なGクラスとは?』に注目。

 新車紹介が中心の同誌で、珍しい中古車の記事であるが、美術品を扱うサザビーズのオークション出品車と聞けば、納得の扱いではある。
 しかし内容に些か問題があるので指摘しておきたい。

 まず最初の段落の中見出しにある「初代Gクラス」の表記。
 500GEは、1979(昭和54)年に最初のモデルがリリースされたパートタイム四駆モデル・W460ではない。
 形式で言うとE-4632281。数字部分をご覧になっての通り、1990(平成2)年に初めてのモデルチェンジで誕生したフルタイム四駆モデル・W463のスペシャルヴァージョンである。

 そして記事中段の「シュタイア・プフ版の500GEは、マーケットの期待がメルセデス版には及ばないだろうとの判断から、ロング版のみを500台限定で生産することになった。」との記述。
 そもそも、メルセデスの500GEにもショート版は存在しない。よって、東欧諸国向けだからヴァリエーションを絞ったという事実も無い。
 この辺り、何かしら参照した資料があり、ライター氏が読み違えて記述を誤ったものと想像するが、その資料が公開可能なのであれば示してほしいものである。


 それにしても、プフ版の500GEが存在するとは、長年のゲレンデオーナーにしてファン乍ら存じ上げなかった。
 グリルやバッジを交換してプフ仕様に仕立てることもできるので、「なんちゃってプフ版?」との疑念を抱かないわけではないが、有名オークションへの出品車であれば、よもやその辺りの真偽はクリヤになっていることだろう。

 私も愛車としていたW463の最初期モデル「300GE」は、3リッター直6エンジンを搭載してリリース。W460で搭載された2.3リッター直4エンジンからすれば動力性能が向上したが、それでも非力感は否めなかった。


 時はバブル経済の真っただ中。
 ハイエンド・モデルを求める富裕オーナーの需要を満たすべく、AMGの協力を得て開発されたのが、メルセデスの旗艦たるW126・560SELに搭載されていた5リッターV8エンジン(M117型)を奢られた「500GE」だった。
 動力性能は300GEの170PSから、5割増に近い240PSへと大幅アップ。外装はグリルガードを標準装備してオフロードモデルであることを主張しつつ、エレガントな紫色に近い深みのある青系の特別色「アメジストブルー」を与えられた。

 また、運転席パネル部分を写した画像を、注意深くご覧いただきたい。
 ゲレンデの操作パネルと言えば、中央上段の一等地に、センター・リヤ・フロントと3つのディファレンシャルロック操作ボタンが配置されているのが特徴だが、500GEには操作ボタンが2つしかない。
 これは、ハイパワーなV8エンジンを詰め込むに際し、どうしてもフロントのデファレンシャルロック機構との干渉を解決できず、後にも先にもこのモデルだけ省略されてしまったことに因る。

 フロントのロック機構は、前輪の片方だけ岩に載り、残る3輪は泥の中でスリップして脱出できない……といった特殊な状況でのみ使用する機構であり、オンロード中心の走行が見込まれるであろうハイエンドモデルでは、省略しても実用上の問題は全く無い。



 実は、私にとって最初のゲレンデとなったNauticalBlueの300GELを購入するに際し、候補として最後まで争ったのが「500GE」だった。
 冒頭記事にある通り、本国生産が500台限定。日本への輸出は正規モデルが40台+並行輸入が数台程度で、当時でも極めてレアなモデルだった。
 惹き込まれるような深い塗色の美しさ、8発エンジンが絞り出す動力性能、そして限定モデルの希少性は大きな魅力だったが、ゲレンデのゲレンデたる所以でもある3つのディファレンシャルロック機能が揃わないこと(使う使わないはさておき)、サンルーフを装備しており故障や雨漏りを懸念したこと、そして300GELも500GEに引けを取らぬほど希少なモデルであったこと(詳しくは愛車紹介参照)から、購入には至らなかった。
 よって数あるゲレンデのモデル中、個人的に思い入れの深いモデルだ。


 ちなみに、オリジナルでもハイスペックなM117 エンジンに、AMGが手を加えてボアアップし6.0リッターとしたモデルも注文生産され、日本国内でも僅かながら流通している(参考情報URL参照)。
 こちらは、500GEの中でも更に希少なモデルである。

 さて「プフ版500GE」がオークションを経て、どんなオーナーの手に渡るのかは不明であるが、ゲレンデの歴史の1ページを飾るモデルであることは間違いがなく、大切に将来へ引き継がれていってほしいと願う。




Posted at 2021/07/04 17:49:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | ゲレンデ | 日記

プロフィール

「育児 http://cvw.jp/b/1043160/47663127/
何シテル?   04/18 19:29
 建設業界で禄を食む文系出身(経済学専攻)のプロフェッショナル・エンジニアが、愛車整備・政治経済・文化学術・スポーツそして土木施工の現場で日々記した野帳を公開し...
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