イギリス2連戦は現代F1におけるタイヤの重要性を如実に示す結果となりました。今年もメルセデスのぶっちぎりで終わってしまうかに思えたシーズンですが、今回のレースを見る限りではまだまだレッドブルにもチャンスがあることがわかり、俄然面白くなってきました。今年は夏休みがなくなり、暑い盛りにレースを行わなければならないので、ますますタイヤ・マネジメントが重要になってくることはレッドブルにとって有利に働く可能性が高いみたいです。 先週のレースでは最後の最後でハラハラドキドキの展開になりましたが、運はハミルトンにありました。バーストしたタイヤのままでゴールするという劇的なクライマックス。こんな状況なんでしょうがないですが、70周年記念GPの割には質素な感じでレースが開催されました。レッドブルの戦略そしてフェルスタッペンのタイヤ・マネジメント能力で見事に勝利を手に入れました。メルセデスの異様なまでのタイヤ持ちの悪さも手助けになりました。ハミルトン、どこまで記録を伸ばすやら。伝統なんですがラウダしかり、プロストしかり、辞めていくドライバーに対してメチャクチャ冷たいフェラーリ。あまりにも酷いベッテルへの仕打ち。