新神戸駅のすぐそばにある、竹中大工道具館に寄ってみました。駅から3分で行けるし、入館料も安い(¥500)し。
日本刀が実用性よりは美術工芸品的な側面が強いのに対して、大工道具とはプロフェッショナルのためのハンドツールでネプロスかSnapOnといった感じ。実用性の道具故、良い道具は最後まで使い倒されて現在に残るものは少ない点が日本刀等の違いだろうと思います。
そこで、なんでかな?、と思ったこと。図のカンナは軟鉄と鋼の張り合わせが平行なのですが、ノミは両側に鋼部分がせりあがってます。中には真ん中にせり上がりのあるものも。
で、帰り際に道具館の受付の人に聞いても回答不能、次に学芸員という人がきましたが、これも回答不能で三人目。つまり、カンナはサイドは使わないけど、ノミはサイドも使うからだと、これは納得。しかし、自分で持ってるホームセンターで買ったノミはそうなってなかったな、と思って帰って確かめると確かにせり上がってます。ちなみに、真ん中がせり上がっている奴は、これはデザインだそうな。車にシール貼るのと同じで、職人も自分の道具を主張したいのだろうと思う。
道具ではあるのだけれども、良い大工道具はやはり見た感じ安いものとは別物。研いで使って、最後まで使い尽くした道具を見るとよい道具というのは、職人と一体になるものだなと。
道具館の入場券、表見てみたらカンナだった。
Posted at 2018/09/07 18:58:35 | |
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