どの車(日本車)もモーター駆動はトランスミッションを持っていませんが、原価と実用性から、本来は二速でも良いからトランスミッションを持てば、使い勝手は大きく向上します。
なぜならば、モーター特性はコイルの逆起電力によるトルク減少が回転数が上昇するに従い顕著になるので、例えば内燃機関だったら80Kmぐらいから3速で追い越し加速とかはなんの問題もないけれども、モーター特性ではその速度域から先はトルクがガタ落ちだから、パワー不足を感じるはず。
さらには高速域だと電費の低下も激しいので、例えばリーフでも100Km以上で走るのは非現実。
昨年の東京モーターショーではEV用の二速ミッションが展示されてましたが、おそらく使えるのはポルシェなどの付加価値の高いモデルだけが現状。
例えば二速のミッションならば、クラッチは当然いらないし、クラッチハブはもしものファームバグに備えて(シンクロは完全にソフト制御できるけれども、バグったらミッション壊すから安全用)必要かもしれないけれども、ミッションオイル以外はメンテ不用にできるはず。
大衆車にはおそらく搭載されないから、ただの妄想。あとはモーター自体のイノベーションでコイルレスモーターとかができれば、フルフラットトルクになる可能性はあるかも。
Posted at 2020/11/29 12:17:02 | |
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