北海道胆振東部地震。
北海道は広いので私の暮らす地域はほとんど揺れませんでしたが、震源近くでは甚大な被害があり、今も救助活動、復旧作業に尽力されている方々がいます。被災された方々には心からお見舞い申し上げます。せめて一日でも早く元の生活を取り戻せるよう願います。
私は地震に全く気付かず朝をむかえました。
AM6:20 起床
いつものようにTVを点けましたが反応せず。照明も点かない。スマホを確認して初めて巨大地震があったことを知る。北海道の全世帯が停電していることも・・。
信号機も停止しているのは間違いない。交通が混乱している可能性もあるので、道交法改正以来乗りにくくなり物置で埃をかぶっていた自転車で街の様子を見に出る。
交通は普通だった。信号が止まっていることで、皆慎重だ。交差点で譲り合うドライバーたちの姿が微笑ましい。信号が無いほうが安全ではないかとさえ思える。
スーパー、ホームセンターの駐車場は満車で入り口には長蛇の列。考えることは同じようだ。万全ではないものの、必要な備えはできているので様子を見ただけで引き上げる。
コンビニも混んでいる。電源はおちているので、簡易レジ(?)で対応していた。カップラーメンを両手いっぱいに抱えている人もいたが、私は飲み物だけ仕入れて帰宅。
帰宅後はスマホであちこちと連絡を取り合う。
断水の心配もあるので、汲めるものには水を貯え、冷蔵庫を間違って開けないように封印を貼る。開けなければ半日くらい持つと聞いたことがある。
少ないは情報ながらも事態は把握できたので、車で再度出かける。交通量が多そうな道路は交差点の通過が大変そうなので道路を選び、実家へ。
「オール電化はお手上げだな。」
といった会話を交わし、不足品はとりあえず無いことを確認し帰宅。
こんな日に限って真夏日だ。幸い自家用車の燃料は十分だ。車内でTVを観ながらスマホの充電。ついでに涼む。
やがて日が傾き、暗くなってきた。災害時に不謹慎だが、夜に垣間見ることが出来るであろう天体ショーは楽しみだった。
食料についてはたまたま貯えがあった。前日、買い物の際中、なぜだかスナック類とインスタントラーメンを無性に買いたくなって大量に購入していたのだ。「虫の知らせ」というものだろうか?
暗闇が支配する世界。見事に真っ暗だ。明かりが灯る家はない。
玄関を出て空を見上げる。星が近い!
街中で、自宅の玄関先で見る天の川。素晴らしい眺めだ。ご近所の子供の声が聞こえる。
「わ~!凄い!」
星空に感動しているようだ。
散歩に出かける。闇だ。他に表現のしようがない。自家用発電機を備えている家があるようだ。凄いな。
暇なので寝る。PM8:00
突然、照明が灯る。PM11:00
停電から約20時間、無事復旧。
夜が明け、普通の暮らしに戻ると思っていたが、復旧していない信号機がある。食料や水も入荷しないようで、コンビニ、スーパーには並んでいない。完全に復旧するにはもう少し時間が必要そうだ。
しかし、本当に大変な思いをしている人は他にいる。
私はたった20時間、電気が使えなかっただけ。
Posted at 2018/09/07 22:12:11 | |
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