![安房峠(長野県・岐阜県) 安房峠(長野県・岐阜県)](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/040/421/099/40421099/p1m.jpg?ct=d58f34a22f9c)
こんにちは~♪ はるぶーです(^^)v
峠めぐりのツーレポ第6弾、どんどん鎌倉から遠くなってきました(笑)。
□名称:安房峠(あぼうとおげ)
□所在地:長野県松本市(旧安曇村)・岐阜県高山市(旧上宝村)
□路線:国道158号線
■実走日:2017年9月8日(金)晴れ
■実走車:GN125H
今回はちょうど高山に行く用事があったので、峠巡りを兼ねてGNで行ってみることにしました。
目的はもちろん安房峠。その昔は信州と飛騨を結ぶ交通の難所として名を馳せた峠です。
途中甲府までは、もうすっかり通いなれた(笑)御坂トンネル越えのルートで、甲府からはR20をひたすら下り塩尻を目指します。R20は原付2種にとっては走りやすい快適な道でσ(^ー^)的にはお気に入りです。
塩尻市内からR158に入ります。道路時刻表によると、国道158号線は福井県福井市から岐阜県高山市を経由して長野県松本市に至る国道で、並行する鉄道が無いこともあり、北陸から飛騨、信州を結ぶ重要なルートとなっています。
安房峠はいくつもの峠越えが続くR158の後半部分最大の難所で、大型車では離合不可能な狭隘路やつづら折りが続き、かつては峠越えに丸々一晩もかかったと言う話をその昔トラックドライバーだったお客様から聞いたことがあります。また冬の間は積雪により通行止めになり、その間は飛騨と関東との連絡は遠く名古屋方面を迂回せざるを得なかったところが、安房トンネルの開通によって大幅に時間が短縮され、今となっては途中の温泉等に用のある人か、よほどの好き者以外はそちらを利用するのが普通になっています。
しか~し、中部縦貫自動車道の一部として開通した安房トンネルは自動車専用道路のため、歩行者や自転車、そして125cc以下の原付バイクは通行できません。そこで私としては10数年ぶりに安房峠を越えて飛騨を目指すことになりました。
さて、前置きが長くなりましたが、松本側から安房峠へは上高地へと分岐する有名な釜トンネルの先、安房トンネル直前の分岐を右折して入ります。
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安房峠入口の分岐。先に見えるのが安房トンネルの入口。
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旧道(正確にはR158現道)入口。
右折するとすぐにゲートが現れますが、この先に「中の湯温泉」がありますので、積雪期でもそこまでは除雪がされるようです。
道路の感じは完全に旧道で、国道であることを示すおにぎり標識もありませんが、安房トンネルが自動車専用道路のため、これでも現役の国道です。
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長野県側のつづら折りヘアピンカーブ。
道幅は概ね1.5車線、ところどころ乗用車でも離合困難な部分があったりもします。大型車は完全に離合不可能で、元トラックドライバーの方の話によると、助手がランタンを片手にトラックに先行して峠を登って行き、対向車が来ると「トラックが来ています!」と伝えて、すれ違い可能な場所で待機してもらっていたそうです。
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長野県側の峠道。国道を示すものは何もない。
カーブの途中からは、ところどころで穂高連峰の山並みが望まれます。
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峠道から穂高岳を望む。この日は山頂はあいにく雲の中。
つづら折りを過ぎると、やがて周囲も林を抜けて、安房峠に到達します。
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安房峠のピーク。この先は岐阜県高山市。
峠の左手は、以前訪れた時にはまだ峠の茶屋の建物が残っていましたが、既に解体され跡形も無くなっていました。
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岐阜県側から峠を見る。右手の奥が茶屋があった空き地。
茶屋のあった空き地からは、真正面に穂高の山並みが見渡せて、天気が良ければ正に絶景が広がります。
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峠の茶屋の跡から見る穂高岳。
この日はあいにくの雲の中でしたが、この週は前日までずっと雨続きでしたので、晴れただけでもラッキーでした。
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安房峠脇のお地蔵さん。
峠の脇には白樺と熊笹に囲まれてお地蔵さんが峠を越える旅人を見守っています。
今ではすっかり行き交う人もクルマも少なくなってしまいましたが、かつてはここが交通の要路であり難所であったことを伝えている様です。
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岐阜県側の峠道。
岐阜県側は長野県側と比べると道幅もやや広く、穏やかな印象で下り始めます。
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岐阜県側の景色。
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岐阜県側の林の中を下る。この先にヘアピンカーブ。
それでも途中からは一気に高度を下げ、林の中を抜けていくと、長野県側よりは数は少ないもののいくつかのヘアピンカーブが連続する場所が現れます。
峠道は平湯温泉郷に到着すると終了しますが、その手前、峠から下りてくると左に折れる形で平湯神の湯温泉への分岐があります。
神の湯は信玄の隠し湯と伝説される温泉で、山の中の野趣あふれる野天風呂で私の好きな温泉の一つなのですが、残念ながら法面崩落による復旧工事のため長期休業中とのことでした。
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神の湯温泉の入口。普段はこのゲートが開いている。
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神の湯休業のお知らせ。実際に復旧するのは来春か?
時間があれば翌日にでもひと風呂とも考えていただけに、ちょっと残念でした。
神の湯を過ぎると平湯温泉はもう目と鼻の先。
最後は安房トンネルの高山側の入口に出て峠越えは無事終了しました。
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安房峠道路平湯IC。 この先は自動車専用道路です。
途中休憩や写真を撮りながらでしたので、峠越えに一時間ほどかかりましたが、このトンネル経由なら5分程で松本側の分岐点まで行ってしまいます。
でも確かに時間はかかりますが、天気さえ良ければ峠越えの醍醐味をたっぷり味わえますし、何より飛騨の山深さを体験できる安房峠越え、興味のある方は是非一度試してみてください。おススメです。
以上、レポートははるぶーでした♪(^^)v
さて、帰りはどこを通って帰ろうかな…。
(^^)/
Posted at 2017/09/17 20:48:39 | |
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