前回のブログアップから約2ヶ月半、諸事情があり、暫くの間、遠のいていたが、やっと時間が取れたので、久しぶりに、アップする事にした。
実は、ここ数ヶ月、愛車は、ラフアイドルに悩まされていて、問題事象からネットなどで調査をしながら、問題箇所の当たりをつけていて、それに関連するパーツも徐々に入手し、交換に向けた準備を行なっていた。
車齢20年ともなると、一般的に知られる頻度の高い、不具合箇所はもちろんの事、経年で、必然的に劣化してしまうパーツも徐々に増え始めてきてしまうのは、致し方ないのかもしれない。
<今回交換、取り外したパーツ類>
先ずは、今回、交換や取り外したパーツの写真がこれだ。品名数にして、7品目。そうなると、金額的にもかなりのインパクトとなるが、交換用パーツは基本、OEMメーカが出している互換品、もしくは有名パーツメーカーが出している互換パーツのみを選定した。そう、安さだけを求めて、大陸プロデュースに走る事だけは避けなければいけない。。笑)
<エアマスセンサーの交換>
診断機で、2AAC (Variable Intake System2 Self-Diagnosis)が出始めたので、初めはDISAを疑ったのだが、DISA自体は、アラーム検知機能を持っておらず、DMEがエアーフローの状態を判断してアラーム上げてるケースがあるらしい。
ネットでの同系統のエラーレポートを見てゆくと、エンジンが温まった状態から問題が発生するケースがあるらしく、それについては、エアマスセンサーの誤動作が原因で、愛車も同事象だったため、先ずは、エアマスセンサーの交換から初めて見た。
しかし、交換するも、ラフアイドルの事象は、高温時に発生する状況は変わらず。。
<インテークDISAバルブ取付図>
海外に発注していた、DISA2バルブ(Small Type)が届いたタイミングで、交換をしてみる事にした。愛車のインマニは、3ステージタイプと言われる、DISAフラップが2個あるタイプで、一つは、DISA1(Large Type)という、スロットルバルブの上にある大きめのもので、二つ目は、DISA2(Small Type)という、エンジン側のインマニ内側にある。
ラフアイドルに伴う、診断機のエラーは、DISA2側を示していたので、これを信じ、先ずは、DISA2側、つまり、インテーク内側の交換を試みた。しかし、インマニ内側にアクセスするには、インマニのフロント側にあるオルタネータを取り外す必要があった。
<テンショナー取り外し>
オルタネータを外すには、エンジンプーリーからのベルトに掛かっている、テンショナーを外す必要があるため、それ用のサイズのトルクスビットも用意しておいた。
<取り外したDISAバルブ>
今回の交換対象は、DISA2であったが、経年劣化度を見るために、DISA1側も外してみた。写真を見るとフラップ周辺がオイルまみれになっている。特に、DISA2側は、コッテリとオイルコーティングがされている。。汗)
気になっていた、フラップ動作であるが、診断機での操作を行ったところ、DISA1、2共に、ピクピクと動きはするものの正しい開閉である0°→90°の動作からは程遠いものだった。新品へ交換後は、期待通りの動作をしてくれて一安心。
<DISA2側の解体と状態チェック>
不良となった、DISAの内部の状態が気になったので、密閉してある本体を電動ルーター使って開けてみる事にした。開けてビックリ、内部からは、大量のオイルが漏れ出し、電気部品も勿論、オイル塗れとなっていた。これじゃぁ、動くわけが無いか。。
電気的には、モーターにて規定か、ある一定の負荷がかかっているため、不具合状態を検出できるのは、DMEが判断するフロー状態の異常が検知されないと分からないのかもしれない。愛車は既に、15万キロ近く走っているが、このような状態になるのは、何万キロぐらいなのかは知る由もない。せいぜい、3−5万キロで予防交換をするべきなのだろう。
インマニ部は、ブローバイからセパレーターにより分離された、ブローバイガスだけが戻る仕組みであるが、完全分離されないオイルは、DISA周辺にも付着し、エンジン回転数によって変わる気圧状態で、DISA内部へも入り込んでいくのが想像できる。本体は、かなり硬い樹脂で、密閉されているが、フラップの可変部などから、どうしても入り込んでしまうのだろう。これは、DISA構造の大きな課題の一つなのかもしれない。
<点火プラグ交換>
DISA不具合が引き起こす、インテークフロー部の乱れがラフアイドルの原因になるとも報告されているが、色々と調べていくうちに、それが根本原因にはならない気がしてきて、後発で発注した、DISA1バルブが到着する前に、点火プラグも交換しておいた。
これは、前回、交換時も2.5万キロぐらいで、同様なラフアイドルを経験していたので、今回も同じぐらい走行していた点火プラグの劣化による問題の可能性もあると想定し、新品へ交換してみた。
予想は的中し、長く続いていた、ラフアイドルの現象は、綺麗になくなったのである。目出度し、目出度し〜♪
<VANOSソレノイドバルブ交換>
今回のラフアイドルとは別に、時々発生していた、2A87 (Exhaust VANOS Mechanism)のエラーについても気になっていた。高回転時に起こる吸気音の異常からそれに繋がる事象であろうと推測していた。おそらく、VANOSタイミングのズレ?によるもので、VANOSソレノイドバルブの劣化が考えられたため、こちらも吸排気部共に2箇所を交換する事にした。
ソレノイドバルブは、目詰まりが発生するケースもあり、溶剤で洗い流してみるといいとされているが、こちらは経年劣化が考えられるため、思い切って、新品への交換を行った。そうした所、エラーは、再発しなくなった。
<ノーマル戻し後の状態>
エアマスセンサー、DISAバルブx2箇所、点火プラグx6箇所、VANOSソレノイドバルブx2箇所を全て交換。そして、イグニッションコイルのチューニングパーツである、プラズマダイレクトとプラズマグラウンドは、お年を召した愛車には、刺激が強すぎる(笑)ため、これを機に、全て外す事にした。
交換作業を終えた、愛車は、なんか、蘇った様に調子がいい。DISAフラップは、中低速、高速とそれぞれ、正しい回転数で、開閉を行い、最適な、エアーフローを吊るしの設計値通りに制御してくれてる感があり、兎に角、トルクフルになった感じだ。これは、しっかりと体感できるので気持ちいいな。
愛車の車齢は上がり続けるが、駆け抜ける歓びに関しては、まだまだ継続してくれそうだ〜笑)
Posted at 2025/07/13 21:25:26 | |
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