前回構築したCICベンチセットアップに対して、K-CAN信号側からツールアクセスが出来る様に、Junction Box (JBE)をオクで安価に購入し、配線追加で組み上げてみた。
追加構築の背景は、従来のCICセットアップだとMOST(光)接続からのアクセスとなるため、毎回、ICOMツールをセットアップしたり、Codingやフラッシュ(Programming)は、MOST接続モジュールのみに限定されるからである。
これは、実車両においても状況は同じだが、通常の車両メンテ同様、ドライバー席下のOBDIIポートからK-CAN信号へアクセスできれば、MOST接続以外の他のモージュールに対してもコーディングやフラッシュが可能となる。
入手したJBEモジュールは、愛車と同じ初期型で、通常、OBDIIモジュール側からアクセスできるインターフェイスは、K-Lineと言うプロトコル(2007年2月以前製造の車両)のもので、普段使っているCoding用ケーブルから問題無くアクセスできた。
アクセスが成功するまでには、入手したJBEモジュールへの配線調査とインターフェイス回路周辺のリバースエンジニアリングをひたすら行ったw
調査には、オシロスコープやテスターを使って、回路を辿ってゆくのだが、モジュール全体に、湿度による絶縁低下防止用のコーティングがしてあるため、テスター棒の先端でサーキットに付いたコーティングを少しずつ削りながらあたってゆくので、結構しんどい時間のかかる作業だ。
まぁ、それでも、時間をかけると、色々と見えて来るものがあって、最終的に、診断機や、コーディングツールでのアクセスが確認出来た。メデタシメデタシ♪
今回、K-CANアクセスの追加で、MOSTとK-CAN両方の接続があるCICモジュールは、どちらからもアクセスが可能となったのは、うれしい。
また、今後の拡張性という点では、K-CAN側にぶら下がるモジュールは、電源供給に加え、バス接続2本の配線追加で、コーディングやフラッシュが可能になる事だ。
ライト系の制御を司るFRMモジュールなどは、不具合の発生率が高いので、正常性の確認や再フラッシュと言った作業も可能となるので、メンテの拡張性は更に高まるのを期待している。
まぁ、ここまでやるのは、単なる趣味の世界、興味本位と言ってしまえばそれまでだが。。汗)
Posted at 2023/08/28 23:19:06 | |
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