カーオーディオ・マニアの世界へ、ようこそ~(爆)
カーオーディオ環境を改善するために参考になる記事を心掛けて書いてるが、今日もかなりマニアックなので、興味の無い方は、スルー願うw
今回は、タイトル通り、カーオーディオにて扱う音源は一体何が一番良いのかについて、独自の目線(笑)で、調べてみた。。。先ず、最高の音源というと、最近耳にするのは、「ハイレゾ」であるが、ここに到達するには、システム環境や正にハイレゾ音源ファイル等々揃えるのにかなりハードルが高いと思うので、ここでは、割愛し、一般的なCD音源(サンプリング周波数:44.1KHz、サンプルピット数:16bit)をベースに記載している。
昨今、音楽媒体というと、CDを持ち歩く事はまず無く、もっぱらCDからiTunesで、iPodやiPhoneに入れたりとデーターファイルが主流になっている。また、ミュージックストアーでの購入や、フリーな、ストリーミングによるデーター配信方式のアマゾンミュージックやSpotifyなどが着々と需要を増やしているのではないだろうか。。。
ここで注目したいのが、音質であるが、この音質は何で決まるかであるが、やはりそれは、簡単に言うと、データー量ではないだろうか。しかし、CD音源を例に取ってみても、上記、サンプリング数、サンプルビット数とステレオの2チャンネルで、ビットレートは約1,411kbpsで、大体一曲当たり、なんと、40~50MBにもなる。
HDDの大容量化により、さほど気にならない容量ではあるが、持ち運びとなるとちょっと話は違ってくる。そこで、主流になっているのが、データーを圧縮するコーディック技術だ。一般的に広く知れ渡っているのが、MP3であるが、少しでも品質を高めるとすれば、AACが理想ではないだろうか。。。ワイヤレス化が進み、そのインターフェイスで主流となっている、Bluetoothも伝送には、このAACの圧縮技術を使っている様だ。(もっとも、最近は、apt-Xというのもある様だが。。。)
ここで再度、タイトルについて振り返ってみる・・・果たして、Bluetoothは音質を極めるために問題には、ならないのか?・・・答えは、ノー(問題にならない)である。。。もっと、詳細に言うと、Bluetoothの音質は、データー量、ビットレートによって、大きく変わって来るのだ。要するに、ビットレートを高音質の320kbpsに設定する事をお勧めする。最高と言っても、CD音源の4分の1以下であるのでかなり小さいはずだ・・・一曲当たり、10MB程度だろうか。。。ちなみに、iTunesデフォルトでは、このビットレートの設定が、確か、128〜192kbpsでは無かったろうか。。。これでデータ量は5MB程度にはなる様だが、いかんせん、音質の悪さが目立ち始めるはずだ。
もっと、CD音源に近い究極の音質を追及するのであれば、非圧縮のWAVやAIFFでiPhoneに保存し、USBを介して、PCM音源そのままで再生するのがイイと思う。しかし、ここで気を付けなければいけないのが、非圧縮で再生する際には、USBのインターフェイスを使う事だ。
また、高音質な圧縮ファイルでは、Bluetoothをインターフェイスとする場合、ちょっとトリッキーな問題が発生する。
上図は、愛車のオーディオシステム環境をiPhoneの接続も含めて書いたものである。あくまでも推測であるため、間違いを見つけた際は、連絡頂けると有り難い・・・(^^)
File Storeにある音楽ファイルは、PCM MIX(仮名)を通って、Bluetooth(BT)もしくは、USBインターフェイスでCombox側へ伝送される。PCM MIX通る理由は、電話通知などをPCMレベルでミックスする必要があるからだ。ここで問題なのは、AACなどコーディックで保存されたファイルは、ミックス処理のため一旦、PCMへ変換される。その後、BTインターフェイスを使う場合は、再度AACに変換されるため、その結果、非可逆圧縮により、データー欠損が生じるのだ。要するに、AACファイルをAACで伝送する前に、無駄な、復元/非可逆圧縮が行われるのである。
まぁ、無駄な非可逆圧縮が行われた欠損データー差分が、耳でわかるかと言ったら疑問ではあるが・・・(^^; それを、神経質に嫌う場合は、私の様に、TIFFで保存をお勧めする・・・(笑)そうすれば、圧縮はオリジナル音源から一回で済む。。。
また、上図で挙げた①CD Playerの場合、②BTの場合、そして、③USBの場合では、これら3パターンの切り替えによる、周波数特性の差分も気になるところだが、まぁ、基本アナログチックな変換は行われていないだろうとあまり心配はしていなかったが、結果はというと・・・
う~ん、なぜだか、USBインターフェイスでは、周波数の高域側で減衰が確認された・・・先ずはiPhone側に特性のバラツキが発生してないか、丁度家に有った、第1世代のiPodTouchを使って、同じく、F特を確認してみたが、結果は、iPhoneとほぼ同じであった・・・ひょっとして、Combox側でDAC回路が入って何かしらの処理をしているのかもしれない。。。まぁ、USB自体、今後フェードアウトする技術なので、ここでもComboxの限界を感じずにはいられなかった。。。
【まとめ】
・iPhoneへの音楽データーは、320kbps(AAC)の高音質で保存。(神経質な方は、TIFFがお勧めw)
・Bluetoothで十分、高音質な音楽が楽しめる!
・CD音源そのままを愉しむなら、未だ、CD Playerが活躍?w
ちょっと長々と書いたが、参考にして頂けたら有難い~♪
Posted at 2018/08/10 02:15:58 | |
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