先日タコメーターのクリーニング作業を依頼し、作業が無事終了したので取りに行き、いよいよ取り付け作業となりました。ところが、外す時はいとも簡単に取り除くことが出来ましたが、元に戻す作業は大変なことになってしまいました。
クラシックカーというモノは、素人が下手に手を出すと痛い目に会いますよ、という教えのとおりになってしまいました。
メーターを元に戻すのは簡単、ただし、配線がゴチャゴチャで手探りで元の位置へ戻して行きます。試しに電源を入れて点灯を確認して見ると、ウインカーが左右逆、ハイビームのランプが点きません。ランプを入れ替え左右は正しい動きに生還。ハイビームのバルブを確認すると、バルブが外れています。下へ落ちた模様です、辺りを探すとステアリング下側のカバーのところに落ちています。それを拾おうとドライバーで動かすと奥の方へ逃げてしまいました。
このカバーも外すしかありません。外してバルブを探すとそのカバーではなく、ニーパッド側の奥に落ちていました。再びドライバーで探していくと、逃げて行き見えない箇所に潜んでしまいました。そこで、マグネット棒で引き上げようとしましたが、その工具が何処を探しても見つかりません。参った。
仕方がないので、作業を中断して工具屋さんへ行くことにしました。マグネット棒を見つけ購入して即戻り作業を再開。ところがこの買ったマグネット工具、アンテナ状で先が曲がらないタイプでした。真っ直ぐなので探したい箇所へマグネットは入って行きません。困ったことに!
そして再度お店に行き、頭が自在に動くマグネット工具と交換してもらうことにしました。ただし、今ある商品はサイズが大きめでかさばります。しかしそれしかないので、それを購入して再トライです。2回往復自転車なので疲れた!
そして、先ほどの見えない箇所にマグネット先端を曲げて入れて見ると、一発でバルブを拾ってくれました嬉しいです。やっぱりこの自在に動くマグネット棒が最強です。戻ったバルブをしっかり入れ込み、再度テストをすると今度は全てライト関係はパーフェクトとなりました。一安心!
後はステアリングを元に戻すだけですが、ここから大変な作業となってしまいました。この下側のステアリングカバーですが所定の位置にしてネジで締めますが、そのネジがなんどやっても穴に入って行かず上手く行きません。しまいにはホーンのアースコードが付いたネジが空回りをしてしまい、締めることも緩めることもできなくなってしまいました。参りました疲れもピーク!
そして、暫し考えた末に、キツく挟むことの出来る工具で空回りをしている箇所に挟み、ゆっくりとネジを回して行くと、、緩めることに成功やりました!
後は、そのカバーを部屋に持ち帰りよーく見てみると、空回りの箇所はカシメているタイプなので、その箇所を頭の平らなニッパーのような工具で締め付けてみました。
そしてネジを入れて締めてみると、大丈夫ですちゃんと締めることも緩めることも出来るようになりました。やったぜー!新品買わなくて助かった。
これで大丈夫なので上下のプラスチックカバーを装着することになるわけですが、このカバーが今度は上手くはまりません。上下のカバーがピッタリ合わず隙間が出てしまいます。何度やっても上手くいかないので、焦らずじっくりと見てみると、カバーの横側左右を止める小さなプラスのネジがあります。これを止める金属側の穴の位置が、カバーと合っていないことに気がつきました。そのネジ穴の位置に合わせるためにはカバーを数ミリ後ろに移動する必要があります。上下のカバーを止める穴はそれぞれ2箇所、その止める穴の位置にカバーの穴を後ろ側へ持って行くとバッチリと合います。下側のカバーは楽に収まりましたが、上側のカバーは入りづらく少々手こずりました。でもなんとか元の通りに収まり無事成功。
そしてステアリングを元に戻し、タコメーターの動きをチェックするために外へ動かすと、タコメーターの動きが変です。始動直後はきちんと作動しますが、暫く経つと針が動きません配線が違っている様子です。またまた、ステアリングを外し問題のカバーも上側だけ外して、タコメーターを少し引っ張り出します。3本ある配線のセンターと奥側が怪しいのでその線を入れ替えてみます。そして、エンジンをスタートしてタコメーターを見ると今度はきちんと針が動きます、アクセルにも同調します。成功です!再びバラしたパーツを全て元に戻して、今度こそ無事終了となりました。
タコメーターを元に戻すだけでこんなにも苦労を強いられるとは、思いもよりませんでした。作業は昨日と今日2日間も要してしまいました。クラシックカーというモノは、素人が下手に手を出すと痛い目に合う、まさにそれでした。
次はプーチンが痛い目にあうことを、ウクライナへPeace!
Posted at 2022/02/27 16:58:12 | |
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