1月から修理に入った我がポンコツ911号、ようやく全ての修理作業が終わり久しぶりに戻って来ました。今回は何と言っても昨年から発生していた、右側フロント部分の沈み込みを徹底的に修復することになりました。なので、まずは自分で前後のショックやボールジョイント関係、アッパーマウント他ブッシュ類をアメリカから購入しました。円安で馬鹿高く辛い出費となりました。それらのパーツをShopに持ち込み修理作業が始まりました。
先ずはフロント廻り(完成後の写真)フロントのショックは交換してから、今年でちょうど20年経ちました。以前から交換をしないとまずいと思ってましたが20年を迎えてしまいました。で此処をやるなら当然他も交換をするパーツが色々と出て来ます。ボールジョイント類・アッパーマウントやらAアームに付くブッシュやら、その他のブッシュ類も交換することにしました。ショックはBilstein、中身だけを交換するタイプがあり、古いのを取り出し交換する事になりました。
これが以前のアッパーマウント廻りです。錆やら中のブッシュは恐らくヘタリ切っているでしょう。なので、、、
そして交換をしてもらうと、この様に綺麗に生まれ変わります。以前の状態は内側の外側周辺を何処の誰か知りませんが、カットをしていたそうです。何故ゆえにそのような事をしたのか?その理由はShopの人にも理解不能ですとおっしゃっていました。多少ボディを削られていましたが、問題は無さそうで助かりましたね。という訳で、先ずはフロント箇所の修理はこれにて終了となりました。お次は、、、
リアのショックを交換。5・6年前にオーバーホールをしましたが、根元のブッシュが割れて来てしまい、こちらもダメとなりました。ショックの色は、やはり黄色よりgreenに塗り替えて大正解。これで一応終わりかと思っていましたが、Shopから連絡が来て、以前からこれも気になっていた件ですが、急な坂を登った時などに、リア付近からバキッと異音がすることがあり気になっていましたが、試乗をしてもらうとやはり異音が出るということで、こちらも原因を探してもらうことにしました。
リアのトーションバーが入っている箇所ですが、ここら辺も全てバラして見てもらうと問題箇所を発見してくれました。リアのこのsplingプレートが左右で高さが違っていた訳です、左の方が15mm程高くなっていたそうです。さらにブッシュが付いている箇所の錆や、この写真は新品カバーになっていますが、元のカバーは錆と下側が削れていて要交換の時期となっていました。ということで、左右プレートの高さをトーションバーを調整しながら揃えて頂き、と言っても左右が全く同じ数値になることは奇跡だそうで、今回は5mm以内の範囲で合わせてもらいました。この数値なら全く問題無いと言っておりました。ホイール・アライメントもきちんと取って頂き完璧。
ところが昨日、YouTubeでklassik automotive training schoolというvideoで、この箇所を修理するのを見たところ、ばっちし左右の数値を合わせていました凄いです。
これが以前の状態、向かって左側が下がっていました。20mm位だったような感じでした。この原因は、向かって右側のリアが15mm以上高かったので、左側が押さえつけられて下がっていた訳です。
これが修理後の状態です水平に戻りました。左側のリアが上がってしまった原因は、今から3年ほど前にspling plateのブッシュ類の交換を、別の所でやってもらいましたが、その際、左右のプレート角度がズレていたのが原因かと思われます。
最後にオイルも交換時期なのでやって貰いました。ということで、全ての作業を終えて頂き無事終了となりました。以前は足廻り関連の作業は、やってもらえなかったような気がしますが今回はやってもらえました。いつもBody関連の修理でお願いをしているこのShopですが、流石にClassic Porsche専門の所なので外れがありません。工賃は高いけど結局頼りになる所です。
フレッシュになった足廻り、水平に戻ったボディ果たしてその乗り味はと?乗ってみると確かに前より軽い感じがしますが、それだけ?ところが路面の悪い箇所は確実に軽くあしらってくれ、後ろからのバキッの異音も無くなりました。多分峠などを攻めて行くと、その違いはもっとはっきり分かるのでしょう。冬は好きな季節ですが、流石に冬に峠を攻めるのは無理なので、都内の道の悪い所を探して走ろうかな。因みに車高はノーマルの設定です、少し高い感じですがこれが好きなのです。
Posted at 2023/02/02 17:56:23 | |
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