募金で思い出すユニセフの話

今日、職場で大阪の震災への
募金が集められたんですけど
自分は「赤十字に毎月振り込んで
いるからこっちはちょっとでいいよな
…」と108円で済ませました。
出すも出さんも個人の自由ですから。

以前は赤十字ではなくユニセフにちびちびと寄付していたんですが、
ユニセフって頻繁にDMを送ってくるので（転勤族なのでちょくちょく
届かなくなるけどｗ）、正直煩わしくなって赤十字に一本化してしまいました。
マメに連絡を取るのはセールスの基本ていうのは理解できるんですけどね。
（トヨタ系ディーラーのセールスを見ているとよく判る筈ですｗ）

ところで、「ユニセフとユネスコって紛らわしい名前してるよなー
･･･と思っているのは自分だけ？」って子供の頃思っていたんですが、
もう30年位前の事、中東某国にユネスコが建てた職業訓練施設から
武器弾薬が大量に見つかりまして（一説には、旧ソ連が反政府
武装組織に横流しするために備蓄していたものだとか？）、
ユネスコ（UNESCO）へ猛烈な抗議が寄せられました。
それは当然だったとしても、勘違いでユニセフ（UNICEF）への寄付も
激減して大変だった･･･というエピソードがあります。
綴りが似ているために勘違いが起こるのは全世界共通みたいです。

そして、「UNICEFと日本国内の公益財団法人 日本ユニセフ協会は
無関係」というネタが時々見受けられますが、UNICEFのグローバル
サイトのトップページにある「DONATE（募金）」をクリックすると
日本ユニセフ協会のWebサイトに飛ぶので「大いに関係ある」と
言うべきでしょう。
じゃあ、日本ユニセフ協会が品行方正で清廉潔白な組織かというと
その保証はできません。UNICEFやUNESCOだって疑わんと。
（それに赤十字だって大概な部分はあるしね～。）

そもそも大元のUnited Nationsを「国際連合」っていうのが誤訳だし、
嫌な言い方をするなら「第二次世界大戦終結直後の体制を
引きずった既得権益団体（ただしあんまり内部統制が取れちゃ
いない）」だもんな～。
でも無くすと色々と悪くなる予想しかできんし、生きてる人間が作る
組織が綺麗過ぎるってのもそれはそれで怖い事を想像しちゃいます。