7月8日から9日の二日間で南八ヶ岳をのんびり歩いてきました。
宿泊地は前から気になっていた赤岳天望荘。八ヶ岳の主峰・赤岳の山頂から少し下った稜線上に建っている山小屋です。(標高:2,722m)
調べてみたら7年ぶりの八ヶ岳。昨年、一昨年とコロナ禍で自粛していたとはいえご無沙汰していました。今回も美濃戸口・八ヶ岳山荘の駐車場にカングーを停めて歩きます。
八ヶ岳山荘には5:00AM少し前に到着。時間に余裕があるので山荘がオープンする6時まで待ち、駐車料金を支払ってから登ることにしました。(結局オープンしたのは7時。早く出発する人は下山後に支払っても良いそうです。) ちなみに駐車料金は800円/日。
登山口まで1時間弱かけて林道を歩きます。この先の登山口付近にも駐車場があるのですが、途中何箇所か路面の悪い場所があるため、私の場合は徒歩を選択しました。
おなじみの看板。往路は南沢を歩きます。
涼しい南沢ルート。美濃戸からのアプローチは緑が豊富で飽きません。
モンベルのグアテマラヘッドバンドは汗が目に入らなくてなかなかGoodっ!
マウンテンパーカは妻がバイク乗りだった頃に着ていた20数年前のモノ。(大倉スポーツ時代のシエラデザインズ) カンガルーポケットにスマホ(GPS)、小銭、マスクを入れることができて想像以上に便利でした。)
約2時間半で行者小屋に到着。
カレーを注文して少し早い昼食。1,000円也。
行者小屋を出発し、ほどなく文三郎尾根と阿弥陀岳方面の分岐に到着。今回は後者を選択しました。
文三郎尾根の長い階段と違い、阿弥陀岳方面は樹林帯を歩きます。振り返ると明日歩く予定の横岳の稜線が。
小鳥を見つけたので望遠レンズに交換して撮影しました。ムシクイだと思いますが、メボソムシクイかオオムシクイかエゾムシクイか・・・ 鳥の名前は苦手です。
急登をロープを使ってのぼると中岳のコルに到着。阿弥陀岳に登る予定でしたが出発時刻が遅くなったので今回はお預け。
中岳から望む赤岳。山頂付近はガスってるな。
中岳から南を向いて権現岳方面。日が差したり曇ったり目まぐるしく変化します。
コマクサ発見!夏ですね~♪
文三郎尾根分岐から赤岳山頂を望む。険しいなw ワクワク
たぶんイワヒゲ。植物の名前も苦手(泣)
キレット分岐。実はこの少し手前でルートを間違えてしまい数十分ロスしてしまいました。
赤岳山頂に到着。
山頂の標識が欠けてどんどん小さくなっているw
赤岳頂上山荘は閉まっていました。今シーズンは7/16からオープンするようです。
この日宿泊する赤岳天望荘へ向かいます。
西の方角。阿弥陀岳の向こうに諏訪湖が見えます。下の赤い屋根は行者小屋、画面右下には赤岳鉱泉。
小屋に入って宿泊の手続きをします。個室がたくさんありますが、今回はソロなので大部屋にしました。1泊2食付で12,500円/人。(モンベルカードその他の提示で500円引かドリンク1杯サービス)
入口から入って左が受付、奥が食堂。窓からの景色が最高です。
受付横の階段を降り、地下トンネルで隣の棟へ。秘密基地みたいだ。
さらに奥へ進んで階段を降りると新大部屋があります。新型コロナ感染予防のため、食堂下の大部屋は使用されず、新たに大部屋が作られたようです。
新大部屋には2段ベッドが5台あり、10人宿泊することができます。明るくて清潔感あり。この日は私を含めて5人でした。
夕食は17:00から。この日はチキンと山菜ごはん。おかずが豊富で豪華です。ごはんとミネストローネはおかわりOK。
夕方からずっと曇っていましたが、2:00AMに空を見ると薄雲の隙間から星空が。カメラを持ち出して赤岳と一緒に撮ってみました。赤岳頂上山荘に明かりが灯っています。
天の川を狙ってみました。下には赤岳と阿弥陀岳のシルエット。薄雲が晴れてくれれば・・・
地上が明るいのはおそらく諏訪市の明かり。
4:00に起きて日の出撮影のスタンバイ。東の雲海に浮かぶのは奥多摩の山々かな?
朝日が登ってきました。今日もいい天気(だと思ったのに・・・)
朝食は5:00AMから。この日はサバの味噌煮とごはん。しっかり食べて硫黄岳までの縦走に備えます。
宿泊者はコーヒーとお茶が飲み放題なのがうれしいですね。この自家焙煎コーヒーが美味しすぎて何杯もおかわりしちゃいました。
身支度をして出発。朝食を取っている短い時間にガスが出てきて風も強くなってきました。少し凹む。
先行する登山客が見えますか。元気いっぱいの若人たちでした。うらやましい。
写真だと高度感が伝わらないのが悔しいw
なかなかスリリング。背中がぞくっとしますw
硫黄岳山荘手前の群生地で一株だけ咲いていた白いコマクサ。横岳のピークですれ違った方に場所を教えてもらいました。
硫黄岳山荘に立ち寄って小休止。
山登りには赤コーラ。最高っ!
硫黄岳に到着。有名な爆裂火口は真っ白で見えず(泣)
眼下に見える青い屋根はヒュッテ夏沢?ってことは夏沢峠。硫黄岳山頂から赤岩の頭へ降りる予定が間違って夏沢峠に降りてしまいました。途中で気が付いて登り返し。1時間のロスと肉体的・精神的ダメージが大きすぎw
その代わりにガスが晴れて爆裂火口を見ることができたので結果オーライ?
今度はちゃんと赤岩の頭経由で赤岳鉱泉へ向かいます。
ジョウゴ沢まで降りてきました。沢沿いは涼しくていいですね。
赤岳鉱泉を通過して美濃戸へ。このあたりの沢は赤いのです。
北沢ルートは苔の宝庫。苔マニア垂涎のパラダイス? ただこの辺りから顔のまわりにアブがしつこくまとわりついて不快でした。油断してた(汗)
八ヶ岳山荘の駐車場に到着。良く晴れた土曜日なので第1~3駐車場は満車状態。
駐車券を提示するとコーヒーを1杯もらえます。美味しいコーヒーでした。こちらでお風呂に入りサッパリしてから帰宅しました。