囲碁は基本ルールさえ全く知らずその面白味も分からないのですが、棋聖戦という大会が近くで開催され入場無料であったためちょっと雰囲気を覗きに行ってみました。
一応、囲碁が一対一で碁盤の上に白と黒の碁石を交互に置く対戦競技であることは知ってます。
しかし、どのようにして勝敗が決まるのかまでは知りませんでした。 まさに恐いもの知らずの突入であった。
第43期 棋聖戦 井山裕太棋聖(王者)vs山下敬吾九段(挑戦者) 第2局
棋聖戦は七番勝負あり、その第2局目となります。 対局は2日間に渡り繰り広げられる。
何故、この棋聖戦に興味を持ったかというと、唯一知る囲碁棋士の井山裕太棋聖が出るからです。
ちょうど2年前、美術館で絵画鑑賞していたら、テレビクルーに囲まれた人が展示室に入ってきて・・
あの人は誰だろう?と思っていたら、その日夕方のローカルニュースを視て正体を知り驚きました。
(2年前のブログ:
七冠王の現役最強棋士と遭遇 )
ということで会場へと向かう。
その前に早めのお昼ご飯をバーガーキングで。
フレッシュアボカドワッパーJrのセットを頂きました。 越冬のため最近食べ過ぎてカロリーオーバーだったので、ワッパーではなく控えめなワッパーJrを食べてます。 どうも、ご馳走さまでした(^^♪
12時半、会場前の駐車場に到着の図です。
今回、みんカラ的な車の画像はこれ1枚となります。
会場玄関前。
建物内のエレベーターに乗って3階へと上がる。
係りの人に案内されてシアターホールに入るとそこは大盤解説会の会場となっていた。
囲碁だけでなく将棋を含めてもこのような大盤解説会の会場に入るのは初めてのことです。
未知の世界に足を踏み入れながらも、熱心な囲碁ファンに扮し、最前列中央の席に座った。
前面のスクリーンを見上げると、左は対局会場を映してるようだが対局者の姿は無い。
右の碁盤の上には既に碁石が並んでいる。 何故?
後で知りますが、対局は朝9時から始まってました。 そして、対局会場は同じ建物の上階にある。
ちょうどお昼休憩の時間であり、井山棋聖は大山鶏を使った鶏そぼろ丼、山下九段は特上うな重を食べたとのこと。
手渡された次の一手クイズの解答用紙。 正解すると素敵な賞品が貰えるという・・。
囲碁のルールを全く知らないので当てずっぽうで答えるしかない。 四択なのでチャンスはある?
次の一手クイズの投票箱。
配布された公式パンフレットです。
対局者お二人の他、立会人や解説者、記録係のプロフィールなどが記載されている。
棋聖戦について (公式パンフレットより丁寧に書き写し)
1976年創設。 読売新聞社主催。 優勝賞金は4500万円(2018年現在、国内棋戦中最高額)。 国内のタイトル序列では最高位。 タイトルホルダーと挑戦者の間で7番勝負が行われる。 例年1月~3月の開催。 棋聖を5連覇、または通算で10期以上獲得した棋士は、引退後または60歳以降に「名誉棋聖」となる資格を得る。 これまでに名誉棋聖となったのは6連覇した藤沢秀行氏、8連覇した小林光一氏の2名のみ。 いずれも60歳を機に名乗っている。
なお、井山氏はすでに棋聖を6連覇しており、「名誉棋聖」を名乗る資格を得ている。
パンフレットに目を通してたら、いつの間にか対局者のお二人が入場してました。
左:山下敬吾九段(挑戦者)白石、右:井山裕太棋聖(王者)黒石、中央奥:記録係(2人交代制)
なお、対局会場の画像はスクリーンに映し出されますが、音声は全く聴こえません。
13時となり、大盤解説会の開始です。
左:大盤解説聞き手の金賢貞(キム・ヒョンジュン)四段(韓国ソウル出身)
右:大盤解説の桑本晋平七段(倉吉市在住)
お二人の楽しい掛け合いにより大盤解説会は進行していきます。
スクリーンの対局者は二人とも椅子の上にあぐら状態。
3時のコーヒータイム。
おやつは、井山棋聖がいちごのロールケーキ、山下九段が羊羹だったとのこと。
一手一手の間隔が30分とか1時間とか物凄く長いです。
その間は、大盤解説会で碁石を並べて考えられるいくつかの手や展開を解説されたりする。
度々、席を立つ場面も。
トイレに行ったり、あるいは歩きながら体をほぐしつつ考えてるとか?
ここでゲストとして、新聞解説の秋山次郎九段が登場。
ここまでの流れや今後の展開について寸評があった。
さて、ここで次の一手クイズとなりました。 このとき、対局会場を映してるスクリーンは消される。
次の一手を予想します。 四択です。 次は黒石、井山棋聖が打つ番。
A: 16の七 (秋山九段)
B: 16の九 (桑本七段)
C: 11の十六 (金四段)
D: その他
全く分かりませんでした。 というか、プロの棋士が何故そんな戦局から離れた場所に石を置くのかすら意味が分からない。 次の一手は予想すら付きませんので、D:その他に投票しました。
このまま15分間の休憩に入る。
休憩後は、特別ゲストの登場で始まりました。
この棋聖戦の立会人を務める小林光一名誉棋聖です。
現在、名誉棋聖を名乗るのは2名のみ。 そのうちのお一人、伝説のレジェンドが降臨です。
唯一知ってる囲碁棋士が井山裕太棋聖だけという状態で、この棋聖戦の大盤解説会に紛れ込みましたが、今目の前におられる方は囲碁界で雲の上の物凄い人なのだと思います。
ここまでの戦況をにこやかに解説して下さった。
白石の挑戦者、山下九段が有利な展開であるとのこと。
で、次の一手クイズの答え発表です。 井山棋聖が打った次の一手は10の四でした。
すなわち、四択クイズの正解はD:その他となりました。 なんと、奇跡的に当たりました! 凄い。
会場でD:その他を選んだ正解者は全員で37名だったと思います。
賞品としては正解者に選択権無く、扇子、羊羹、色紙がランダムに配られました。
羊羹は食べたら無くなってしまうから、記念に残る扇子か色紙が貰えると嬉しいと思った。
あわよくば、井山棋聖の色紙が一番嬉しい。
頂いたのは、大判解説聞き手役で韓国ソウル出身の女流棋士、金賢貞(キム・ヒョンジュン)四段の色紙でした。 ありがとうございました♪
対局は続く。 一手一手の間隔は長い。 椅子の上に正座する山下九段。
対局者お二人とも椅子に普通に座るだけでなく、あぐら、正座、離席といった動きがあります。
大盤解説会も続いて・・ 囲碁の基本ルールを知らないので全くチンプンカンプンではありますが。
こちら見てる側もずっと座りっぱなしでお尻が痛くなってきました。 囲碁観戦は疲れる。
時刻は16時半を回って・・ ここで本日1日目は終了となりました。
井山棋聖の封じ手となる。 封じ手とは??
対局を途中で中断する場合に有利不利が無いよう、次の手を予め用紙に記入し厳封して立会人に預けます。 その手を封じ手といいます。
封じ手が入った封筒は金庫で一晩保管され、翌2日目の対局再開のときに開封して着手する。
朝9時から丸一日、大変お疲れ様でした。
また明日2日目。
最後に、封じ手クイズがありました。 井山棋聖の封じ手はいったいどんな手だったのか?
封じ手を予想します。 四択です。 黒石、井山棋聖が記入した次の手は?
A: 16の七
B: 13の三
C: 16の八
D: その他
A~Cは桑本七段が予想しました。 AかBと思うけど、もう一択Cはひょっとしたらとのことでした。
囲碁を知らないので全く想像すら付きません。
なのでD:その他にしようかと思ったが、さすがにプロ棋士の予想が2回続けて外れるとは思えないのでAかBの二択でBを選んで投票しておいた。
正解発表は明日。 ということは明日も来ないといけない。
帰り際、次の一手クイズで賞品の色紙を貰った金賢貞(キム・ヒョンジュン)四段との記念撮影。
大判解説聞き手役で韓国ソウル出身の女流棋士。
さらに、大判解説を務めた桑本晋平七段も一緒に。
ありがとうございました♪
囲碁を知らない超ど素人ながらも、棋聖戦の大盤解説会に恐る恐る足を踏み入れたわけですが・・
自身にとってとても新鮮な場でもあったし、クイズのまぐれ当りもあって楽しめましたね♪
ありがとうございました♪
棋聖戦は2日目へと続きます・・。