2019年08月29日
こんにちは、しんぼぽんこです。ケイマンGT4の話を進めます。
今回はSPORT CHASSIS ボタンについてです。
シフトノブの付近にあるボタン群の中にダンパーのマークの入ったスイッチを押すと発動です。
本来はサーキット走行で使用するものなのでしょうが私サーキットは行きませんのでその辺で試しにポチりと。
メーター右側に「SPORT CHASSIS ON」と格好よく表示されてモード発動。(画像探したけどありませんでした)
1〜2CM車高がダウンするようですが、よくわかりません笑
ただひとつ言えるのはものすごく硬くなります!
凹凸を超えた時の揺すられ方が半端ではないです。
高速道路をいいペースで巡航している折に、さらなる路面との一体感を求めて「ワープ航法だ!」などと
叫びながらONにすると余程路面がフラットでない限り数分以内に座礁?します笑
ポルシェのSPORTはSPORTYではなくて本当に(MOTOR)SPORTなのでしょう..誠に恐れ入ります。
SPORT CHASSISモードは、高速道も含めて公道では過分ではありますが、数少ないフラットな路面が続いた場面での走行性能、旋回性能の切れ味は抜群。
NORMAL CHASSISより一層無駄な動きを排除した引き締まった印象で大変好感が持てました。操舵の正確さが格段に増す印象です。
大きく年式が異なり車両状態が同じではないので単純比較はできませんが、
981GT4 SPORT CHASSIS ONと993世代の911Carrera4の足回りの突き上げ方はよく似ている印象です。
とくに993はリヤが硬く揺すられ感が結構あります。
ただボディのしっかり感は981の方が上ですので体感上は981の方が硬くて揺すられている感が強く、逆に993の方はボディが緩い分体感上はマシに感じるようです。
空冷ネタを出したので脱線になりますが、水冷CaymanGT4と空冷993Carrera4の比較を少々。
同時所有は1年間でしたが、向き合ってみてどっちが良いかといわれれば、個人的には空冷993Carrera4となります。
決め手はエンジンですね。
993Carrera4と981CaymanGT4のギヤ比は結構似ており、同一速度での各ギヤのパワー感や振動の伝わり方の違いを感じ取り易かったです。
馬力で言えば300馬力 vs 385馬力と85馬力も異なり、993Carrera4は実際には置いてきぼりなのかもしれませんが、体感上は空冷の方が速く感じます。
空冷エンジンは暖機がすすめばすすむほどに軽く回る。
4000-5000回転くらいからGT4の水冷エンジンは回転が重たくなる印象ですが、空冷は1000-2000回転域と同じトーン♪でそのまま回る回る!
伊勢エビに例えると笑、大きな殻と身が剥がれる時の「カリッ♪」とした音を連続して立てながらビュンビュン回ります。
読後感というか走行後のいいもの乗った感、カタルシスは圧倒的に空冷エンジンの方が感じるのであります。
ちなみにエンジンオイルはGT4がモービル1の5W-50(100%化学合成油)、993がアマリーXLOの15W40(鉱物油!)です。
読んでいただきありがとうございました。
Posted at 2019/08/29 17:15:42 | |
トラックバック(0) |
981CaymanGT4 | クルマ
2019年08月01日
こんにちは。しんぼぽんこです。981ケイマンGT4の話を進めます。前回オートブリッピング卒業といいながらの今回。テーマはPDKの方が良いのか…です笑
ドライバー側に主導権を取り戻すべく、オートブリッピングを切りフルデジタルな制御に少しだけ抵抗しました。が、幾分かエンジンの切れ味を劣化させた印象は否めませんでした。(実際そんなことはないと思うのですが)
GT4のエンジンは、NAゆえに3000回転から本領発揮するエンジンで、シフトアップ後のエンジン回転は3500回転以上が保持できれば驚異のペースでドライブがを楽しむことができます笑
ただ、シフトアップ後3500回転って中々の高回転です。シフトアップ前はそれなりに引っ張らねばなりません。(GT4のギヤ比はさほどクロスしていない)
4速以降になるとそれはもう…クラッチを切るだけでも中々の緊張感に包まれるのであります。何度も体感するうちに慣れはするのですが、いっそ機械任せにしてより確実に安全にという思いもまた一層強くなります。。(そしたらもっと速く走れる)
GT4は1.4トン未満と385馬力の割には軽量、けれども立派なエアロパーツのおかげで高速域でもしっかりダウンフォースが効いていて車体は必要十分に安定しているので信頼性は間違いないのでしょうが、正直怖い…。
そんな折、991のPDKに乗る機会がありました。正直普通に走るのであればMTと比べれば眠くなるくらい安楽です(ケイマンと911の違いはありますが)。しかし、スポーツモードに変えて、なおかつしっかり踏み込めるステージに持ち込むとPDKの制御が本領発揮します。
ハンドルを両手で持ったままミッション制御はデジタル任せ。アクセルとブレーキ操作のみに集中可能。よってブレーキングをギリギリまで遅らせて安心確実にシフトダウン!ということが可能になります。エンジンの回転もMTではここまでとっても引っ張れないよ!という高回転域まで引っ張ってくれます。
やっぱり世の中進化したATたる2ペダルMTの時代なのか!と実感した次第。2ペダルMTであることを前提にフルデジタル化されてるのか!?とさえ思います。
そうはいいながらも、スピードに自分の目が付いていくのであればどれだけデジタル制御が優れていても手漕ぎの一手間がありドライバーが主導権を握れるMTを支持したい!
ただ!
400馬力に迫らんとするGT4の速度に目が付いて行かないこともしばしば。
正直ここまで飛ばしてなんぼのクルマとは思いませんでした。個人的な印象ではスポーツカーというよりはレーシングカー寄り。とにかく許す限り踏み込んでいってハンドル切って性能を十二分に引き出さないといけないクルマという印象です。
MTですべての性能を引き出すのは無理…300馬力くらいが限界かも笑
素直にPDKで良いのでは…。
目がついていく速度域ではやや物足りないですが、やっぱり馬力なりに踏み込んでしまうと思います。
駄文、読んでいただきありがとうございました。
Posted at 2019/08/01 23:07:28 | |
トラックバック(0) |
981CaymanGT4 | クルマ