こんにちは。しんぼぽんこです。今回も番外編で前回の続きです。
296GTBノーマルを試乗してしばらく経ってから、今度は296GTBアセットフィオラノパッケージ車で全く同じルートを走らせて頂きました。
外観は変化が少なく、フロントバンパーの両端がより空力を意識したデザインに変わるくらいです。個人的には415万の追加費用を払うのであれば正直もっと見た目も変えてほしいと思います。。
逆に見えないところの変化は多岐に渡り、フロントバンパーはカーボン製に、ドアの内張もカーボン製に。あとはリフター装着不可になる専用足回り。
あとアセットフィオラノ専用オプションでフロアカーペット全体を軽量なアルカンターラ(54万)に、リヤハッチガラスを軽量なレクサンガラス(46万)に、そして派手なレーシングストライプ(231万)を入れれます(段差のないペイント式!)
ちなみに試乗車はフルオプションに近い内容でした(たぶんオプション込みで5000万超)気軽に乗れるものではないですが、せっかくなので気軽に行きます笑
ちなみにホイールはカーボン(308万)、タイヤは標準のパイロットスポーツ4sでした。(ハイパフォーマンスタイヤ(46万)を選ぶとカップ2Rになる?)
ハイブリッドモード&WETでスタートします。路地はモーターで走ります。SF90のようなキュッと押し進むモーターダイレクト感はなくあくまで自然に加速します。よってSF90に比べればモーター時のアクセル操作はやりやすいです。
静かな車内に対して騒々しいのが足回りです。アセットの場合WETと言えどもノーマル車のRACE並の硬さです。。
ここからSPORT→RACEと徐々に上げていきますが、ノーマルRACE比+1段→+2段とさらに硬くなっていきます!!これはなかなか強烈ですね笑
しかるべきステージでは最高でしょう、これ。
現実、高速コーナーでは明らかにワンランク上の吸い付きぶりを体感できました。。458では考えられない位。458だと絶対外に膨らんでる笑笑
アセットフィオラノの足回り、ひと世代前のモデルのようにwith bumpyボタンがあれば、家族と街中をドライブすることも可能でしょう。しかしこのままでは間違いなくクレームですね笑。例えればケイマンGT4のスポーツダンパーを常時オンにした感じでしょうか。。
で、サスペンションリフターも無いので行く先々で駐車場難民になるのが目に見えてます笑
296GTB、ノーマル車でもかなり良いので、
アセットフィオラノなしで十分かと思います。。
あとは…
ハンドリングに関して。
この試乗ではワインディングに相当するような道はなく、誌上でよく言われているカートフィーリング云々は全くわかりませんでした。。
電動パワステはなかなかクイックで、一瞬軽い!とは思う(思わせる)のですが、不思議とある程度速度が乗っている状態で車線変更した際には追随するボディにやや重さを感じました。。
前回も申し上げた通り、296GTBノーマルおよびアセットフィオラノとも1700キロ弱とやや重めなのが要因だと思います。
色々書きましたが、一番印象的だったのは、296GTBノーマル、今回のアセットフィオラノ共、エンジンサウンドの演出が本当に素晴らしいこと。環境規制で地の音はNGになる中よくぞここまでと。。
元気に行こうとすると常に3リッターを使い切らないといけない忙しさはあるものの、いかにもパワーを捻り出しましたみたいなエンジンサウンドはほんとドライバーを虜にさせます。TUBO CALDO、ホットチューブシステムは本当に凄いです。
誌上では比較的高回転の音の良さを強調されていますが、個人的には低回転の音の良さが印象に残りました。第一部冒頭に書いた通り、355のF129エンジンのアイドリング音が再現されていること!これに尽きます!
eマネッティーノハイブリッドで無音の状態からパフォーマンスに切り替える、もしくはチャージボタンを押すことで、即座にエンジンが始動しアイドリング開始!一連の動作の初見の感動は忘れられません。
さらに、高回転域から一気に減速して信号停止する際のエンジンの音色の変わり方は素晴らしいのひとこと。まさに昔の355のそれです。(488もかなり上手かったが296はそれ以上)
街中をゆっくり20分ほど走りましたが、飛ばせる高速道路走行時より、クリープ走行含む低速街中走行時のほうが、なぜかフェラーリ感をかなり強く感じることができました。この点は458.488.F8より上かもしれません。
自身、458で走りに行くときでも、山なり高速に着くまでしばらく掛かるわけでその間は大概街乗り低速走行です。(空いてる夜中には騒々しい458を車庫から出せないため)。オンボードで平均車速をみたらだいたい時速20キロ台…。踏み込み走行1に対して低速走行9くらいの割合です。
おそらくオーナーさん皆そんな風でいらっしゃるのをフェラーリも分かっていて低速時の満足感も手抜かりないのでしょう。
296GTB、安易にスピードを出せない世情の中で今まで以上に微速、低速の息づかいに力を入れているところに新しさだったり懐かしさを感じました。
個人的には結構ストライク!だったりします笑
駄文を読んでいただきありがとうございました。
Posted at 2022/09/26 17:13:21 | |
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