今日ご紹介する1台は昨日の福岡店の作業から、ホンダの新型N‐BOXです。
ピュアディオでは先代のN‐BOXは購入して実車を使ってデーター取りをしていたので、宇部店からN‐BOXを移動して来て先代と新型の差異を調べてからベーシックのWパッケージの取付けを行いました。
まずはドアの内貼りを外して、ドアの響きを調べます。
先代と新型の違いは、これまでは外板裏に鉄の張りが少なく、内側の鉄板に張りが多く使われていたのが逆転して、外板裏に張りが多く内側に使ってある鉄が少なくなっています。
そのため先代の様に低いボン!という響きよりも、カーン!という高い響きの部分が多く、そのためベーシック防振ではメタルを使う比率を増やしています。
それと先代では他のホンダ車と違って灰色のコーンだった純正スピーカーが・・
黒いコーンのスピーカーに代わっていました。
この黒いコーンはN‐ONEやN‐WGNと同じ材質で、N‐ONEと先代のN‐BOXは着座位置からのスピーカーの距離が違うのに何故か同じ聴こえ方になり、2車種で同じベーシックパッケージが使えるという不思議な状態でした。
新型N‐BOXは初めての入庫だったので、一度先代用のピュアコンを取付けて試してみる事にしました。
ナビオーディオはホンダ純正のギャザーズの8インチの物が付いていて・・
ツイーター位置は左は先代とほぼ同じで・・
右は大幅に変わっていました。
また純正ツイーターはドアのレバーの前にあり、真横から聴こえていたので、ベーシックパッケージの位置ではかなり前方にあって、かなり聴き易い状態にあります。
ドアスピーカーは位置は同じですが、グリルのヌケが先代とは全く変わってしまって、これまでのピュアコンの値では全く合わない状態でした。
あーでもない、こーでもないとあれこれとユニットを交換していたら、「これってN‐WGNと特性が似ているんじゃないか?」と気が付きました。
そこでN‐WGN用のピュアコンを入れてみて、そこから差異を埋める形で探り出しを続けました。
ピュアコンのマッチングが取れたらイコライザー調整を行って、ギャザーズの中身はパナソニックのストラーダでした。
いつもの様にイコライザー調整を行ってメモリーをくり返して、良いポイントを見つけて納車の準備に入りました。
納車前には福岡店のいカーポートにお客様の新型N‐BOXカスタムと、ピュアディオの開発車両兼代車のN‐BOXとN‐WGNを並べて記念撮影を行いました。
先代N‐BOXの値をちょこちょこと変更と、最初はかなり甘い考えでいましたが、予想に反してN‐WGNに近い特性だったので、N‐WGNを持っていた事で開発の時間を短縮出来て、当日お預りの当日納車が出来て、N‐BOXのお客様は音の仕上がりには大変満足して帰られました。
Posted at 2017/10/30 11:14:31 |
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