今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、トヨタのC‐HRです。
トヨタ純正のナビオーディオ付きのお車に、ベーシックパッケージの取付と、ベーシック防振とセメントコーティングの施工の、トリプルパッケージの作業を行いました。
まずは一度ディスプレイオーディオを取り外して、裏からピュアディオブランドのPSTケーブルで音信号を取り出します。
取り出した信号は一度グローブボックス下に送って、ピラー根元までPSTケーブルの高音専用タイプで送ります。
ツイーターから出ているケーブルはピラーの中までの短い距離だけ使って、後は太くて純度の高いPSTケーブルを使います。
外したAピラーの内張には白い吸音フェルトが貼ってあって、何もしなければここからロードノイズが入って来るというのが分かります。
ダッシュのスピーカーグリルは中高音を鳴らすスコーカーが付きそうなサイズですが・・
開口部は少ししかなくて、裏には純正ツイーターが付いていますが、この場所は向きが悪いので使いません。
ドアの作業では、まず内張とサービスホールを塞いでいるインナーパネルを取り外して・・
何も貼ってない外板裏に防振マットと防振メタルを貼り合わせます。
ベーシック防振では3種類の防振マットを組み合わせて、共振点の違う材質でドアの響きの種類に合わせて、その場所で最も効果の高い防振を行っています。
防振メタルは複数の金属を重ね合わせて、その共振点の違いを利用して、同じ重量ながら広い範囲の高い響きを吸収しています。
ブチルゴムを大量に貼るデッドニングと違って、ピンポイントで効率良く防振しているので、ドアがあまり重たくならず、更に音の響きも心地良く、本来の音楽に近い鳴り方になっています。
(後は後編に続きます)
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