![NO.672 夏の終わりに 林道ツー+BBQ NO.672 夏の終わりに 林道ツー+BBQ](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/027/570/752/27570752/p1m.jpg?ct=0b62652d65ee)
もうすぐ8月も終わりですね。 この夏の締めくくりにと又また遊び回って来ました。
先日の北海道で物足りなかったオフロード走行の埋め合わせにと埼玉/長野/山梨を一まとめに走破する予定。 これに先だって来箱されたお友達の“HARLEY”さんファミリーも同日同方向でキャンプするとの事だったので合流する事にしました。
では長文と46枚の画像に覚悟してください。【^_^】
8/26午前4時にCRF号を積んだcw号でスタート、下道をトコトコと2時間かかってデポ地となる“道の駅・大滝温泉”に到着しました。
早速1号機を降ろして“HARLEY号”を待ちながらちょっとウトウト。
元気な“HARLEY”Jr.の歓声で到着を知り、以後の打ち合わせを済ませたら早速本日の第一ラウンドに出発しました。 とても涼しい外気温だがメッシュジャケットを着用。
デポ地から9Km程秩父方向に戻って県道37号から林道御岳山線へ進入します。 ここで前後タイヤ空気圧を1.0まで減圧。
のっけから急勾配の登りで路面は砕石でガレガレです。 そして道が下り坂となった途中で空気圧を更に減圧して0.8にして路面状況に合わせます。
この林道、上がったり下がったりと忙しく進ませる割には景観が良い所が少ないです。 アッと言う間に通り過ぎてしまう草木が途切れた場所まで戻って撮影。
林道の案内板が有り、この先すぐにトンネルが有るらしい。 そしてその先でこの林道の最高点だ。
すぐにトンネルに到着。 今までがガレガレ路面だっただけにとても異質な感じな立派なトンネル。
出来てからまだ6年しか経っていない。 前後の路面があれでは無駄遣いの気も・・・。
![](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/004/621/091/268e061305.jpg)
トンネル内から振り返ってもう一枚。
あら、トンネルを境に稜線沿いの道へと変化するので眺めの良い場所も多くなります。 これは恐らく奥多摩方面だと思う。 (ナビで確認)
御岳山頂上への登山口が有ったのでここが林道のピークらしい。 登山道が林道を横切っていて道しるべに「落合方向(下)へのルートは危険箇所が有るので林道を歩行してください」って、ここまで登って来た人に今更行っても・・・。 (笑)
ここでGPS情報を見ると、標高が932mと有る。 意外?と低い! ここまで30分の走行で汗だくになっています。 メッシュで来て正解でした。
あとは殆ど下り坂のみで支線への分岐点にあるトンネルに到着するも通行止め。 大人しくこのまま本道で一旦デポ地まで戻る事にしました。 さっきの地点から降りてくる登山道はこの右側に接続。
気温で判るほど標高を下げてくるとここから舗装路になるが、そのままの空気圧で横着して戻る事に。
国道140号まで降りて来ました。 行きにここを通過して5Km先から入山、30Kmを1時間かかって戻って来ました。
道の駅に戻ると駐車場所から降りられる川面の方で“HARLEY”ファミリーの遊ぶ声が聞こえて来たので大声で取り敢えず帰還の合図。 僕のこの後のルートや戻り時間を告げてからいよいよ本日のメインルートへ出発しました。
中津川林道で三国峠を越えて長野県へ入り、川上村から峰越し林道(川上牧丘線)を経て山梨県へ降り、塩山から雁坂トンネルを通過して戻ってくる約105Kmの長丁場。 でも先日の白神ラインに較べれば楽勝でしょう!
滝沢ダム近くのループ橋が見えて来ました。 初めて通行するのでワクワクします。
半周したあたりにある展望台から眺めているとバイク集団が通過して行きました。 先頭は女性が乗る隼でしたヨ。 それにしても今日バイクが多い! 涼しい陽気に良く晴れた天気なら当然ですネ。
ループ橋からトンネルを3つ抜けた所から分岐して県道210号を進むと中津峡に入って行きます。
結構山奥ですが、まだ路線バス等ともすれ違ったりと交通量は多いです。
遥か上方の岩肌をバックに。 オンロードでの走行風で汗もすっかり引っ込んでちょっと冷え冷えに。
ここは中津川林道の起点、右折方向が県道210号。 ハーレー乗りが林道方向から降りて来ました。
まさか三国峠を越えて来た? 左下の川岸でBBQしている乗用車家族が数台いました。
いくつか有ったキャンプサイトの最後を通過するとすぐに通行止め。 でもアマアマなので入ってみる事に。 実際この先にもかなりの数の乗用車が入り込んでいました。
そうして本格的なオフロードを気分良く進んで行くと・・・アラ! これは『本気』の通行止め。
ここで後からオフバイクが4台来ましたが、軽い合図だけして即Uターンして戻って行きました。
さあ大変! これで予定が大幅に狂いました。 ナビでルート探索すると反対側の本来の起点までおよそ80Km増の迂回路しか無く、それも全部舗装路だ。 しかし過剰に減ってしまうタイヤの事も気にせずにスタートしました。 ここの標高は944m(思いのほか低い?)、1時間の走行です。
さっきの分岐から道は埼玉と群馬の県境に沿って進みます。 途中の八丁トンネルは真っ暗で長く、気温は冷蔵庫の様。 CRF号のLEDヘッドライトは路面を全く照らさないので手探り走行を強いられ、かなり恐怖を感じました。 やっとの出口でホッとして停車。
ナビ画面を見るとこの先はつづら折れの連続。 見下ろしてみるとナルホドね。
この先で山火事が有り、消防自動車が沢山停まっていて消火作業中でした。 まだうっすらと煙が立ちこめていました。
リヤタイヤをズルズルさせながら(あ、空気圧は1.5Kまで上げています)タイトコーナーの連続を楽しんで国道299号へ突き当たり、左折してすぐ志賀坂トンネルを通過して神流/上野村の先で左折すると県道124号。
あの御巣鷹山への案内標識をいくつか見送って行くと道は細く急坂となりグングンと上がって行きます。
数台のバイクとすれ違いながら上り詰めるとぶどう峠に到達、ここの休憩場所でライダー数人と会話しながら小休止。 今度は長野県側の山並みが見渡せます。
ここの標高は? 1520mで体は冷え冷え、結構登って来たからナ。 ここの木のテーブル/ベンチで遅めのサンドウィッチ昼食。
30分程林道ライダーと情報交換等したら「それじゃお先にー」 峠を境にして道は緩い下りコーナーの連続へと変化、時間を稼ぐべくハイペースで進みます。 暗くなる前にデポ地に戻らないと!
北相木村と南相木村をつなぐ峠で近道して県道2号へ降りて来た所。
お彼岸のお墓参りでたまに利用する“滝見の湯”の先から立原高原へ上がり最高点の馬越峠でパチリ。
これから行く長野/山梨県境の山々が見渡せます。
ふと、ここの標高は? 1636mと今までの記録更新です。
一気に川上村まで駈け下り、やっとやっと本来の林道川上牧丘線の起点に到着しました。
直進方向が通行止めの三国峠。 およそ80Kmの遠回りでした。
廻り目平キャンプ場との分岐を過ぎてこの橋先からいよいよ未舗装路となります。 また空気圧を0.8まで減圧、この先のガレガレ路面に対処します。
この橋の上から川上流を撮影。 千曲川の源流でしょう。 ここで水分補給、ペットボトルが空になりました。
途中の砂防ダム。 ここまで森林の中ばかりだったので突然の人工物が不思議に見えます。
空気が薄いのでしょう、CRF号のエンジンがボーボー/パンパンッと機嫌が悪い。 それにしても油温が上がり気味なのが気になります。 気温が低いのに時折警告温度に設定してある105度に達してしまいます。
うーん今回入れたカストロールRacing 4T 15W-50より前回使ったモチュール300V 20W-60の方が良いみたいだ。
登りも急でタイトコーナーが多いのは覚悟済み(30年前の記憶だけど(笑) )でも路面に転がっている砕石の大きさと雨水の仕業のV溝の為にルート判断に苦労して18Km進んだ頃、林道脇に路駐の乗用車が沢山見えてくると大弛峠へ到着です。 ここまで乗用車で来てここから登山する人が多いらしく、峠の駐車場所は満車なので林道まで駐車車両が溢れている訳だ。
車で越える峠では日本一高いとの表示有り。 売店やトイレまで有って驚き、昔は木の道標が一つ有っただけの記憶が。 隣の二台のオーナーは登山でもしているんでしょうか、僕が居る内には戻って来ませんでした。
どれどれ? おや、2378mとGPSは表示してます。 13mの誤差有り。 勿論本日の最高点です。
山梨県側からここまでは完全舗装なのでロードバイクも沢山登って来ます。 そんな数人に長野県側への路面状況を尋ねられましたが返答には困ります。 以前、ビッグスクーターで降りたと言うブログを見た事が有るのでネ。 一応「技術と体力が有れば平気でしょう」に「でも楽しくはないと思いますヨ」を追加する事も忘れずに。
さあ、ここで本日のオフロード走行は終了。 タイヤ空気圧を1.5Kまで上げて舗装路ハイペース走行に備えました。 しかしまあ・・・北海道行き前に交換してからまだ500Km余りでもうリヤタイヤは5分山まで摩耗しちゃってます。 ま、いいかっ、と快調に下りタイトコーナーを駈け下ります。 ここでのドライバーさんは皆さん親切なヒトばかりで僕が追いつくとすぐに合図・減速して道を譲ってくれました。
お陰でこの琴川ダムまで豪快にダウンヒルを楽しめました。 とても景色が良かったので停車してパチリ。
その後の県道219号は路面に無数のブラックマークが! どうやらドリフト族の仕業の様で、センターラインが消えてしまう位です。 ブラインドコーナーでは恐る恐る慎重に成らざるを得ませんでしたが、幸いそんな無法者とは遭遇せずに済みました。
突然開けた眼前には甲府盆地越しの山並み。
国道140号との交差点を秩父方面へ曲がるとすぐに“道の駅・まきおか“が有ったのでお土産購入と水分補給のみで先を急ぎます。 ナビで確認するとここからデポ地まで44Kmあまり、ガソリン残量に多少の不安は有るものの何とかなるでしょう。
と言ったばかりの数キロ先の“道の駅・みとみ”手前で燃料コックがリザーブに。
のこり30Kmと少しなのでもう安心。 でも残しても仕方が無いので携行缶の0.5Lをここで補給しました。
残りあと20Km地点で雁坂トンネルに到着、二輪料金¥560(高いと思う)を支払ったら車列の途切れたところを見計らってスタートします。 何故なら絶対に寒い筈だし、あまり速度を出したくなかったから。
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しかし全長6.6Km(一般国道で最長)も有るので速い流れの一団が追いついて来てしまいました。 殆ど全開走行を強いられてもう寒さが限界、手前に有った国道沿いの温度表示は25度だったのに・・・積丹半島の再現か!?
そのせいか両足の脹脛と腕が痙攣しそうになって走りながら屈伸運動する始末。
やっと出られた外気温の暖かい事ったら、その温度差にまるで温泉にでも浸かった気分です。(笑)
時刻は午後5時過ぎ、無事に“道の駅・大滝温泉”に戻りつきました。
cw号と並んだ“HARLEY”号脇ではJr.がBBQ用の火起こし中。
一日中川遊びで楽しんだそうです。
お疲れ様の1号機をcw号に格納する前に本日の走行確認。 251Km走行(内林道は80Km)、最高速度ぬぬわKmでレヴリミットが10000rpmで最高油温が105度でした。 (いずれもピークホールド機能による)
埼玉/長野/山梨県を跨ぐ予定に迂回によって群馬まで追加した4県走行になり、結局は白神ラインの時より長距離を走った事になります。
でも気持ち良かったーっ!
着替えを抱えたら隣接する大滝温泉へ向かい疲れを癒します。 思っていたより綺麗で大きなお風呂で体も気分もサッパリとしました。 料金¥600
お風呂から戻ると“HARLEY”ファミリーが調理中。 ピンボケなので目線無し。(笑)
一日中バイクで走り回って来てからの温泉、そしてお風呂上がりにノンアルコールビールで乾杯出来るなんてもう最高です。 ステーキにボイルした魚やキノコと色々沢山ご馳走になっちゃいました。
さすがにベテランキャンパー、機材も食材も完璧で手際の良さにも驚きです。
その後は午後9時まで3時間あまり、バイク談義(何故かハイエース関連は無し(笑) )に花を咲かせたら後ろ髪を引かれながら帰路につきました。
下道約140Kmを渋滞無しの2時間ちょっとで無事に我箱に帰り着けました。 cw号は270Km走行
※ 夏の終わりを惜しんで決行したこのツーリングもラッキーな事に“HARLEY”さんご一家との合流で中々経験出来ない楽しみ方が出来ました。
前回の北海道ツアーだけでも充分なこの夏の思い出が更に一層忘れられないものとなりました。
“HARLEY”さん、美味しい料理と飲み物に楽しい会話と色々お世話になりありがとうございました。
最後に今日のCRF号のメインルートで締め。 【^_^】