3月7日はこの旅での九州最終日になります。
やっと晴れの日がやって来たので気分も上々、前日に続いて九州の背骨を北上します。 阿蘇に来たのは3回目、でもまだ走っていないルートが楽しみです。
『道の駅・阿蘇』から『やまなみハイウェイ』の一部分を走行し、日田市を通過して門司から本州・下関に渡り『道の駅・蛍街道西の市』までの記録です。
晴れた事も有り、また見どころが多かったので撮影画像が多過ぎてチョイスに困りました。 では70枚の画像と共に。
昨晩寒気を感じたので暖かくして早寝したので、起床時には体調は万全に回復しています。
朝7時の朝日に照らされるcw号です。
阿蘇の山が綺麗に見えていました。
目覚めた時にシェル内は5度と冷え込んでいました。
その為に内壁が結露で濡れています。
タオルで拭き取ると水拭き掃除になって便利です。 (笑)
セラミックヒーター全力暖房中で7.6度まで室温上昇してます。
電気敷毛布の上で広げた寝袋に包まり、足元の隙間からセラミックヒーターの温風を入れて寝たので汗をかく程のヌクヌク睡眠でした。
その為にポータブルバッテリーの残量が43%まで消費していたので、全ての電源をシェルのリチュウムバッテリーで賄っていたらそっちは空っぽになった筈です。
朝食を食べながら本日のルートをナビに入力します。
立ち寄りたいポイントが沢山有り過ぎて困りました。
過去走行済みルート(赤線)を避けながら北上を目指しますが、やまなみハイウェイの一部はどうしても重複して走らざるを得ません。
とても素晴らしいパノラマラインなのでそれも又楽しいので良し!
途中のスキー場先の駐車場までやって来ました。
ここで3日ぶりにドロ君の登場です。
特にこの場所の飛行申請はしていないけれど、ここは大丈夫でしょう。
一応、飛行計画登録はDIPSに出しておきます。
グーンと高度を上げていると無乗客の観光バスが駐車場に入って来ました。
目の前の『一目山』だけ草が生えていません。
最大高度で180度回転させると逆光に『くじゅう森林公園スキー場』が見えています。 標高が高いから?まだスキーが出来るんですね。
あれは『涌蓋山』(1500m)かな?
『一目山』山頂まで飛ばしてみました。
遠くに熊本越しの有明海まで見えています。
日本一の地熱発電所『八丁原発電所』から湯気?が上がっていました。
地熱発電所のすぐ近くにスキー場とは面白い組み合わせですね。
ドロ君を収納してから約20分の走行で次の目的地に到着しています。
この看板を見ちゃったら寄らない訳にはいきません。
料金¥500支払って歩き始めると! 「ドーン、ドーン」と大きな音がします。
音の得体が判らないままに橋へと進みました。
駐車場には大型観光バスが沢山停まっていのたで観光客が多めです。
歩道として日本一の高さの吊り橋です。
390mの橋を渡り切っての振り返り撮影。
中間で173mの谷底を見下ろすと、特に高所恐怖症では無い僕でも足がすくみました。
渡った先にも料金所があります。 こちら側にも車で来れるからですね。
チケット見せれば通過/UターンOKです。
ここのオジサンにまだ聞こえている音の正体を聞いてみました。
「あれは自衛隊の演習の砲声だよ」とか。
ん?近くに陸上自衛隊があったっけかな〜。
ググッてみたら湯布院に演習場が見つかりました。 30Kmも距離有るゾ。
砲声ってそんなに遠くまで響くんだ!
戻りにすれ違う観光客は殆どK国の人ばかりでした。
右側通行されるのですれ違いが面倒です。
アチラさんもそう思っているでしょうが。
20Km30分で次の目的地『豊後森機関庫公園』に到着、この駐車場から歩いて観光します。
公園内の『旧豊後森機関庫』を観て回りましょう。
九重連山を背景に蒸気機関車が見えます。
表示は蒸気機関車9600型ですと。
雨晒しにしては綺麗な状態で展示されています。
メンテナンスしているのかな?
後ろ姿も迫力が有ります。
昭和49年に引退したそうです。
SLと共に扇型機関車転車台は近代化産業遺産です。
この転車台が回転して
扇型機関庫にSLを入庫させたのですね。
割れたガラスが廃墟感たっぷりの庫内は勿論立ち入り禁止です。
すぐ近くの『道の駅・童話の里くす』にも立ち寄りました。
経路上近辺の道の駅は多少遠回りになってもチェックしておきます。
桃太郎は岡山ではなかったっけ?
どうやら“童話の里”に因んだようです。
ちょっと紛らわしいな。
20分走行して『道の駅・慈恩の滝 くす』までやってきました。
想像していたよりも小さな滝/滝壺でした。
口コミ評価4.3のこちらのお店で昼食が本来の目的でしたが・・・。
見事に定休日! 朝の検索時に気が付かなかった!
十割手打蕎麦食べたかったな〜。
それでは第二候補へと向かいましょう。
30分走行して午後1時過ぎ、日田市のこちらのお店で昼食としました。
『想夫恋 友田店』です。 この手前にも『想夫恋 総本店』が有ったけれど、行列で並んでいたのでパスしてきました。
こちらのお店は午後1時過ぎたから?空いているようです。
日田市の名物やきそばのお店です。 お蕎麦転じて焼きそばになりました。
焼きそば+ライスは関東人には馴染みが無いですよね。
焼きそばの種類が多くて迷いました。
『マヨかけ焼きそば』¥1150にしました。
周りのお客さんは大盛りが多い様だったけれど、かなりのボリュームに見えたので普通盛りです。
目の前で調理されてアツアツで提供された焼きそばは、モチモチ麺に甘めのソースで美味しくいただきました。
国道211号を大肥川に沿って北上して行く内に空は曇り出しました。
30分位の走行で『道の駅・小石原』で小休止。
先ほどの焼きそばの油が合わなかった? 少し胸焼けして来ました。
炭酸飲料でも飲んでスキッとしましょう。
次の道の駅手前でちょっと寄り道。
国道から外れて川を渡って民家の脇で停車しました。
歩いてすぐのココはかつてはJRの線路が通っていた踏切が在った場所ですが、今はBRT(バス高速輸送システム)になっていて、バス専用道になっています。
ここは誰も知らない? 隠れ名所なのです。
その名も『爆発交差点』! JR時代は『爆発踏切』の場所です。
太平洋戦争中この先に在ったトンネルが軍の火薬庫として使われていたそうです。 終戦後に処分しようとして事故になり、532トンの火薬が大爆発して山ごと吹っ飛んでしまったと言う『二又トンネル爆発事故』の現場です。
それ以前はあの不自然な切り通しの所に山が在ったのですね。
多くの犠牲者を出した事故の記憶を風化させない為に『爆発』の文字を残しているのでしょうか?
すぐ先の『道の駅・歓遊舎ひこさん』でその後のルート探索しています。
元JRの駅が道の駅になったようです。
マップを見ると、昨年車中泊した場所をかすめて走行して来た事が判りました。
ちょっと寄り道してラインを繋げてもよかったナ。
因みに『太刀洗平和記念館』はゴジラで有名になった幻の戦闘機『震電』が展示されています。
何故に天狗? 調べてみたら近くの『英彦山』が天狗の山として有名だからとの事でした。
まだ先が長いので急いでスタートしました。
山を下って平野部になり、添田の町を通過して『道の駅・おおとう桜街道』までやってきました。
名前に有る桜にはまだ早かった様ですが、とても大きな道の駅でした。
温泉施設や公園も有りとても賑わっていました。
なんとココには“1億円トイレ”が在りました。
トイレ入り口ではクリスタルピアノが自動演奏しています。
桜を眺めながら用を足せる!
無人だったのでパチリ。
子供用の低い便器も有りました。
一億円、有効に使ってネ!
『道の駅・香春』は撮影のみで通過します。
この後の予定には時間制限が有るので焦り出していました。
ラーメンの看板の方が幅を利かせています。
国道322号で小倉の街まで走行してから国道199号で久しぶりに海を見ながら来て、門司駅の近くでパチリしました。
『門司赤煉瓦プレイス』は過去にサッポロビール工場だった場所です。
レトロな雰囲気でステキです。
緑の中に置くと映えるcw号の赤色はココでは埋もれちゃいますね。
午後4時30分、関門トンネルに入るといよいよ九州とはお別れです。
軽自動車¥110で関門海峡をくぐります。
トンネル最深部から先は山口県となります。
午後4時50分に『新下関駅』に到着しました。
ちょっと急ぎ足で駅構内へ向かいます。
飛び込んで聞くと、午後5時閉店だと思い込んでいた観光案内所は6時までやっているとの事。
焦って損をしました。(笑)
¥100で『本州最西端到達証明書』を無事に入手出来ました。
2年前に『毘沙ノ鼻』は訪問済みで、その時にはすでにここから20Km以上も通り過ぎていたので入手は断念した曰くが有りました。
残すはこれも同じく訪問済みでも入手出来ていない『本州最北端到達証明書』のみとなりました。
そちらは今年の夏だな・・・。
午後5時30分、本日の夕食としました。
こちらも2年前に食事した『元祖瓦そば たかせ』です。
少し早めの時間ですが、今夜の宿泊地近辺には遅くまで営業している飲食店が無く2年前に苦労していますから。
とても高級感が有る店内です。
夕闇迫る景色を眺めながらの食事となります。
お客さんは僕の他に2組5人が食事中でした。
勿論『瓦そば』¥1320をオーダーです。
昨年下関市場で食べた瓦そばはちょっとガッカリしたので、元祖でリベンジします。
少し甘めのつゆにもみじおろしを混ぜて味を調整、熱い瓦で熱せられた錦糸卵と茶そばが美味しい!
食べ進む内に下の方のそばがパリパリになって食感が変わるのも僕好みです。
僕には必要ないけれど、一応食べ方の説明書きが有ります。
おそばだけでは足りないので『鯛茶漬け』¥935もいただきます。
こちらは店員さんから食べ方の説明が有りました。
今見てもヨダレが・・・。 これもとても美味しかったです!
計¥2255の大満足な夕食でした。
やっぱり『元祖』は違うな〜。
『道の駅・きくがわ』は昨年休憩したのでトイレをお借りしただけ。
午後7時に到着した『道の駅・蛍街道西の市』が今夜の入浴/宿泊地となります。
こちらも昨年お世話になっています。 走行経路は逆向きですが。
この様な中庭を通って
『蛍の湯』に入館しました。 JAF割引で¥570と¥100お得です。
このお風呂、僕旅でトップクラスの施設だと思います。
去年の時とは男女浴室が入れ替わっていました。
ガラス張りの広い内湯に東屋付きの露天風呂。
清潔感の有るサウナに源泉水を使ったトロトロな水風呂。
ジェット系が無いのが惜しい!
なるほど、山口県ランキング1位もうなづけました。
但しここの併設食堂が午後3時までとは、これ如何に?
閉館間際まで寛いで、シェル内に戻った午後9時におやつを食べています。
明日は早めのスタート予定なので、就寝も早めにしましょう。
こうして九州の背骨を貫通し終えた日となりました。
赤線が過去走行ルートで青線が今年のルートです。
間が抜けていた九州の中/南部に見事なラインを描けました。
残るは佐賀県中央部と日向〜熊本と宮崎〜水俣の横向きラインだな。
○ 走行距離 244Km 総走行距離 3721Km
○ 立ち寄り道の駅 8ヶ所
童話の里くす
慈恩の滝 くす
小石原
彦山
おおとう桜街道
香春
きくがわ
蛍街道西の市
○ 空撮 くじゅう森林公園スキー場
○ 入浴 西の市温泉 蛍の湯
※ これで3日間665kmの復路九州の旅が終了しました。
翌日からは沖縄で節約した余剰日を有効に活用するルートを練ります。
【^_^】