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2021年05月07日

春を感じながらホッケを狙う旅

春を感じながらホッケを狙う旅 今回のゴールデンウィークは一路北へ、一人旅の釣り旅行。感染防止に最大限の注意を払いながら、桜前線を追いかける形で下北半島を目指します。

今回の総走行距離は約2230㎞でした。


RS3を車中泊モードにして釣り道具を積み込む。随分とのんびり準備をしていたこともあり、結局出発できたのはGW初日の夕刻。まともに降る雨の中だった。
今回も私の旅のセオリーに則って下道を基本に向かうが、東京都市圏だけは夜間走行でも非効率極まりないので高速道路でパスしてしまう。

首都高湾岸線を経て常磐道谷和原ICで下道へ。
ここは下道で福島県へ向かう場合のおすすめルートで、わざわざ国道4号バイパスは外してある。国道294号をしばらく北上した後は、下の画像の通り最短ルートで益子方面に抜けても良いし、晴天の日は視界の良い国道408号バイパス経由が気持ちいい。



ちなみに今回は距離ではなくスピードを重視して国道408号バイパス経由を選択。408号バイパス終点後は適当な県道を東に向けて走るのだけど、雨は引き続き本格的に降っていて、あまり慣れない下道を雨の夜に走ると抜群に疲れる。思い返せば免許取得の合宿中、初めての路上教習も雨の夜だったなあ。たった1コマだけどめちゃくちゃ疲れた記憶が…。

中継地点は道の駅「ばとう」(上の地図上のルートでの終点)。ここからは那珂川の右岸に沿って県道を北上する。ナビのルートに従うと左岸の国道に戻ってしまので、右岸の県道を選択するよう注意が必要なところ。ずっと北上していくと那須町の伊王野で国道294号線に戻る。
今回の旅では、天気的に3日目の朝から釣りが出来ればよかったので、道の駅「東山道伊王野」で車中泊することにした。

道の駅「東山道伊王野」での朝です。



今回は荷室に小テーブルを設置することにより、ロッドケースをその上に退避させることが出来たので就寝スペースが広がりました。



伊王野のあたりの雰囲気はとても良い。とくに今は田植え前の時期に当たるみたいで、水が張られて田植えを待つ水田が黎明の山際を映して非常に美しい。起床後はそのまま走り抜けてしまうつもりだったけど、息をのむ美しさに負けて撮影のために寄り道してしまった。

とある農道での1枚。農耕車に注意しながらの撮影となりました。



国道294号をそのまま北上すれば白河市に入り、私のおすすめ福島県入り下道ルートはこれで終点。ここから宮城県へ抜ける下道ルートは未開拓だが、あまりのんびりしていると翌朝からの釣りが出来なくなってしまうから、当面の間は国道4号線で北上することにした。早朝の交通量の少ない時間帯を縫って福島県は何事もなく通過、宮城県もひたすら4号線で大きなロスもなく通過し、昼前には岩手県に到達した。

そういえば、ふと先日のニュースで八幡平アスピーテラインが開通がしたことを思い出し、急遽そこを通ることにした。ちなみに少し時間が押し気味だったので岩手県内の100㎞ほどのみ高速道路を利用している。
アスピーテラインに雪の壁があるかもとワクワクしながら臨んだものの、結局大して積雪していなかった。確か2月まではすさまじい勢いで降っていた気がするけど、その後はイマイチだったみたいだ。

アスピーテラインの様子。



アスピーテラインを抜けた後は秋田県を北上。結局前回の青森釣行と同じルートとなったが、道の駅「碇ヶ関」にて入浴することとした。ここは比較的空いており、料金も400円と破格だ(ただし備え付けのシャンプー等は無いので持ち込み必須)。

道の駅「碇ヶ関」でやっと桜前線に追いつきました。反対から撮ったのがトップ画像です。



入浴後は弘前市まで走り、夕食と釣りエサの調達を済ませた。あまり北まで走ると個人経営の釣具店以外に選択肢が無くなってしまい、夜間における釣りエサの調達が困難になってしまうので早めに買っておくに越したことはない。エサ調達の難しさは、地方における釣りで地味に痛いポイントの一つ。

その後は青森の下道をひた走り、日付が変わる頃に目的の釣り場に到着して朝マズメまで仮眠。



朝4時過ぎだったと思う、スマホの目覚ましで起床。さすがに車中泊連泊はきついのでもっと寝ていたかったのだけれど、この時期の釣り人の朝は早い。夏至前1週間をピークに一年で最も日の出が早い時期だ。
早速道具を担いで釣り座へ。最近、登山を始めたせいか道具の運搬能力が上がった気がする(笑)。

開始1時間後くらいはほぼ何も反応が無かったものの、下のホッケ第1号を皮切りにムシガレイメインで飽きない程度に釣れてきてくれた。
とは言ってもムシガレイは小型が多い。出来れば25cm以下はリリースしたかったけど、このカレイは口が大きくて14号の針でも普通に飲んでしまうのでキープ数がどんどん増える…。あかん、このペースだと相当数のカレイの干物を作るはめになる…。

実は人生初ホッケです。嬉しい一尾です。



ムシガレイとはこんなやつ。どちらかというとヒラメっぽい体型です。



初日帰り際。天気が微妙なせいでリアル”海峡の光”といった感じです。



この夜も車中泊だと睡眠質不足MAXで体がもたないだろうと思って、むつ市の中心部のビジネスホテルを今晩から2泊分予約している。とは言っても翌日も翌々日も朝マズメから釣るので、そうゆっくりは寝てられないのだけれど。



翌日の釣りでも引き続きムシガレイメインではあるものの、そこそこに釣れて楽しめた。やはり地方での釣りは良い。道中の景色も楽しめるし、のんびり釣りが出来るし、(普段なら)地元の方や釣り人との会話も楽しいし。

この日はまさかのマダイの一荷も。



釣り二日目も中々の収穫となりました。





三日目は朝マズメからエサを使い切る昼くらいまでの予定のつもりが、まさかの絶不調でエサが減らず、結局15時前まで釣りしてしまった…。なんだか潮回りが良くないみたいで、特に昼過ぎの上げ潮転換まではさっぱりだった。



そうは言っても三日間合計ではそれなりの収穫を得たので意気揚々と帰ることにする。特にホッケは10匹まで数を伸ばすことが出来たので満足だ。
さて、相変わらず下北半島から関東へは遠い(笑)。が、そこは相棒のRS3が本領発揮してくれるので全く問題ない。RS3はCセグメント屈指のグランドツアラー。1000㎞ちかい帰り道さえワクワクしてくる。

今回の帰路ではまだ通ったことのない下北半島太平洋側を通ることにした。

むつ市からさらに東進して東通村へ。その後は国道に沿って南下して六ヶ所村へ。このあたりはなにしろ道路状況がいい。両村とも原発が立地するみたいだからそのおかげかと思う。国道はもちろん、村道でも歩道(と場所によっては並木)付きの道が長く整備されている。
そもそも相当な人口希薄地帯なので、ここまでの道路整備がいるかどうかちょっと怪しい…。ちなみに東通村の人口密度と北海道の道北の人口密度はあまり変わらない。
今までいろいろ旅をして回ってきた経験から、てっきり本州の平地は全て開発され尽くしていると思っていたのだけれど、この辺りは全くもってそうじゃない。土地は平坦だけど密度の濃そうな森林に覆われている。植樹されたようにも見えないから、有史以来、未だかつて開拓されたことのない土地なのかもしれない。そりゃあ原発が2つも立地できるわけだ。
そんな秘境のような土地でも、むつ小川原港周辺は異質な雰囲気。国道を走っていると突然コンテナクレーンが2基も現れびっくりする。あとで調べると原発関連のコンテナヤードらしい。また、この周辺は大規模な工業地帯の開発計画があったみたいだ。色々あって夢破れ、残ったのはこの巨大な港と石油備蓄基地、核関連施設だけとのこと。
参考:Wikipediaより「むつ小川原開発計画」

ちなみに余った土地には、めちゃくちゃでかい文字通りのメガソーラーが作られていました。一瞬、湖かと錯覚するレベル。



ちなみに六ヶ所村には交付金を活かしたと思われる箱モノがたくさんあって、今回その中の一つであるスパハウス「ろっかぽっか」のお風呂にお世話に。入浴を終えた後はさっさと退出して三沢市まで南下して夕食を済ませ、そのまま岩手県花巻市まで一気に走ってそこでの仮眠となった。


翌日は最終日となるが、もう後に続く予定はないので今度こそのんびり帰ることに。まずは道の駅「ひらいずみ」で北上川と広大な田んぼを見物。

残雪の奥羽山脈と田んぼ。



東北の景色というのは、個人的にだけどなぜか落ち着く。地平線が見えるとか秀峰がそびえるとか、そういった景色はほとんどないんだけれど、とても懐かしい穏やかな気分にさせてくれる。
奥羽山脈の遠景と里山の近景の絶妙なバランスによるものだと勝手に解釈しているが、本当のところはよく分からない。まあこういう感覚的なものは理詰めにしない方がいいのかもしれない。

ところでこの撮影場所から道の駅に戻る途中、自転車に乗った部活に行きがけの野球部中学生くんが挨拶していってくれた。そのあと彼が交差点に差し掛かった時には自転車から降りて横断していたから、多分そのように指導されているのだろう。中学生というと、格好つけたがって挨拶とかルールといったものから一番離れたがる年頃だからちょっと感心してしまった。
やるべきことをやって、決められたルールをしっかり守ることが実は最高に格好いいってことに気付くまで、私はあなたの歳からさらに数年はかかったよ。彼はきっと立派な大人になるだろう。


宮城県に入る前に国道4号から西にそれる形で国道457号線へ。これで宮城県北西部の山地を走る道を愉しむつもり。
果たして宮城県北西部の道は素晴らしかった。東北の中でも屈指のツーリング好適路の宝庫と言っていいと思う。少し国道から外れてみたりしたのだけれど、どこを走っても路面状況は良いし、程ほどに楽しめるカーブとアップダウンが続く。風景も里山がそこら中に残っていて、東北の良いところを凝縮したような道ばかり。
このあたりの道中、これまでに増してツーリング中のバイクとすれ違うことが多かったけど、多分そういうことなんだろうと思う。

栗駒山のふもと、里山の春。



その後、さらに南下しようとするものの、山の中を走ったままだとうまく南下できるコースが見つけられず、仕方なく仙台都市圏西部をかすめてみたら大失敗だった。
さすが東北最大の都市は違う。GW中なのも相俟って渋滞がすごい…。まあ仙台市は森の都というだけあって、街路樹や公園の整備状況が他の都市より充実しているのでゆっくり走る分には新鮮な景色が楽しめはするけど。住む分にはすごく良さそうだけど、旅行中に通るのはもうごめんだ。

なんとか太白区の方から村田、蔵王と抜けて南下を続ける。
ちょうど蔵王町を走っているときに、「産直市場みんな野」という直売所を見つけたので寄ってみる。ここはいい地場野菜が買えそうだ。

みんな野ではこんなものを買ってみました。



本当は福島で会津春アスパラを買いたかったのだけれど、仙台市に時間を取られたのであきらめていたところ。親指より太いアスパラとか初めて。このときはすでに午後に差し掛かっていたから、早めの時間にいけば美味しそうなものがもっと色々ありそうだ。


この後は白石市で国道4号に戻り、そこからは大人しく最短ルートで帰ることに。下北半島を出たのは前日15時だったから、のんびり下道で帰るとやっぱり24時間以上は余裕でかかってしまう。長期連休じゃないとこのタイプの旅は厳しい。



またしばらく外出は自粛しようと思う。だから次行けるのはいつか分からないけど、また東北に釣りに行きたいと思っている。



追記
釣れたお魚は干物などで美味しく頂いただきました。

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Posted at 2021/05/09 23:33:52

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