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エバーグレーズ国立公園で見つけたミサイル基地跡。
正式名称は『HM69 NIKE MISSILE SITE』だそうです。
建設は1964年なのでキューバ危機の後に作られたんですね。




ナイキ・ミサイルは日本でも運用された地対空ミサイル。
三菱工業によるライセンス生産で、核弾頭の搭載はできないモデル。
本来は高々度で飛来するソ連の爆撃機をターゲットに開発されたとか。



格納庫には当時の写真やミサイルの部品がたくさん。
退役軍人と思われる方ふたりに資料をもらい、カンタンな説明も聞いてきました。



アメリカでは配備が終了した兵器なので撮影も自由。
どこを撮っても大丈夫か聞いたら「Here is no secret!」とのこと。



Launcher Control Indicator。
名前から想像するに発射装置を制御する機械なのかな？



Transponder Control Test Set Group。
名前を聞いてももはや何が何だか分かりません（笑）。



壁にはめ込まれたプレートによると運用されたのは1964〜1979年。
冷戦のまっただなかに終わっているのが意外といえば意外に感じますね。



国家歴史なんちゃらに登録されたのは2004年の7月27日。
ミサイル基地として使われていた頃は近寄ることすら難しいのに、それが自由に立ち入って写真も撮影でき話も聞けるなんて、平和な時代ってホント素晴らしいと思います。

エバーグレーズ国立公園に行く機会があればココも是非！