Kei Satoのブログ一覧

LAからすぐ行ける近さの航空博物館。
プレーンズ・オブ・フェイムは日本軍機のコレクションが多いことでも有名です。

特に貴重なのは栄エンジンを搭載した飛行可能な零戦で、現存しているのは世界で唯一ということもあり、丁寧にメンテナンスしつつ年に数回ほど展示飛行を行なっています。

ココに行っていつも思うのは中立さというか目線のフラットさ。
勝者の余裕かもしれませんが日本に関する解説が公正で、かつ歴史や事実を捻じ曲げるような記もほとんどないし、技術や人物に対してのリスペクトを感じることができます。

コレが某国だったら大変なことになる……そもそも展示すら許されないのかな。

さて、展示機を見てみましょう。



残骸からレストアされた艦上爆撃機の彗星。
エンジンはオリジナルじゃないけど自走は可能だそうです。
いずれ飛ばすための作業が継続中だと思われるので楽しみ！



現存しているのは世界でコレだけという局地戦闘機の雷電。
フィリピンで鹵獲された機体で戦後に再塗装されたそうです。
オリジナルのエンジンによる再飛行は予備の部品がなく断念したとか。



負の遺産としか言いようがない特攻兵器の桜花。
こんな発想が生まれるんだから狂った時代としか言いようがない。
でも同じ過ちを繰り返さないためにも異常さを後世に伝えることは大事ですね。



一式陸上攻撃機の残骸はジャングルを模した展示。
動体にせよ静態にせよ完全にレストアされた機体は存在しない模様。
河口湖自動車博物の飛行舘のに主翼が付けばパーフェクトなんだけどね。



所沢で開催された『日本の航空技術100年展』のペナント。
プレーンズ・オブ・フェイムの零戦が貸し出されエンジン始動を行ないました。
ちょうどその時期にココへ来て「あれ？　零戦はどこ？」となった記憶が（笑）。



その零戦はバラバラにして重整備の真っ最中でした。
もう栄エンジンはオーバーホールが難しいほど使い込まれ、オリジナルで飛べるのは残り少ないなんて話もあるけど、少しでも長く大空を舞う姿を見せて欲しいモノですね。

そういや零戦をもう1機レストアするなんて言ってたな。
ちゃんと進んでいるのか次に行くときにでも聞いてみよう。

次回はドイツ軍やソ連軍など、日米じゃない機体をいくつか。


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アメリカ横断中！　〜24日目〜