Kei Satoのブログ一覧

なおキャンプ中の夜は間違いなく氷点下。
温暖なカリフォルニアとはいえ砂漠なので寒暖差が大きく、なおかつ標高が約1200mもあるため、日本の冬と同じレベルで防寒対策しないと本気でヤバいです。

エアーマットを敷いても地面からの冷気がハンパない。
初日は寒さに加えテントが吹き飛ばされそうな強風でマトモに眠ることができず、2泊の予定でサイトを押さえたけど「絶対に1日で帰ろう」と思ったほどでした。

でも朝になると寒さ意外の素晴らしい体験ばかりが頭に残り、1日だけで人里に戻るなんて気持ちはどこかに行ってしまい、風も弱まったので予定どおり2泊目に突入です。

午前中はキャンプグラウンドに直結しているトレイルを歩き、午後はまたもや巨岩に登ってコーヒーとチョコレート、夜はテントで考えごとという前日とほぼ同じパターン。

それでもまったく飽きないんですよ、寂しいどころか孤独が心地よすぎて。
ネットも電話も通じない場所なので考えごとに思いっ切り集中できますしね。

アメリカじゃなく日本にいたってスマホの電源を切りゃ済む？
でもスマホが欠かせない生活を送る現代人としては、使える環境に身を置いている限り無意識に見ちゃうだろうし、強制的に遮断されるのがイチバンなワケです。

日本じゃあり得ない風景や様々なエフェクトの影響もあり、いつもなら途中でウヤムヤになる考えごとが異様に捗り、今後の方向性やら結論を見出すことができた気がします。

そして今回の旅のテーマでもある“孤独を楽しむ”こと。
ネットなどでコミュニケーションを取る手段がなく、かつ他のサイトも同じようなソロキャンパーがほとんど、多少は不安になるかと思いきや最高に心地よかったです。

シャワーさえ浴びることができれば、あと2〜3日は留まったんじゃないかな？

大好きなバンドであるEaglesのファースト・アルバム、ジャケットの写真がまさにジョシュアツリー国立公園で、メンバーは後にこんなコメントを残しています。

「LAから夜中にジョシュアツリー国立公園までクルマを飛ばし、テキーラとペヨーテ（メスカリンを多く含むサボテンで要は幻覚剤）をキメながら曲を作っていた」

さすがにペヨーテこそ使いませんが、彼らの気持ちも十分に理解できるなぁ。

とにもかくにも45年の人生でトップクラスに素晴らしい体験でした。
来年4月の渡米でも絶対にココで自分と向き合う時間を作ろう。
そして考え抜いて出した答えを少しでも実践できますように。